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(主に)京都ラーメン日記 ときどき麺以外

主に京都のラーメンを食べた記録です。麺食いなのでラーメン以外の麺も食べます。時々麺以外も食べます。

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クロア

クロアでパンいろいろ。


朝起きると天気が良かったので、自転車をえっちらおっちら漕いで一路鷹峯へ。鷹峯へ向かうときの目的は主に二つで、松野醤油へ行くことと、こちらのパン屋さん「クロア」に行くことである。なお醤油はまだあるので、今日の目的はパンだけである。


開店直後に着いたので、パンの種類はさほど多くはなかったが、実はこの時間に行くと昨日の売れ残りが安くで売っているのだ(ない時もあると思うが)。これが非常にありがたい。クロアのパンはいわゆるハード系のパンが多く、しっかりと小麦の詰まった生地なので、前日のパンでも軽くトーストすればもちろん美味しく食べられるのだ。

さて、どのパンもとても旨いが、醤油や味噌、七味など他の店ではあまり使わない素材を使ったパンがやはり面白い。あとはじゃがいもパンやレンコンの入ったパンなど、根菜を使われるのも上手である。また豆を使ったパンも多く、これも非常に旨い。

そんなわけで、概して食べ応えのあるパンが多い。この日もいろいろ買って、家でコーヒーを淹れて美味しく頂きました。前にレビューを書いたプチメックのパンはワインに合うが、こちらのパンはそのままだとコーヒーが良く合うと思う。

さらに、我が家にはアレルギー持ちがいるので、すべてのパンにアレルゲン表示がしっかりあるのもうれしい。いつでも安心して食べられるパン屋である。


クロア

昼総合点★★★★ 4.3



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ラーメンてんぐ 西陣店

ラーメンてんぐ西陣店でてんぐラーメン(650円)。


実は閉店してからさほど時間はたっていないのだが、かつて右京区に杉千代というラーメン屋があった(すごく前だったような気もするが、実はたしか2009年閉店)。非常にコクのある豚骨背脂醤油ラーメンで、とろとろに煮込まれた巻きばら肉のチャーシューが絶品で、たちまち行列のできる店になった。京都のラーメンにしては珍しく海苔が乗っていた。当時右京区民であった私も良く行列に並んだものだった。

その杉千代の初代の店長が独立し、常盤ではじめたのが「ラーメンてんぐ」である。てんぐになって杉千代より箱も大きくなり駐車場も余裕ができた。営業時間も午前2時までと長くなり便利になった。初期の杉千代と同じ味が楽しめるとこちらもたちまち人気店となり、そのうち宇治市の槇島にてんぐの2号店ができた。しかし2号店はいつ行っても席に空きがある状態だったので、あまり繁盛していなかったかもしれない。正直あの辺りはラーメン不毛の土地かもしれない。

話は長くなったが、その槇島の店を閉めて新たに2号店として出来たのが西陣店である。いわば移転してきたといってもいいのかもしれないが、スタッフが同じなのかどうかは知らない。

そんなわけで、移転してきてしばらくして西陣店に行ってみた。ちょうど杉千代が突然閉店したころだったと記憶している。私も右京区から西陣へ引っ越してきていた。

店名を冠したてんぐラーメンは、見た目は杉千代のときと同じだった。少し柔らかめの麺も、とろとろのチャーシューもあの時と同じ。京都のラーメンには珍しく海苔が乗っていることも。表面に散らされた背脂も。

だが何か違う気がする。これは自分が歳を重ねたせいなのか、てんぐになってから変わったのか。これはこれでとても旨いラーメンには違いなく、「てんぐのラーメン」として評価するべきなのだろうが、杉千代に通い詰めたものとしてはどうしても比べてしまうのだ。

そんな印象があったため、しばらく足が遠のいてしまっていた。今回その印象を確かめるべく再訪問。


店内はとても清潔で、背脂豚骨を提供する店にありがちな獣臭は全くしない。再び店名を冠した「てんぐラーメン」を注文した。まず、ざるいっぱいのネギが運ばれてきて、その後しばらくしてからラーメンが登場した。

ビジュアルは以前と全く同じだ。ネギをしこたま入れて、ラーメンを頬張る。旨い。非常に良くできたラーメンである。いわば優等生のようなラーメンだ。その分、突き抜けた個性派ではない。

背脂醤油ラーメンを提供する店はこの間にたくさん出来ては消えた。その中では良くまとまっているのだが、やっぱり何か足りないんだよなぁと思う。杉千代のラーメンのことを忘れてみても、やっぱりそう思うのだ。それが何なのか良くわからないのが残念だ。実は足りないものなどなく、いつまでも杉千代の亡霊に付きまとわれているだけなのかもしれないが。

今度訪問したら、杉千代にはなかった塩ラーメンなどを試してみようと思う。杉千代になかったラーメンを試せば、「何か足りない」なんて思うこともなくなるような気がするのだ。


ラーメン てんぐ 西陣店

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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伊佐夫

伊佐夫で鶏そばTEN麺(700円)。


「なかにし」跡に出来たお店。なかにしは何度か訪れていたし、結構旨いラーメンを提供されていたのだけれども、気が付くとなくなっていた。市内のラーメン屋には珍しく駐車場を持つにもかかわらず、この場所に出来るお店は短命なイメージがあり、やっぱり立地の問題だろうかなどと考えていたのだ。なにせすぐそばには、あのこってりラーメンの総本店があるし。

そんなわけでなんとなく二の足を踏んでいた。まあ立地の問題だけでもなくあまりこの辺を通らないというのもあったのだが。

今回は久しぶりに白川通りの近くに来る用事があったため、珍しく何の情報も持たないで突発的に訪問した。


「なかにし」には何度か訪れていたので場所は分かる。のだが、店の前に立ちドアを開けようかと店内を見たとき、ポップな喫茶店のようで思わず後ずさり、店名を再確認してしまった。うむ。間違いなく伊佐夫だ。

店の中は、意外と寛げる雰囲気。カウンターの中は、これまたポップなお兄さんが一人。挨拶も「いらっしゃいませー。」みたいな感じ。いやちゃんと言われたと思うんだけど、印象としてはまったりとした感じですごくよかった。「えらっしゃい!」と鋭い眼光を投げつけてくるような殺伐とした職人の雰囲気はまるでない。ラーメン屋さんらしからぬとてもほっとする空間で、こういう空気は大好き。すでに麺を啜っている常連さんらしき方と会話をされていたが、これも嫌味がないというか、とても会話上手。まるでとても雰囲気の良いバーのカウンターで隣の客との会話を聞いているようだ。

さてメニューの方だが、初訪問でよくわからんので、とりあえずデフォルトっぽい「鶏そばTEN麺」を注文した。TEN麺ってなんだ? あとで店主に聞いてみようかなどと思う。

メニューには「麺固め、大盛りはできません」と書いてある。大盛りができないのは残念だが、固めお断りは大変素晴らしい。自己紹介のところでも書いているが、私は「麺固めで」という注文が大嫌いである。店側で「固め注文」が嫌いではないのは九州豚骨系の店だけではないか。普通は店側のベストと思われる茹で加減で食べてほしいと思われている。客からのリクエストがあるので応じていられるのだと思うが、こうして明言されているのは本当に素晴らしい。自分のスタイルを貫かれているこういったお店に外れはほとんどないので、非常に期待が高まった。

などと考えていると麺到着。スープは黄金色に輝いており、獣臭は全くなく、出汁の良い香りがする。麺は平打ちの縮れ麺。塩ベースのラーメンに平打ち麺を使うのは山崎麺二郎でも見られる(ただし縮れておらず、ストレート)が、これだけ縮らせたのも珍しい。具は鶏ハムや斜め切りのネギなど(など、と書いた理由は後述)で、もやしもメンマもない。普通のラーメンとはかなりビジュアルが異なる。何も考えずにネギにもやしにメンマを使っているラーメン屋に大きな宿題を出されているように感じる。いったいどんな味なのか、食べる前からわくわくしっぱなしだ。

まずはスープを一口。旨い! たちまち頭の中で今年二度目のファンファーレが鳴った(どうでもよいが一度目は煌力)。これは大当たりだ。麺を啜るが、非常に小麦粉の味がしっかりしておりスープの纏わりつきもしっかりしている。この香りからはかん水は使っていないのではないか? あるいは沖縄そばのように灰汁で打っているのか。いずれにせよ非常に面白い。

具だが、食べてみて初めて分かったのが細切りのジャガイモ。これは面白い。わしわしと縮れ麺を啜っていると、しゃきしゃきしたジャガイモが突然入り込んでくる。あと玉ねぎのみじん切り? と思われる、シャリシャリした食感のものも入っている。ただ玉ねぎの臭いは全くしないので、しっかり水にさらされているのか。あるいは別の野菜なのか。いずれにせよこれまた非常に面白い。

そんなわけで、夢中で頂いた。気が付くと汁まで完飲。ついTEN麺の由来を聞くのを忘れてしまった。
帰宅後調べてみると、10年10月10日開店だからだとか。ほんまかいな。

しかもあかつき出身! に驚く。あかつき出身の方ってあかつきとは全く違う方向のラーメンを作られるのだな(といっても他にはラーメン扇くらいしか知らんが)。これは偶然だろうか。ただしいずれも良い香りのスープを作られるのは、しっかり下処理をされているからであろう。スープ作りの根底はきっと同じなのだろうと思う。

しかし旨かった。今度はぜひ鯛そばの方をいただいてみたい。


伊佐夫

昼総合点★★★★ 4.5



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麺中夢中

麺中夢中で王道の中華そば(600円)。


以前に同名のブログがあったよなぁ、なんて思っていたら、どうやらブログをされていた方がラーメン屋を開いたそうだ。結構好きなブログで自分もブックマークしていたが、なくなったと思ったらそういうことだったのだな。こういうラーメン好きでサイト運営されていた方が実際に店舗を開かれるのってラーメン軍団以来だが、今後も増えるのだろうか。


そんなわけで、もっともデフォルトと思われる王道の中華そばを注文。

このラーメン、見た目は昔ながらの中華そば。炙りチャーシューにメンマ、なると、ネギ、海苔、味玉子と具だくさんで驚く。600円でこれは結構頑張っていると思う。チャーシューや味玉子はそれだけでも旨いし、メンマも繊維に垂直に切られているタイプなので食べやすい。

スープも鶏+魚介で、あっさりしているのに非常にコクがある。上手に仕事をされていると感じた。醤油は澤井醤油を使用されているそうだ。やや醤油の角が立っている気もするが、許容範囲内か。あまりに旨いので、一口、もう一口と食べ進むうちに全部飲み干してしまっていた。


そんなわけで大満足な一杯であった。ただしスープを飲み干してしまったあと、しばらくしてから喉の渇きと胸やけあり。全部飲み干すんじゃなかったと後悔した。塩分濃度がやや高めなのかもしれない。

全く同じことは以前に味見鶏まるめんでも感じた。まるめんは背脂醤油なので違うラーメンだが、醤油が強かった。共通点は、化調不使用ということ。この場合、グルタミン酸の旨みを出すために、グルタミン酸の豊富な醤油を多めに使っているということはないだろうか。

王道の中華そばの場合は、鶏も魚介もグルタミン酸が豊富なので、醤油はもう少し控えめでもいいのではないだろうかと感じた。ただし能書きを垂れておいて何だが自分の体調の問題かもしれないので、再度試してみようと思う。


麺中夢中

昼総合点★★★☆☆ 3.8



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山ばな平八茶屋

山ばな平八茶屋で「春の桜鯛と京竹の子の懐石」(12600円)。


遠方から来客あり、ご希望があったためこちらで夕食を。

店に着くと、さっそく個室へ案内される。エントランスも時代を感じるし、個室もそれぞれ離れており他の客の存在を全く感じない。着物姿の女性が部屋まで案内してくれた。

部屋は高野川に面しており、非常に風情がある。ふかふかの座布団に着席し、しばしくつろいだ。普段はラーメンなど麺ばかり食べているので、下品な言い方で申し訳ないがこんな上等な座布団に座ったら「ケツがムズムズする」わ。

「お茶を持ってきますね」と言われ、しばし部屋でくつろいでいると、ここの名物むぎとろ饅頭が運ばれてきた。有り難く頂く。まるで旅館に泊まりにきたみたいだな。その後お薄をいただきさっぱりしたところで料理が始まった。飲み物は日本酒をいただいたが、リストも豊富でいろいろ楽しめそうだ。


・先付二種「竹の子木の芽和え / ミル貝 若牛蒡 防風 割出し」

今回は筍および桜鯛づくしなので、まずは木の芽合えから。普通に美味しく頂く。


・吸物「桜鯛道明寺蒸し 桜花」

次は桜鯛が主役。これは初めて食べる料理だったが、非常に美味しく頂いた。


・造り「桜鯛重ね造り あしらい」

桜醍のお造り。ねっとりとこれも美味しく頂いた。


・焚合「竹の子 若布 魚子 蕗 木の芽」

若竹煮である。筍は柔らかく、若布は煮崩れておらず丁度好い塩梅。普通に美味しく頂いた。


・炭火焼き「焼竹の子 焼あわび 青唐 椎茸」

炭火が登場し、材料を自分で焼く。筍もあらかじめ湯がいてあるのでそのままでも食べられるのだが、軽く火であぶるとまた別の風味があり楽しい。自家製のお味噌のようなものに付けていただいたのだが、これが旨かった。あわびも生でも食べられるのだが、軽く炙ってこちらは酒盗を乗せていただく。これも非常に面白かった。


・鉢物「桜鯛飴焚き 細牛蒡 針生姜」

桜鯛が甘辛く炊かれている。普通に美味しく頂いた。


・留椀「赤だし」

・御飯「鯛ご飯」

鯛ご飯はおかわりもあり。おかわりの方はおこげも香ばしく、美味しく頂いた。


・水物「季節物」

最後はデザート。果物にジュレが乗ったものであった。このあたりだと日本酒のおかわりも重ねており結構楽しく酔っ払っていたのであまり記憶にない。


総じて満足感は高かった。ただし料理自体はオーソドックスであまり驚きはなく、道明寺蒸しを除けば筍も桜鯛もある意味想定の範囲内であった。値段相応ではあったと思う。サービスはとてもよかった。料理を出すタイミングも間違いなかった。日本酒と料理の相性もとてもよく、お酒がとてもすすんだ。

あまりめったに来る機会はないと思うが、今後機会があれば名物の麦飯とろろ汁および、おそらく得意とされると思われる甘鯛を使った料理を試してみたい。


山ばな平八茶屋

夜総合点★★★☆☆ 3.7



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煌力

煌力でアンデス紅塩海老ワンタン麺(780円)。


先日初訪問したこちらのラーメンが衝撃的な旨さだったので、再訪問。前回は店名の付いた煌力ラーメンだったが、今日は限定のアンデス紅塩海老ワンタン麺を選択した。普段はあまり限定メニューは頼まないのだが、こちらは今後何度も訪問することになると思うので、今のうちに食べられるものは食べておこうという算段である。


さてそのアンデス紅塩海老ワンタン麺。基本的には塩ラーメンとの認識であったが、ビジュアルはワンタンとより香ばしい焦がしネギ以外は、前回の煌力ラーメンとさほど変わりなし。塩ダレを使っているということだが、味の方も前回と同様の重層さ。塩角は全く立たず、塩ラーメンに時に見られる旨みの足りなさも感じない。非常に良くできたラーメンである。

そしてワンタン。これが非常によくできており旨い。皮はつるつるだし餡の海老感も十分で、食べ応えあり。このワンタンが3つ入っていた。これまた採算取れているのか心配になるレベルだった。

今回は、途中で加えてみてくださいと「食べる酢」が提供された。玉ねぎとニンジン? と、そしてクコの実が入っている。終わりの方で少しずつ加えると、もともとの重厚なスープがさっぱり頂けた。これもなかなか面白い。クコの実は漢方薬としても使われることがあり、体にもよさそうだ。


というわけで、またまたなかなか出合えない素晴らしい麺と出会ってしまった。次回は味噌を試してみようかな。


煌力

昼総合点★★★★ 4.6



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元祖 ラーメン大栄

元祖ラーメン大栄でしょうゆらーめん並(700円)。


かなり久しぶりの訪問。いわゆる京都の豚骨清湯系としては第一旭や大輝と並ぶ雄ではあるが、この系統のラーメンを食べたくなった時はだいたい第一旭ばかりであった。こちらのお店は第一旭から出て、それを超えるラーメンを、との理念で創立されたらしい。

しかしこのあたりもラーメン屋だらけになったなぁと感慨を覚える。ほぼ向かいにはキラメキノトリがあるし、丸太町を下れば一神堂や福仙楼もある。またタイキッチンパクチーのタイラーメンも面白い。これだけいろんな店があるのも訪問が開いた理由になる。


らーめん並を注文。店内は清潔で店員さんの接客も元気があり気持が良い。獣臭もなく安心して待つことができる。


さてらーめん並が到着。丼いっぱいにチャーシューが敷き詰められている。久しぶりだったので、チャーシューがこんなに多いという印象はなかった。思わず注文はチャーシュー麺ではないと確認しそうになったが、「並です」と提供されたので安心した。チャーシューの量で驚いたのはたく味以来だ。

ラーメンは安心できる味。スープは豚骨清湯であるが、より豚肉の風味が強い印象。麺は近藤製麺か。あとはもやしとネギ。とすると、肉が多い以外はほぼ第一旭と同じということになる。ただし第一旭よりはスープによりコクが出ている。

さて、食べても食べても減らない肉。数えると10枚入っていた。とするとチャーシュー麺にすると肉だらけだな。肉好きの方にはたまらないだろう。

だが正直「お肉星人」ではないので疲れた。「麺量そのまま肉少なめメニュー」があれば通い詰めるだろう。まあ言うたら減らしていただけるとは思うが、それでも肉をたくさん食べてほしいという店側の思いは良く伝わった。しかしちょっと待てよ、肉を減らしたらまんま「よりコクのある第一旭」ということになりはしないだろうか。だとすると店側としては減らせないなぁ。などと考えながらきっちり完食。ごちそうさまでした。


元祖 ラーメン大栄

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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河村食堂

河村食堂でパスタランチ(750円)。


パスタ気分だったのと、名前に魅かれて訪問。沖縄のフレンチの名店加藤食堂のように、フレンチやイタリアンで食堂を名乗るところに外れはないと勝手に思っている。値段も安く美味しくおなかがいっぱいになれる、いわゆる大衆食堂としての本物のビストロである。

小川通りから東側へさらに細い路地、というかおそらく私道を入っていくと北側に河村食堂はあった。一人営業のときはカウンターのみ6席で、二人で営業されている時は奥のテーブルも使用可能になるとのこと。この日はご主人のみで営業されており、カウンターのみであった。

ランチメニューはパスタ3種類から選べる。この日は飛っ子のペペロンチーノを選択。一つ50円の「河村フォコッペパン」も追加した。フォカッチャとコッペパンのコラボとのこと。

まずはじめに一皿。前菜として、巨大なサラミが1枚とサラダ、それに小さく切ったパルミジャーノ・レッジャーノ。あまり手のかかっていない前菜ではあるが、いずれもとても旨い。良いものを選ばれているのがよくわかる。

食べ終わる頃にパスタ登場。これも非常に旨かった。ペペロンチーノはニンニク臭くなく、旨みが良く出ている。辛みもちょうど良い。このよくできたペペロンチーノととびこのプチプチした食感が良く合っていて面白い。ノーマルであればパスタは100gなので男性ではやや物足りないかもしれない。150円追加して大盛りにすると130gに増える。


総じてコストパフォーマンスも非常に良く、満足できた。自宅で開店されているため安くでいいものを提供できるのだろう。品数がもう少しあってもよいのだろうが、一人では厳しいだろう。いちど夜に訪問して、ワインを飲みながらいろいろ食べてみたい。値段も手ごろで普段使いにとてもよさそうな印象だった。そんなわけで、期待を込めて星4つ。


河村食堂

昼総合点★★★★ 4.0



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タイカレーラーメン シャム

タイカレーラーメンシャムでポーク並(750円)+パクチー(50円)+煮玉子(100円)+カオマンガイ並(500円)。


円町のタイカレー屋シャムがカオソーイ屋を始めたと聞いたので訪問。

「カオソーイ」という食べ物は2種類あり、ラオスで食べられているものとタイ北部で食べられているものがある。ラオスとタイ北部は文化的には似ているところがあり、料理も似ているものがみられるが、カオソーイという料理は名前は同じでもラオスとタイでは全く違うらしい。らしい、というのは、ラオスでカオソーイを食べたことはあるがタイで食べたことはないので経験していないだけである。

ちなみに、ラオスのカオソーイは、澄んだスープにきしめんのような平たいライスヌードルが入り、その上にパクチーやハーブなどの香味野菜と辛い肉味噌が乗ったもの。これにライムを絞ってさっぱりと食べる。ラオス旅行した時によく朝食として食べたことを思い出す。

これに対してタイのカオソーイは、ココナッツミルクを加えたいわゆるレッドカレーのスープに揚げ麺をトッピングしたものらしい。こちらのカオソーイは初めてなので非常に期待が高まる。

パクチーは大好きなのでもちろんトッピング。タイの調味料で味付けしたという煮玉子にも興味あり、こちらもトッピング。カオマンガイ(ゆで鶏のせごはん)にも興味があったのでこちらも注文。同行者はチキンを注文した。


さて「カオソーイ」到着。「ポーク」のトッピングは、挽肉のバジル炒めである。まずはこれだけを味わってみようと、スープと混ぜずにそのまま頂いたが、キンキンに冷えていて味も香りもしない。あれ? これは作り置きというよりは、まとめて作っておいたものを冷蔵庫に入れ、トッピングのときに乗せているのだろうなぁ。冷蔵庫レベルの冷たさにびっくり。

気を取り直してよく混ぜてみた。煮玉子は表面が味付けされており、中は半熟で、1個を半分に割ったものが2つ乗って来たが、これもとても冷たい。ひと口食べてみたがこれもまた調味料の味をあまり感じない。

もともとスープは通常のラーメンと違いそもそもがアツアツではなかったが、この二つを良く混ぜたことでより温度が下がった。私自身はアツアツスープが苦手であるが、それにしても冷えすぎ。

冷え気味のスープにラーメンの麺はあまり合わないと感じた。悪くはないが、後述するように麺よりはご飯の方が合うだろう。

揚げ麺は面白いと感じた。はじめはパリパリだが、そのうちスープを吸ってまた違った食感が楽しめる。ただし好き嫌いはありそうだ。

パクチーは残念ながらあまりこのスープに合わなかった。みじん切りにして乗せると良いかもしれない。

チキンの方も試したが、ポークとは単にトッピングの違いしか感じなかった。ただしポークと異なり具はキンキンに冷えているわけではなかったので、こっちの方が良いかもしれない。


というわけで、初めてのタイのカオソーイはちょっと残念な出会いだった。値段も全部で1400円とランチにしては結構なお値段になった。


ところでカオマンガイはとても旨かった。米の香りも素晴らしかったし、鶏の出汁を吸ったご飯はそれ自体で美味しく頂けた。鶏もよい茹で具合で、乗せられたパクチーとトマトによく合った。残ったご飯をカレースープに入れるとさらに美味しく頂けた。

というわけで、このカレースープは結局麺ではなくご飯によく合いそうだ。

結論としては、現状であれば円町のシャムで普通にカレーを食べた方が良いと感じた。具の問題は何ともならないだろうか。次回訪問することがあれば、肉のせなしに具のトッピングのない全くプレーンなものを注文するだろう。煮卵もパクチーもあまり意味をなさなかった。なのでプレーンなものにカオマンガイを合わせるのが一番楽しめるかと思う。


シャム

昼総合点★★★☆☆ 3.1



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ラーメン扇

ラーメン扇でラーメン並(650円)。


もともとラーメンparadiceという屋号でされていた店が、リニューアルオープンしてラーメン扇として再開された。以前は夜のみの営業でなかなか行けなかったが、気がつくと昼営業もされていたので今回訪問することができた。

paradice時代よりも厨房が広くなっており、席数も増えている。また、paradice時代にあった坦坦麺がメニューから外されており、ラーメン一本で勝負されるということになったようだ。

お冷はレモン水だった。こういった気遣いが出来るお店で外れだったことはないので、期待が高まる。

そんなことをつらつら考えているとラーメン到着。ワイルドな獣臭は全くなく、穏やかな香り。スープもミルクのような優しい味で、先日のしゃかりきと全く正反対のタイプの豚骨魚介だ。濃厚ではないのだが、薄いというわけでもない。塩角も立っておらず、化調も感じない。グルタミン酸はおそらく魚介スープからふんだんにとられているのだろう。

麺は以前は細麺だったと思われるが、中太麺で黄色い麺。かんすいの香りはあまりなかったので卵入りのタイプだろうか。こちらも穏やかなスープと良く合っている。

チャーシューはロース肉。噛みしめるとしっかり肉の味がする、結構好きなタイプ。チャーシュー麺ではないのにやや厚めに切られた肉が5枚も入っていたのが嬉しい。

メンマはぱきっとしたタイプではなく柔らかめ。

総じて非常に旨いラーメンだった。老若男女が美味しく食べられるラーメンだと思う。こういった店が末永く営業してほしいと思う。


ラーメン扇

昼総合点★★★★ 4.0



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京都千丸しゃかりき

京都千丸しゃかりきで豚濃魚介らーめん(750円)。


久し振りの訪問。そういえば、生まれて初めてお店でつけ麺を食べたのはここであった。そのときの正直な感想は「??? 少なくともこれはラーメンではない別の料理だな」というものであった。何度か再訪してつけ麺をいろいろと試してみたが今もその印象は変わっていない。

そんなわけでつけ麺を一通り試した後に、ラーメンを試してみた。臭みは全くなく、しっかり下処理をされているのはよくわかったが、印象としてはあまりにも平凡なものしか残らなかった。


そんなわけでかなり久しぶりの訪問。今回は初めて豚濃魚介らーめんを試してみた。

さて実食。麺は結構太め。この太めの麺に、極めて濃厚なスープが良く絡む。スープはこれでもかというくらいの濃さである。豚骨も濃いし魚粉も多めで、非常に食べ応えあり。夢中でわしわしと頂いた。

重厚ではあるが、重層さはない。先日訪問した煌力で感じたようないろんな味のハーモニーではなく、豚骨と魚介が一塊となって力強く押し寄せてくる。これはこれで面白いと思った。豚骨魚介にもいろんなものがあるのだなあと思わずため息をついた今日このごろ。


非常に面白かったので、次回は「平凡」としか感じなかった普通のらーめんを再度試してみたい。


京都千丸しゃかりき

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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キッチンパパ

キッチンパパでハンバーグランチ。


いつも麺ばっかり食べているのだが、たまに「洋食」を突然食べたくなる時がある。フレンチでもなくイタリアンでもなく洋食。前者と後者の違いはなんだろう、とハンバーグなどの洋食を頬張りながら考えるのだが、一番の特徴は「米食に合うよう日本独自の発展を遂げた西洋由来の料理」ではないかと思う。

例えば、日本独自の進化を遂げたハンバーグ(ドイツのハンブルグには日本のようなハンバーグステーキはない)はもちろんそれだけで食べても旨いのだが、ご飯と一緒に頬張ることで、さらに昇華している。「1たす1は2以上」になるのだ。この「マリアージュ」こそが洋食だと思う。


洋食論議はさておく。うんとおなかがすいたとき、あるいは、たまには麺ではなく米食を食べたくなった時にこちらのお店を利用することが多い。いつもあれこれ考えながらメニューを選ぶのだが、結局ハンバーグランチ、もしくはハンバーグ+αに落ち着いてしまう。

この店の最大の特徴は、とても美味しい精米したての炊き立てご飯が食べ放題というところである。なんといってもお米屋さんが始めた洋食屋でもあり、このご飯がとても旨い。まさに飲み物の如く、んぐんぐと喉を通過していく。これこそは、他の洋食店にないこの店一番の特徴である。なんといってもご飯が旨い。

ハンバーグは溢れる肉汁というよりは、噛みしめるとしっかりとした肉の味がする。脂身ではなく赤身の部分を多くミンチに使用されているのだと思われる。

このハンバーグにたっぷりとソースをつけて、白米と一緒に口に放り込むと、それだけで昇天できるほどの幸せが押し寄せる。ご飯もおかわり自由なので遠慮なくおなかいっぱいになれる。おかわりも量を選べるし、玄米も選択可能だ。

ハンバーグとご飯の出会い。見事な「マリアージュ」がキッチンパパにはある。旨い洋食と旨い米が出合えば幸せになるのも必然である。

昼からの予定が空っぽの時、キッチンパパでハンバーグを食べ、美味しいご飯でおなかいっぱいになり、帰宅して昼寝を決め込むのが最高の幸せである。


キッチンパパ

昼総合点★★★★ 4.3



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麺や高倉二条

麺や高倉二条でらーめん(680円)。


たまたま前を通りかかったらいつもある行列がなかったため、久しぶりに訪問することにした。


初めてここのらーめんを食べたときは衝撃だった。まるで蕎麦のような全粒粉の麺。まだ京都では見かけることの少なかった豚骨魚介のスープ。住所そのものになっているシンプルな屋号と共にインパクトが非常に強かった。その後支店も展開され、このらーめん及びつけ麺が一つの形として発展されている。


そんなわけで、今回もらーめんを注文。店内は獣臭もなく、非常に落ち着ける。つけ麺を食べたこともあるが、つけ麺自体いろんな理由がありどうも好きになれない(山崎麺二郎だけは別)ので、つけ麺の有名なこの店に来ても注文はらーめんである。

なお、つけ麺はどんどん汁が冷えるので欠陥料理だと主張される方もおられるが、そう思うのであれば食べなければ良いだけだと思う。つけ汁を温めるシステムはここの系列のろおじで示されているし、他にもあつもりや麺をだし汁に入れて提供するやり方もある。そういったシステムを採用していない店は、そのままが良いと思われているわけであるし、それが受け入れられなければ食べなければ良いだけである。

話は脱線したがらーめん。蕎麦のような全粒粉の麺は意外にもっちりして、豚骨魚介のスープによく合う。このスタイルのらーめんを京都に持ち込み定着させた実力は伊達ではないと再確認した。そのうち苦手なつけ麺を再度試してみたい。


麺や高倉二条

昼総合点★★★☆☆ 3.8



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鴨町らーめん

鴨町らーめんでらーめん(600円)。


入店するまでは気にならなかったのだが、入店するなり獣臭あり。あちゃー。これはやってしまったなと思いつつ、入店してしまったのでラーメンを注文。外まで香っていたら絶対に入っていなかった。獣臭は好きな人は好きなのだろうが、自分は苦手である。ラーメン屋らしくて良いという方もおられるが、臭いのない店もたくさんある。

臭覚というものはすぐに慣れてしまう性格を持っているので、そういったことをつらつらと考えているうちに獣臭にも慣れてしまった。そうこうしているうちにらーめん到着。


らーめん自体からは不快な香りが全くしない。穏やかな豚骨臭。

麺は細麺ストレート。つるつるしていて喉越しがよい。このつるつるさおよび食感は棣鄂の麺っぽいがどうなんでしょうか。

スープはとても優しいお味。他の方と同じような感想で申し訳ないが、優しいとしか言いようがない。塩気も強くなく塩分の角も立っておらず、つるつるの麺とよく合っている。スープはまったく異なるが、この優しさは石田食堂を彷彿とさせる。印象がよく似ている。

そんなわけで美味しく頂いた。店員さんの笑顔も接客も素晴らしかった。コストパフォーマンスも良好だと思う。正直入店した時の臭い以外はかなり点数が高かったので、再度訪問して本当に不快な臭いだったのかどうか確認してみたい。



鴨町らーめん

昼総合点★★★☆☆ 3.0



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ル・プチメック

ル・プチメックでパンいろいろ。


意外と知られていないことだが、パンの一人当たりの消費量が最も多いのは京都である。もともと京都、特に洛中は職人の街であり、共働きの家庭も多かった。なので、ぱっと買ってきてすぐに食べられるパンはとても都合がよかったのだと考えられる。

したがって、職住一致のための家である「町屋」が未だにたくさん残る職人の町西陣に、パン屋さんが多いのはほぼ必然であろう。そういった「パンの街」である西陣の中でもひときわ人気を誇るのが「ル・プチメック」である。

一見パン屋さんに見えない店の扉をあけると、そこはパリである。フランス語のラジオが流れ、焼きたてのパンが所狭しと並べてある。どのパンも間違いなく旨い。噛みしめると麦の味が口の中いっぱいにしっかり広がる。

お金に余裕があれば、少し値ははるがサンドイッチも買ってみたい。個人的には「パテドカンパーニュ サンドイッチ」が好きで、他のパンと共にとてもワインと合う。贅沢な休日を過ごすことができる。

イートインスペースもあり、買ったパンをコーヒーなどと共に楽しむこともできる。何度か利用したことがあるが、店内も狭く人の出入りも激しいのでなんとなく落ち着かず、家も幸い近いので今は持ち帰り専門である。

金土日のみの営業だが、休日はここでパンを買い、家でのんびりと食べることが多い。これが私のささやかな幸せである。


この店は新宿にも支店がある。近所のパン屋さんが、東京の新宿に支店があると聞いたときは驚いたが、千本通りを北に上がったマガザンデフレーズも小さな店ながら銀座に支店がある。こういう店があるところだから西陣はなかなか面白いところだと思う。東京に行った時には支店巡りもしてみたい。


というわけで、文句なしの五つ星。ここのパンを食べるために旅行してくる価値のある店だと思う。


ル・プチメック

昼総合点★★★★★ 5.0



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タンポポ

タンポポでラーメン大(750円)。


タンポポもすっかり老舗になった。初めてここのラーメンを食べたのは、もういつだったか忘れるくらい前の話だ。初めて食べた時がいつかは覚えていないが、その時のラーメンの印象はよく覚えている。「なんだかタマゴのような味のするラーメン」だった。正確に言うと卵の黄身の味だ。臭みのないスープに背脂の甘みが加わり、まるで卵の黄身の甘みのように感じたのだと思う。この印象からも明らかなように、このときから唐辛子は辛くなかった。

それから時間もたち、代も変わった。新しいラーメン屋が出来ては消えていったが、ここタンポポは往年の人気を保ったままである。私も変わらず通った。

スープはおそらく鶏ガラの強い鶏豚骨で、背脂とその上にこれでもかと振りかけられた辛くない唐辛子。ビジュアルも昔から変わらない。真っ赤だが辛くなく、しかし体はぽかぽかになる。

昔とある友人と一緒に食べに来た時のことだった。大粒の汗を流しながらラーメンを啜る彼は「凄い汗でっしゃろ。辛くなくても体は反応しますねん。パプリカでも汗びっしょりですわ」と笑った。


さて、「寒の戻り」というか、いったん春の陽気が訪れたあと、急に寒さが戻って来た。こんな日にはタンポポのラーメンを食べてぽかぽかになろうと考えた。

空腹も強かったため大を注文。少し柔らかめに茹でてある麺はやっぱり京都のものだ。これがこのスープによく合う。唐辛子はやっぱり辛くないが、冷え切った体はしっかりぽかぽかになった。

麺を啜りながら、スープを一口。やっぱり初めてのときと同じような「タマゴのような味」がした。味が変わった、という方も多いが、自分の中では、タンポポのラーメンは昔からこの味である。


タンポポ

夜総合点★★★★ 4.0

昼総合点★★★★ 4.0



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まつお

まつおでちゃんぽん(700円)。


せんぼんぐらばー館で美味しいちゃんぽんに出会ったので、ちゃんぽんに対する評価を少し変えて他の店もいろいろ試してみることにした。そんなわけで、京都では古くからある専門店のこちらへ。

メニューは基本的にちゃんぽんか皿うどん。他の方の注文を聞いていると、皿うどんの大、いわゆる「大皿(おおざら)」を注文している人が多かった。客層は地元の方が多いようで。店内にはまったりとした時間が流れている。

ちゃんぽん登場。驚いたのは、スープが清湯の澄んだスープだったことだ。ちゃんぽん歴はあまり多くないのだが、いつもは白濁したスープが多かったので驚いた。

麺はちゃんぽん特有の太麺で、具は野菜がたっぷり! もちろんちくわや肉、イカなども入っているが、なんと言っても野菜のボリューム感が凄い。

スープを一口啜る。非常にあっさりしている。おそらく鶏メインだと思われる。旨身と塩気も強く、ちゃんぽんというよりは「タンメン」の印象。だが麺はちゃんぽんのものなので、定義上は「ちゃんぽん」で良いのだ。しかし自分には旨みと塩気がちょっと強かった。次回訪問することがあれば皿うどんやな。

しかしこんなちゃんぽんもあるとは、うーん、ちゃんぽんも奥深いなあ・・・。また機会があれば他の店などいろいろと食べてみようと思う。


まつお

昼総合点★★★☆☆ 3.0



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煌力

煌力で煌力ラーメン(650円)。


普段この辺で食事するときは、迷わずに新福菜館三条店だったのだが、今回はたまには別の店で食べてみようと思い何気なくこちらを訪問した。まさかその後に衝撃的な出会いが隠れているとは知らずに。こういうことがあるから面白いよな。

初回訪問時は店の基本メニューを、ということで店名の入った煌力ラーメンを注文。待っている間に出てきたのはお冷ではなく黒ウーロン茶で、まずこれにびっくり。しかも旨いしおかわり自由。なんだか良い予感しかしない。わくわくしてきたぞ。

まもなくラーメンがやってきた。まず見た目にびっくり。チャーシューは炙った大ぶりのものが1枚。その上に白髪ネギと三つ葉? メンマは2つあるが、繊維に垂直に切ったものと平行に切ったものが一つずつあり、食感の違いも楽しめそうだ。あとは岩海苔と焦がしネギ、背脂が散らされている。具だくさんでこれは楽しめそうだ。

まずはスープを一口頂いた。「なんじゃこりゃー!」驚きのあまりもう一口。頭の中でファンファーレが鳴る。これは大当たりだ。

スープはとにかく重層的で複雑。どっしりした動物系の旨みに、魚介もしっかり効いている。魚粉を使っているのでは? と思うほどの濃厚さ。どちらも全く負けていない。さらに酸味も加わっている。これは酢か? しかし熱も加わっており嫌な酸味ではない。これらに焦がしネギや背脂、岩海苔の風味も加わり、非常に面白い。どれも打ち消し合わず、まさしく「最高のバランス」とはよく言った。食べている途中で突然柚子の香りもあり。これも不意打ちで面白い。最初は気が付かなかったが柚子もほんの少し散らされているのだろう。

なんというか、非常に整ったオーケストラを楽しんでいるようだ。これは食べる人を選ぶだろうなと思う。下手な例えで申し訳ないが、独奏が好きな方には合わないだろう。

炙りチャーシューも肉を食べていると言う満足感がある。岩海苔も香り良く、結構いいものを使っているのだと思う。メンマも2種類の食感が楽しめて面白い。これで650円は採算とれているのだろうか? と要らぬ心配までしてしまった。

非常にうれしい出会いであった。非常によく研究されているこのラーメンはいろんな工夫が見られ楽しかった。今度は別のメニューも試してみたい。


煌力




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幻の中華そば加藤屋 百万遍 にぼ次朗

幻の中華そば加藤屋 百万遍にぼ次朗で鰹三郎(730円)。


初めてにぼ次朗を食べたのは、ここ百万遍だった。最近はすっかり鞍馬口の方ばかりであったが、久しぶりに百万遍にぼ次朗にやって来た。たまには河岸を変えてみようと思ったことと、野菜マシの盛りがすごいという話を聞いたため、実際に検証してみようと思ったからである。

そんなわけで、一番好きな鰹三郎に野菜マシで注文した。相変わらず京大生と思われる客が多い。

少し待つと「鰹三郎野菜マシ」が到着した。盛りは…。思っていたよりは多くない。いやチョモランマのような盛りを期待していたわけではないのだが、これでは鞍馬口とあまり変わらないのではないか。普段は写真を撮らないのだが、今回は盛り比較のために例外的に写真を撮っている。

百万遍にぼ次朗 鰹三朗野菜マシ

百万遍にぼ次朗での「鰹三郎野菜マシ」
(肉の細切れは野菜の山の裏に隠れている)

鞍馬口にぼ次朗 鰹三朗野菜マシ

鞍馬口にぼ次朗での「鰹三郎野菜マシ」


むしろ鞍馬口の方が多いように見える。しかしこうしてみると、カウンターの色も丼も全然違うな。


以上、盛りの検証でした。ちなみにマシマシにする気は毛頭ございません。そんなにモヤシ食べる気もございません。鰹三郎の量ならマシがちょうどよいと思う。

鰹三郎自体はいつも通り美味しく頂きました。ただし今日はスープに少し雑味を感じたのと、タレが辛め(コールしていないのに)だったのでちょっと低めに評価。これもぶれの範囲内かもしれないが、安定感があるのは鞍馬口の方かなと思った。いずれにしてもまた来ます。


幻の中華そば加藤屋 百万遍 にぼ次朗




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キラメキノトリ

キラメキノトリで鶏白湯らーめん並(750円)。


個人的に新店巡りはあまりしないのだが、久保田北店が暖簾替えしたこの店には非常に興味があったため、訪問してみた。全くの新店でもないので、新店にありがちな「オペレーションがむちゃくちゃである」ということもないだろうとも考えたからだ。

さてメニューは「鶏白湯らーめん」と「鶏醤油らーめん」の二つ。サイドメニューはあるが、らーめんはこの二つで勝負されている。券売機は鶏白湯らーめんを推していたため、迷わずこっちを注文した。

カウンターからは厨房の中がそのまま見える。麺は釜にそのまま放り込み、きちんと時間を測って平笊で麺上げ。久保田北店が平笊だったのかどうかは知らない(詳細は書きませんが、つけ麺はあまり好きではないので未訪)のだが、不慣れなように見えた。これから頑張ってや~。

さてラーメン到着。麺はやや中太麺で、もっちり感が強い。チャーシューは麺が隠れるくらい大きなのが1枚で、メンマも3つ。あとはネギ。

スープは鶏白湯の名の通り濃厚な鶏の風味。鶏を丸ごとドロドロになるまで炊いたんじゃないかと思うくらいだ。かといって不思議に重い感じはない。極鶏ほどドロドロではなく、天一のように箸が立つほどでもない、「少しライトな濃厚」さ。隠し味程度に豚も入っているような気がするのは気のせいか。タレもしっかり効いておりなかなか旨い。チャーシューは大きいとはいえ1枚しかないので、肉が好きな方は肉増しが良いだろう。

メンマが少し硬めだった。乾燥メンマの戻し方の問題か、あえてそうしているのかどうかわからないが、個人的にはもう少し柔らかくした方がよいと思う。

とはいえなかなか面白い一杯だった。また日をおいて再訪してみたい。



らーめん キラメキノトリ




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キリンシティ 新京極店

キリンシティ新京極店でビールなどをいろいろ。


キリンビール気分の方と一緒に訪問。ビアホールは久しぶりなので、メニューに載っているビールを端から順番に注文。

まずはブラウマイスターから。あっさりしているがコクもあり、旨い! あっという間に飲み干して、ラガーへ。その後ハーフ&ハーフ、一番搾りスタウト(黒生)、ギネスへ。全部美味しく頂きました。瓶には興味なく、もう一度ブラウマイスターから一周。何を飲んでも旨い!

ギネスはもともと日本ではサントリーだけが扱っていたのだったが、今はキリンも扱うようになり、こちらでも頂けるようになった。有り難い話である。

ビールのお供には当然ソーセージ。もちろん6種盛りを注文。ビールとの相性も最高で美味しく頂きました。その他のおつまみもいろいろ頂きました。

しかしやっぱりビールが旨い。ついつい飲みすぎてしまった。

ところで今思うと、ここは全面喫煙可なのだがあまり煙が気にならなかった。かなり換気には気を使っておられるように感じる。もっとちゃんと見ておけばよかったな。



キリンシティ 新京極店




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西陣大江戸

西陣大江戸でとんかつ定食(1890円)。


とんかつ気分の方と昼食をとることになり、以前から気になっていたらしい憧れの西陣大江戸へ。有名な店でもあり正直かなり期待が大きかった。

エントランスへは池の中を通って行くことになる。池の中では鯉が悠々と泳いでおり、非常に面白く感じた。さらに気分が盛り上がり、さらに期待が膨れ上がる。

店の中は非常に屋根が高い、独特の雰囲気。初めての訪問でもあり、基本メニューの「とんかつ定食」を注文。とんかつ気分の方は「へれかつ定食」に決定。これで両方の肉を楽しめるというわけだ。

さて、この時点でビールを頼むかどうか非常に迷った。なぜならば、とんかつとビールは非常によくマッチするからである。散々迷ったが、ご飯がお櫃でたくさん来るという前情報があったために、がっつりご飯を頂くことにして、ビールは見送った。

注文してすぐに、ソースと香の物が到着。謎のタイミングかつ謎の組み合わせだったが、先に漬物だけつまむわけにもいかず料理の到着を待つ。ビールがあればこの漬物で呑み始めていたところだ。やっぱりビール注文しておいた方が良かったか。もしや常連は漬物にソースをかけて前菜代わりにするのだろうか?

それから漬物とソースを前に10分くらい待った。謎の間が過ぎていく。

しばらく経って、料理が到着。ご飯ととんかつ、赤だしにお茶。このタイミングでお茶が出てくるのも謎だ。とんかつにはレモンとキャベツ、なぜかパイナップルが付いている。

さっそくかつにかぶりついた。とんかつの一切れ目は、いつもレモンだけでと決めているので、レモンを絞って頂いた。

「・・・?」肉は厚めに切ってあり非常に柔らかく、衣も薄くてかりりと揚げられているのだが、肝心の肉が残念なことに臭みがある。ソースに付けるとその濃厚な味でマスクされるが、レモンだけだと正直厳しい。こんなものなのか?

とんかつ気分の方のへれかつを一切れ交換していただいたが、こちらは中心がピンクになるように揚げてある。こちらもまずはレモンを絞って頂いたが、ロースよりは臭みはない。

お櫃のご飯は大変おいしかったが、意外と量はなくあっという間になくなった。おかわりは有料なので今回は断念。最後は肉があまってしまったが、やっぱビール頼んでおいた方が(以下省略)。

食べ終わってお茶をいただくころには、お茶はぬるくなっていた。お茶は食べ終わる頃に出してもらった方がよいのではないだろうか? あまりとんかつを食べながらお茶飲まないと思うし。

謎が多い店であった。正直結構いいお値段でもあり、この値段なら再訪はないな。もし再訪する期間があれば次回は絶対にビールを頼む。

ちなみにとんかつ気分の方は「臭かった…。残念ながら再訪はないな。嗚呼あれだけ憧れた大江戸が…!」と悲嘆に暮れていた。

帰りは向かいの「ちべた」であいすくりんを買って帰った。こちらは大江戸から独立したアイス屋であり以前から大好きな店である。ちべた好きなので余計に期待が大きかったのかもしれないが。


西陣大江戸




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ラーメン荘 夢を語れ

ラーメン荘夢を語れでラーメン(700円)。


実はこちらを訪問するのは、今回が初めて。なぜか縁がなかった。にぼ次朗や池田屋に入ったことがあるのだが、次郎インスパイアを京都で始めたこちらへ初訪問。

入店後ほのかに香る獣臭が少し気になった。客は男性率100%で殺伐としている。そうそう、こんな雰囲気を想像していたなぁと思い、なぜか安心した。

トッピングコールはニンニクのみ。やってきた「ラーメン」は予想通りのビジュアルで、上に乗っている野菜と肉を一口頬張る。旨い。思っていた通り。

野菜の下から麺を引っ張りだす。これも思っていた通りのごわごわした太麺。さっそく口の中に放り込んだ。麺は思ってた通りの旨さであったが、スープが結構脂および醤油が濃い。マシにしていないのに。スープもやはり獣臭あり。好きな人は好きなんだろうなぁ、と思う。

豚の香りが強く、脂も多く味も濃く、正直しんどかった。豚の香りは好みだろうが、脂と味の濃さは、若ければむしろウェルカムなんだろうな。おっちゃんには正直きつかったです。もしかすると「ブレ」の範囲内の可能性もあるので、いつか再訪してみたい。

味とは関係ないが、同じ「ロット」の方々が、ほぼ同時に食べ終えて、一斉に「ごちそうさま」と立ち上がったのが個人的にツボだった。


ラーメン荘 夢を語れ




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福仙楼 河原町店

福仙楼河原町店で屋台そば大(650円)。


特に理由はないが、なんとなく東龍な気分になり「そうだ河原町店に行こう」と河原町通りに向かった。白川通りの本店の方はずいぶんご無沙汰している。あの辺で食事するのであれば、最近はあかつき一択になっている。個人的には東龍本店よりも好きな、東龍隣の福仙楼が昼間も営業していればそちらも選択肢に入るのだが、残念ながら夜のみの営業である。

嗚呼、福仙楼が昼間も開けていればなあ。そう考えながら河原町通りに向かっていたのだ。ようやく目的地に到着し、さて昼飯にするかと店の前に立つと、なんと東龍河原町店が「福仙楼河原町店」に化けていた。

一瞬夢でも見てしまったかと目をこすったが、間違いなく福仙楼の看板が掛けてある。なんと昼間も福仙楼の味が楽しめるようになったのだ。これは吉報である。

さっそく福仙楼でいつも注文する「屋台そば大」を選択。北白川店では、並(1.3玉)も大(2玉)も同じ590円であったが、こちらは並は同じ590円ではあるが大は650円と少し高めの設定になっている。ちなみに特大というのもあり、700円であった。スジ肉入りの福仙楼そばも730円と、北白川の店より少し高い値段設定。

いつから福仙楼に化けたのか気になったが、今年の2月に福仙楼になったらしい。この2カ月全く気が付かなかった。

屋台そば大が到着した。 ビジュアルは北白川店と同じ、ギョーザの餡のような刻み肉が上に乗っている、平打ちの太麺である。もちもちした食感がたまらない。ニンニクトッピングの有無も聞かれるが、その後の予定がなければ是非入れたい所である。わしわしと完食し結構な満腹感で店を後にしましたとさ。そんなわけでこれからよく通うことになりそうだ。

屋台そば 並 590円
屋台そば 大 650円
屋台そば 特大 700円
福仙楼そば 730円
その他メニュー構成は北白川店とほぼ同じかと思われます。


福仙楼 河原町店




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ラーメン さのや

ラーメンさのやで深味醤油ラーメン大(750円)。


昼過ぎに久しぶりに伺ったら、恐らく同志社大学の学生と思われる人たちによる行列ができていた。いつもこの季節は新入生も迎えて大学の周辺は活気が出てきている。

ここは開店直後から何度か訪れている。はじめは醤油ラーメンしかなかったと思うが、途中から背脂醤油ラーメンも加わった。当初は「こってりラーメン」という名称だったような記憶がある。

あっさり目の「深味醤油ラーメン」は醤油ダレのすっきり澄んだスープで、出汁は動物と魚介系もあるのだろう、複雑でありながらきっちり一つの味にまとめられている。このスープには九条ねぎがとてもよく合っている。

チャーシューも厚めに切ってあり食べ応え十分。噛みしめるとしっかりとした肉の味がする。メンマはまあ普通。


ビジュアル的には、一見昔ながらの済んだ醤油ラーメンではあるが、単純な鶏ガラ+醤油ではなくいろんな旨みが重ね合わさっており、さらに進化したラーメンと言っていいのではないだろうか。その旨みがあるからこそ、何度食べても飽きの来ない味に仕上がっている。また定期的に味わいたいラーメンである。


ラーメン さのや




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ラーメン親爺

ラーメン親爺でラーメン(650円)。


「なんや、おやつみたいやったわ」
と、かつて親爺に一緒に訪れた人は言った。

「なんやおやつって。量がもの足りひんかったんか。ほな、大を頼めや」
「ちゃうねん。味がおやつみたいやってん。なんていうか、そうスナック菓子のような味やな」
後味がスナック菓子のようだと、その人は言った。なぜそう感じたのかいろいろと聞いたのだが、もはや忘れてしまった。子供にも分かりやすい味ということだろうかとその時は納得したような気がする。



親爺のスープは真っ黒である。新福菜館と同様の「京都ブラック」である。ただし新福同様、みりんと砂糖を使っていると思われる、甘辛いかえしに、豚を主とした清湯スープを合わせてあるので見た目ほど醤油という感じはなく、とてもあっさりしている。この甘辛さが、連れに「おやつみたいや」と言わせたような気がする。

出汁はおそらく豚が中心で、それも豚骨は濁らせずにあっさり目に取っており、おそらく肉の出汁も入っているだろう。スープからは非常に肉の旨みが感じられる。鶏も使っていると思われ、あっさり目にとったスープには臭みもなく旨みだけがしっかり出ている。まさにイノシン酸とグルタミン酸の共演である。

肉のスープはおそらくチャーシューに使う肉をふんだんに使っているのだと思われる。肉を漬け込んだかえしにも、やはり肉の旨みがしっかりと出ているのだが、残念ながらチャーチューは旨みを取られダシガラのようであった。スープとは異なりチャーシューには醤油がきつく出ている。

メンマも醤油が強く出ている。かえしに漬け込んでいるのだろうが、竹の旨みには欠けるのが残念である。

それでも麺との相性は良く、旨い。ここも新福もスープは真っ黒だが、第一旭も真っ黒ではないものの豚骨を中心とした清湯スープに近藤製麺の麺である。この組み合わせが、京都ラーメンの一つのグループになっていると考えられる。古典的なラーメン、いわゆる「保守本流」のようだと思うわけだ。

いろんなことを書いてしまったが、結局のところひとつのラーメンとしての完成度はそれなりに高いと思う。具は醤油のしょっぱさが強い印象であったが、そんなことは瑣末なことだと思えるくらい納得の旨さであった。全体としては、記憶の中よりは旨かった。



ラーメン親爺




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四川ラーメン 大

四川ラーメン大で四川ラーメン(600円)。


千本通りをひたすら北に上がっていったら、商店街が終わる直前に東側にあるお店。通し営業なのがうれしい。四川ラーメンだけではなく、中華の一品料理も充実しており、ちゃんぽん・皿うどんもある。

このお店の特徴は、一品料理が非常に豊富なところである。それぞれがしっかり作ってあり、しっかり旨い。おそらく大将は、ラーメン屋出身というよりは中華料理店で修業されたのではないだろうか。

というわけで、いつもこの店に行くと一品料理をいくつか注文して、生ビールもしくは紹興酒でちびちびと飲み始める。一口餃子も唐揚げも旨いし、酢豚やイカの炒め物も旨い。あるいは皿うどんでビールを呷るのもまた楽しい。麺の気分でない時は、酢豚定食などのラーメンの入らない定食メニューも豊富にそろっている。

一品料理には、豆板醤や花椒をたっぷりと使ったようなディープな四川料理はあまりない。麻婆豆腐はあったかもしれないがまだ試したことはない。どちらかというと普通の中華料理屋といったメニュー構成である。

締めはもちろんラーメンである。締めるには、四川ラーメンの、このちょい辛くらいの辛さがちょうどよい。具は白菜と青梗菜で、底の方に少しひき肉があるのだが、シンプルなのも締めとしては良い。単品であればちょっと物足りないかもしれない。

辛さが欲しい場合は、辛口で注文すれば作ってくれる。がっつり食べたければもちろん大盛もあり。

とまあ、非常に使い勝手の良い店でもあるが、逆にいえばあまり強烈な個性はない。それぞれのメニューは平均を超えているが、これといった売りはないと感じる。地元民であれば非常に使い勝手がよいだろうと感じた。


四川ラーメン 大




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なか房

なか房でらーめん(300円)。


書き間違いではない。昼間限定で、らーめんがなんと300円である。もう21世紀に入って10年以上たつというのに、恐るべき値段設定。おそらく儲かる気は全くなく、他意のない「施し」とすら思えてくる。そんなおっちゃんの心意気が素晴らしい。というわけで、今回は長文になるが許してほしい。


自分の記憶が確かならば、もともとはらーめん並一杯が550円だった。2010年の秋くらいから、突然「らーめん並400円キャンペーン」が始まった。この値段設定も衝撃的であった。

そんなわけで、400円のラーメンを試しに行った。400円が可能になった理由はすぐに判明した。チャーシューが1枚だけになっていた(もしかしたら2枚だったかもしれない)のである。しかし自分は「お肉星人」ではないので、1枚でも十分だった。むしろその1枚を大切に食べた。

ちなみにこのチャーシューだが、なんと皮つきである。最初にこの皮つきチャーシューと出合ったときには、たちまち「皮のついていない東坡肉はただの豚の角煮だ!」という山岡士朗の名言を思い出した(美味しんぼ第2巻「手間の価値」より)。いや東坡肉じゃなくてチャーシューなんだけど、思い出してしまったものは仕方がない。それだけ1枚のチャーシューにもこだわられているということが示されているのだ。私はお肉星人ではないが、らーめんを離れて一度この肉に塊のまま齧り付いてみたいものだと思う。


…そもそも1ヶ月限定で始められたはずのそのキャンペーンはなぜかその後も1年近く続いた。その間喜んで通いつめたのは言うまでもない。特に昼食時に重宝した。

2011年秋に、「並も中盛りも大盛りもすべて500円」に突然変わった。大盛に誘導しているとしか思えない値段設定だが、自分も見事に釣られて大盛をよく食べた。大盛でも最後まで飽きのこない旨さであった。

同年10月になか房を訪れると、営業時間が夜の6時から12時までに変更されていた(それまでは11:30開店であった)。昼時に訪れることが多かったので、非常に残念であった。「とうとうおっちゃんも体力の限界か。中休みもなく一人でぶっ続け営業だったものなぁ。そろそろ業務縮小せざるを得なかったのだろうなぁ」などと勝手に想像した。


それからしばらくの時が流れ、「なか房が伏見稲荷の近くに2号店を出したらしい」という噂が流れてきた。ほんまかいな。一体誰がやっているのだろうか? 謎だ。

ずーっと以前に奥さんが手伝っていたのを見たことはあるが、そのころはとんとお会いしていなかった。修行していた弟子もみたことはない。昼間に訪れることが多かったので、もしや夜に修行に励まれていた可能性はあるが、夜だけ修行するだろうか?

ネットで情報を集めてみたが、どうもはっきりしない。そんなわけで、実際に2号店に行ってみることにした。

すると驚くべきことに、なんということでしょう、おっちゃんが楽しそうにラーメンを作っているではないか。おっちゃんだけではなく何人かのおばちゃんも働いていた。伏見稲荷の本当にすぐ横であり、結構繁盛していた。

「おっ久しぶりやなぁ!」とおっちゃんは声を掛けてくれた。どうやら2号店は昼間だけの営業で、夕方にはここを閉めて鞍馬口の本店(?)の営業を始めるらしい。仕込みはすべて本店(?)でしているとのことだった。

なんということでしょう(思わず2回目)。業務縮小どころか、拡大だったのだ。一人で2店を回しているおっちゃんの姿に後光が差している姿が見えて、思わず両手を合わしてしまった。ありがたやありがたや。


それからまたしばらく日が流れた。たまたまなか房の前を通りがかった時に、閉まっているはずの店が開いていたのだ。店の入り口には「昼営業再開! なんと昼間だけラーメン300円」というおっちゃん直筆の張り紙を見つけてしまい、驚きのあまり入店してしまった。伏見稲荷の2号店の昼営業はどうなっているのだ?

聞いたところによると、どうやら稲荷店の方はおばちゃんが回せるようになったため、おっちゃんだけこちらに戻ってきたようだ。このときは確か、月曜日と木曜日?の週2日だけの昼営業であった。

その後も昼営業は続き、いまでは月曜日、水~金曜日の4日間は昼営業をされている。ラーメンは15時までは300円で、夜は相変わらず並でも中盛でも大盛でも500円。そしてキムチ及びカレー無料は変わらず。

しかし400円でも採算とれるのかいなと心配であったが、300円ってどうでしょう。安すぎるから話題になっていないのだと思われるが、味は相変わらず旨いし、驚異のコストパフォーマンスには違いない。謎の業務拡大にあり得ない低価格路線は、おそらくおっちゃん自身が新たなステージに入ったとしか思えない。

そんなわけで、次のステージ(あるのだろうか)が楽しみである。っていうか、いつまでも続いていほしい「謎の名店」である。



なか房




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ハム丘ハム太

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主に京都のラーメンを食べた日記です。生まれながらの麺食いなので他の麺類ももちろん食べます。

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