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(主に)京都ラーメン日記 ときどき麺以外

主に京都のラーメンを食べた記録です。麺食いなのでラーメン以外の麺も食べます。時々麺以外も食べます。

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まことや

名古屋の某大学にちょっとした個人的な用事があり、休日の朝から一路名古屋に向かった。

結構タイトなスケジュールになる予定だったので、以前からひそかに楽しみにしていた「名古屋メシ」を楽しむのは正直なところ難しいかと思っていたのだ。だが思ったよりスムーズに名古屋に着くことが出来たということもあり、少し時間的余裕が出来た。

そんなわけで、ちょっと考えた結果以前から気になっていた味噌煮込みうどんの名店「まことや」を訪問することにした。名古屋にあるラーメン屋めぐりもちらりと頭をかすめたのだが、やはり現地のソウル麺料理である味噌煮込みが良いかと思い直した。


実は味噌煮込みうどんは今まで幾度か頂いたことがあるのだが、正直あまり好みではなかったのだ。太めの生麺を、濃い味噌味の汁でぐつぐつと煮込む。結果としてなんだか生煮えのようなごわごわの麺となる。好きな方はこの食感がたまらないというのだが、つるつると手繰れないこの麺が私は正直苦手であった。

しかし、結論から言うと、ここ「まことや」の味噌煮込みうどんはとても旨かった。それは、こちらのお店が、味噌煮込みうどんの特性というものをしっかりと理解しておられるからだと思う。


ちょっと話は飛ぶが、味噌煮込みうどんの麺がつるつるとした麺にならないのは、煮込みに用いるうどんの打ち方にもある。私は趣味と実益を兼ねて自分でもうどんを打つことがあるが、小麦粉に対して結構な量の塩分を使用する。塩をしっかりと使うことでグルテンが引き締まり、しこしこもっちりした食感が生まれる。

うどんの中に含まれる塩分は、茹でる時にその多くが茹で汁に出ていくが、塩分が出ていくのと引き換えに水分が入り込み、芯までしっかりと煮えるのである。

ということは、普通に塩分をしっかり使って打った麺を煮込むと塩辛いつゆになってしまう。そうなると「味噌で煮込む」料理が成立しないので、味噌煮込みうどんのうどんは塩を使わずに打たれるのだ。その代償として、つるつるとした食感は犠牲になるし、また残念なことに芯まで煮え難いということになる。


以上が味噌煮込みうどんの食感に関する、いわば「理屈」である。
そして、私はそんな味噌煮込みうどんがちょっと苦手だった。


などと言いながら、やっぱり地元に根付いた麺料理が欲しくなるのです。いつも、もしかしたら今まで食べていたものが外れなだけで、実際には五臓六腑が腹の中から飛び出して踊り喜ぶくらいの旨いものがあるのだろうと信じて。


さて、お店に着いた時点では結構な行列で、近くの「山本屋」に浮気しようかと少し逡巡したが、思い直して並んでいるうちにあっという間に席に案内されたのでひと安心。当たり前のように相席となった。

注文を聞かれたが、せっかく遠方からはるばるやって来たので、トッピングが全部入った「親子みそ海老」をチョイスした。「親子」というのは鶏肉と卵がトッピングされているということで、加えて海老の天ぷらが入っている。これで1103円(税込)は正直安いのではないかと思った。

などとどうでもいいことをつらつらと考えていると麺が到着した。店内は味噌と鰹出汁の香りが充満しているが、さらにぐつぐつの丼から立ち上る香りが凄い。


まことや



さっそくうどんを引っ張り出して、取り皿に移す。麺は今までの店と異なり極太麺ではなく、平打ちの麺。よーくふーふーしてさっそく一口頂いたが、しっかり芯まで煮えておりつるんとお腹の中におさまった。

これは今まで食べた味噌煮込みとは違う。

濃いめの出汁で煮込むのであれば、これくらいの麺が一番よいのだと口の中が悟った。時折平打ち麺がほぐれずに重なったままになり「太麺」になっているのがあるが、これはご愛敬か。


海老天だが、海老は結構大きめ。衣はしっかりと厚めで揚げ置きのものだが、煮込むには厚めの衣で揚げ立てでない方が良い。しばらくぐつぐつの出汁に沈めておくと衣が良い具合に出汁を吸ってちょうど良い具合になる。

そんなわけで麺をつるつると手繰る。正直あっという間に麺がなくなってしまったので、しっかり食べたい場合は大盛りが良いかもしれない。もし次回があるとすれば、私は迷わず大盛りを選択するだろうと思う。


出汁も頂いたが、とても濃そうなビジュアルとは裏腹に、出汁が良く効いていてとても飲みやすい。一口、また一口と頂くうちに、あっという間に飲み干しそうになってしまった。

具は他に鶏肉と卵、くたくたに出汁で煮込まれているお揚げ、ネギとしっかり戻した干し椎茸とかまぼこが入っていた。夢中で麺を頂いてしまったので、具が残る。正直ビールが欲しい! (残念なことに飲み物は置いておられません)


そんなわけで夢中で頂きました。煮込む麺の太さはちょうど良いくらいだし、出汁も旨い。味噌煮込みうどんの可能性を再考した訪問でした。機会があればまた是非訪問したいと思う。どうもごちそうさまでした。


まことや

昼総合点★★★★ 4.2



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上七軒 ふた葉

上七軒ふた葉でけいらんうどん(630円)。


寒さも本格的になってきた今日この頃、たまにはラーメンではなく温かいうどんが欲しくなり、近所のこちらへ。体の芯から温まりたかったので、けいらんうどんを頂くことにした。


店の扉を開けるとふわっと出汁の良い香りがする。店の中はテーブル席と座敷もあり。家族でも使いやすそうだが、喫煙可なのが残念なところ。


しばらくするとけいらんうどん到着。卵を閉じたあんをかけて、たっぷりの生姜で頂くこのうどんは京都にしかないと聞いたが本当だろうか。こちらのけいらんうどんはあんの中に均等に散らばった卵がとても美しい。

うどんは京都の柔らかめの麺で、これが出汁とよく合っていて好き。「ラーメン麺固め」が好きな方は、このうどんも「固めで」とお願いするのかな。している人を見たことはないが、そこまで徹底して固めの麺が好きならそれはそれで素晴らしいと思う。


そんなわけでうどんを一口。熱っ! でも旨い! 一口二口と食べ進むうちに、生姜の作用もあるのか体の芯からホカホカしてくる。ああ幸せ。京都の冬の寒さは厳しいが、逆に考えるとこう言ったメニューを美味しく頂ける土地でもあるという事ですね。

出汁もとても美味しく、最後の一滴まで美味しく頂きました。これで630円は正直安いと思う。またぽかぽかになりたい時に伺いたい。


上七軒 ふた葉 

昼総合点★★★☆☆ 3.8



関連ランキング:そば・うどん・麺類(その他) | 北野白梅町駅


手打ちうどん ひふみ

手打ちうどんひふみで釜揚げうどん(600円)。


実は仕事の関係上、こちらの店の前をよく通るのだ。なので存在は知っていたが、今までなんとなく機会がなかった。ちょっと肌寒い日が続くこともあり、バイクでの移動は体感温度がさらに寒い。ので、こちらでうどんを頂いてぽかぽかになろうと思ったのだ。

そんなわけで初訪問。今回訪問するまではきちんと認識していなかったのだが、営業時間が12時から14時までととても短い。しかも場所もとてもアクセスしにくいところにあり、車かバイクなどがなければまず難しいのではと思う。

店の前は駐車スペースになっており、軽ならなんとか2台置けるかどうか。「手打ちうどん」の幟がなければ全くの民家。

さてお店の前にバイクを置き、店外に申し訳なさそうに掲げてあるメニューを見ると、基本的に「ざる」「釜揚げ」「ぶっかけ」のみ。その他珈琲も提供していただけるらしい。


エントランスは、お店に入店するというよりはお家に伺うという感じ。入り口で靴を脱ぎ、スリッパを履いてガラス戸を開けるとそこは店の中。なのだが、どちらかというとお家のリビングという感じ。右手に大きなテーブルがあり、左手には掘りごたつの座敷風になっている。いずれからもテーブル近くにある大きな液晶テレビが良く見えるようになっている。


注文は、温かいうどんを頂きたかったため「釜揚げ」一択。寒くなってから温かいうどんを提供することはないのだろうかと思い尋ねてみたところ、「ご覧の通りの厨房ですので(作っておられるのは大きなテーブルの向こう側にある厨房だが、ほぼ家庭の台所)、昔室町でやっていた時はいろんなうどんを作っておりましたが今はこれのみでございます」と思いもかけないほどの丁寧な返事が返ってきて恐縮した。勝手な想像だが、短い営業時間以外は、本当にここは家庭のリビングで、厨房は家庭の台所なのだろうなと思った。


「(釜揚げは)お時間を頂きますので…」と、新聞や雑誌を持ってきていただきまた恐縮する。もちろんそのつもりですし、釜揚げが2-3分で出てきたらびっくりしますわ。しかし細やかな心配りが素晴らしい。そんなわけで、たちまち私は有り難く持ってきていただいた雑誌を読み耽った(活字中毒ですよってに…)。


雑誌に夢中になっているうちに釜揚げうどんが登場。つゆの上に薬味(葱と生姜でした)が乗った皿が蓋のように乗せられており、その皿を持ち上げるとぶわっと出汁の良い香りが周りに広がった。これは間違いなく旨い! と香りだけですでにファンファーレ乱舞状態。

薬味を入れずにうどんをつゆにつけていただく。旨い! うどんはもっちもちのふわふわで、かといって柔らかすぎずしっかりコシがある。口腔内でもちもちしたうどんを楽しむ。例えて言うなら「赤ちゃんのほっぺた」。ただ硬いだけのうどんとは違う、とっても優しいうどん。

そしてつゆがまた素晴らしい。香りも素晴らしく、また辛すぎず、どっぷりつけてちょうど良い塩梅。

夢中になってうどんを啜っていると、蕎麦湯ならぬ釜揚げの湯が提供された。「つゆに加えてお試しください」とのこと。ちょうどうどんがなくなったので、さっそくつゆに「釜湯」を加える。これがまた旨い! 釜揚げのつゆは飲むこともなく終わることが多いが、このやり方だとつゆも最後まで美味しく頂ける。「釜湯」は初めての経験だが、他にもあるのだろうか? 少なくとも京都では知らないなぁ。


そんなわけで総じて旨かった。温かいうどんが出来ないというのは、要は「辛汁」は用意できるが「甘汁」は用意できないという事なのだろう。そして、もちもちでコシのあるうどんは、冷水でしっかり締めるともっと旨いのだろうと思う。夏場に伺っていれば通い詰めただろう。温かいうどんがあれば冬場に助かるのだが、それを求めるのは我儘ですね。


いろいろお話を聞いていると、昔は室町でがっつり商売されていたようだが、今は「趣味的」に限られたメニューのみの提供を楽しまれているようだ。ご主人と奥さんの笑顔を見ていて、こんなセカンドライフが送れたら最高だろうな、と思い、身も心もほっこりと温まってお店を後にした。


手打うどん ひふみ

昼総合点★★★★ 4.0



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屋島うどん

屋島うどんできつねうどん(390円)。


10月前半まではクソ暑かったのに、急に冷え込み始めて服装が忙しい。秋仕様ではなく一気に冬物を必要としそうだが、季節感などを考えて秋物を着ていると少し寒さを感じる今日この頃。そんな秋口に恋しいうどんを頂きに行ってきました。


普段は製麺所としてうどんを売っておられるこちらは、昼の2時間のみカウンター席でうどんが頂ける。天ぷらも目の前のカウンターで揚げていただけるし、値段の割にはしっかり仕事されているのが嬉しい。


今日はなんとなくきつねうどん気分だったので、きつねうどんを注文。しかしこれで390円は安い。作る工程を見ていると、出汁は一人分ずつ温めて提供される。ここにも細やかな仕事を感じる。

麺はパックからあけてテボで温められるが、これ自体が自分のところでパックした麺である。同じ麺は店頭で販売されている。

見とれているとうどん到着。さっそく一口いただく。麺はもっちりした「京都のうどん」。かといってふにゃふにゃではない。出汁は昆布のきいた、色も淡い関西風の出汁で、これがまた旨い。きつねも結構な大きさで、通常は甘辛く煮付けられているものが、これもまた出汁の味を壊さない、醤油濃さのない淡い味付けがされている。これがまたばっちりバランスを保つ。

総じて非常に旨かった。しかもCPも極めて良好。また定期的に再訪したいうどん屋である。


屋島うどん 京都店うどん / 東山駅三条京阪駅三条駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


手造りごはんや いとう

手造りごはんやいとうでざるうどん(500円)。


暑さも厳しくなってきており、ひんやりとしたうどんを頂きにこちらへ。自宅からは徒歩圏内であったが、実は訪問するのは初めて。

定食メニューが非常に充実しているが、麺食いの私は迷わずざるうどんを注文。

やって来たうどんは非常にもっちりしており、締められすぎたうどんにありがちな硬さを全く感じない、私の好きなタイプの麺。つけ汁は正直特徴がないがざるうどんのつけ汁としてはこれで良いのではないかと思う。つけ汁にはネギと生姜が付いてきたので好みの味に変化することは可能。

もっちりしたうどんを噛みしめると小麦の味がしっかりする。正直思っていたより旨かった。またうどんを食べたいときには再訪するだろうし、その他のメニューもいろいろ試してみたい。


…と、いつもであればここでレビューはおしまいになるのだが、この店の接客についても書いておかなければならないだろう。

私個人のポリシーとしては自己紹介でも書いている通り「評価は丼の上のみ」「サービス料が発生する店でなければ接客は正直どうでもよい」であるが、他のレビュアーさんも書かれているようにこの店のホスピタリティーは非常に素晴らしかった。お母さんの接客がとにかく素晴らしい。

例えば。ご飯はおかわり1回無料らしいが、ご飯がなくなる頃に「おかわりしましょうか」とすっと席に現れる(私ではないですよ、他のお客さんです)。その他もテーブルを回って非常にいろいろと心配りされていて、これはとても印象的だった。私も注文を終えて、暑かったのもあり用意されていたお茶を一気飲みしたらもうおかわりが用意されていたのには驚いた。「暑かったでっしゃろ、どうぞおかわり飲んでください」。もちろん有り難く頂いた。


とにかく気持ちよく食事ができた。「ホスピタリティーとは」と言う事を考えさせられたお店であった。この店の人気の一つはお母さんの接客であるという事を強く感じた。もちろんうどんも旨かったし、評価はもちろんうどんのみです。

ついでに書かせていただくが、今回喫煙者はいなかったので上記のように気持ちよく食事ができたが、これで完全禁煙であればほんま満点かと思います(各テーブルに灰皿あり)。是非禁煙にしていただけるとありがたいです。


手造りごはんや いとう

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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ハム丘ハム太

ハム丘ハム太

主に京都のラーメンを食べた日記です。生まれながらの麺食いなので他の麺類ももちろん食べます。

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