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(主に)京都ラーメン日記 ときどき麺以外

主に京都のラーメンを食べた記録です。麺食いなのでラーメン以外の麺も食べます。時々麺以外も食べます。

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讃水

sansui.jpeg



本日付で閉店されていました。


以前から幾度となく訪れていたうどん屋さん。
とても好きな喉越しの良いうどん屋さんで、かやくご飯もとても旨かった。
讃岐うどんを標榜されている割には京都風の味付けで、またそれが良かった。

今日はうどん気分になり久しぶりに訪問したところ、なんと本日付けで閉店されていた。
とても流行っていたのに、なにか事情が御有りなのだろうかと思う。
非常に残念である。これからこの辺でうどんを食べる時はどこに行こうかな…。



讃水





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伊佐夫

伊佐夫でいりこそばTEN麺(900円)。


この間、鶏そばを頂きに訪問したりして、やはり旨い事を再確認。何度食べても飽きないどころかむしろどんどんしっくりくる感じで、どんどん夢中になって行ったのだ。

そんなわけで、とうとういりこそばに手を出してしまった。正直900円と言う値段に釣り合っているのかどうか。鶏そばも鯛そばも非常に旨かったので、それ以上の値段を提示されている以上期待も大きく、とても勝手なことだがこちらの心の準備も必要だったのだ。

そんなわけで、他のTEN麺を再度試して、期待度MAXとなった頃にいりこそばを試してみた。


ビジュアルはいままでのTEN麺と異なり、最もラーメンに近い。麺は全粒粉の入ったストレートの平打ち麺で、具は豚バラ肉とネギ、貝割れ大根、そして大きな木耳が一枚。木耳を除くと他のTEN麺と異なり結構標準的なビジュアル。


さっそくスープから頂いた。頂く前に想像された「いりこ的な香り」をあまり感じなかったのが意外だったのだが、一口頂いて驚いた。荒々しいいりこの風味は全くなく、これ以上ない上品な旨みが口の中に広がった。旨い! なんだこれは!

これ、たぶん知らなければいりこの出汁だとは気付かれないのじゃないだろうか。ブラインドでテイスティングさせられたらおそらく鶏の清湯スープと答えてしまいそうだ。それほどに旨みがあり、魚臭さは全くない。こんなスープがあるとは! よほどしっかり下処理された上にさらに仕事を加えられているに違いない。

そういう意味では、濃厚ないりこの香りを期待して食べられた方は大きく予想を外されるのではないだろうか。

しかしこの濃厚な旨みはいりこだけではないはず。メニューには干し椎茸も用いている旨書いてあるが、干し椎茸の鄙びた風味も全くしない。いりこの旨みは主にイノシン酸であるので、他にグルタミン酸リッチな食材を使用されているはず。おそらくこのうまみは昆布であろう。

しかしこのスープは、いりこ+干し椎茸+昆布からは全く想像できない非常に上品な味わいである。これは凄い。麺料理で素性が分かった上で納得できない(いい意味で)ことはめったにないが、今回のいりこそばはまったく想像を上回った一杯であった。このスープは正直食堂で頂けるレベルのものではないと思う。「上品すぎる」という感想があることがそれを証明しているのではないだろうか。これが単価1万円を超える和食の店や、あるいは中華料理屋で出てくれば「上品すぎる」という同じ感想が出るのだろうか?


この上品なスープに、全粒粉の平打ち麺がしっかり絡んでいく。木耳だけは正直存在意義が分からなかったが、ばら肉もジューシーで非常に面白かった。


鶏そばも鯛そばも凄い麺であったが、いりこそばは本当に衝撃の一杯であった。900円でこれだけの経験をさせていただいたことに深い感動を禁じえない。


そんなわけで、文句なしの満点評価。既存の概念を乗り越えて、これだけ素晴らしい麺を作られていること。今後の展開も楽しみではあるし、末永く営業していただきたいと心の底から思う。



伊佐夫

昼総合点★★★★★ 5.0



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イヤサカ食堂

イヤサカ食堂でランチ(たしか950円)。


普段は忙しく麺類ばかり殺伐と啜っている身ではあるが、たまにはのんびりしようかとカフェ訪問。珍しく時間のあったこの日は、近所にできた気になるカフェを訪問することにした。

通りから中に入っていくと素敵な店舗が出現する。中まで入ると結構静かで、素敵なご夫婦が迎えてくれた。


着席すると、ご主人がテーブルまでやってきてメニューの説明をしていただいた。そこで、食事かどうかをまず聞かれた。空腹だったので食事をお願いしたが、食事でなければ名物のスコーンがありまして、とご主人は言った。


待っている間に注がれた水は香りの良いレモン水で、非常に期待が高まった。外は暑かったので品なく一気飲みをしたら、すぐにおかわりが注がれた。大変申し訳ありません。

待っている間、ゆるりと流れる時間と空間を楽しむ。食事前の気分は殺伐としていることもあるが、不思議と落ち着ける空間。正直、これだけのんびりしたのは久しぶりな気がするのだ。


しばらくして食事がやって来た。この日私が選んだメインメニューはひれかつだったが、さっくり揚がっており大変美味しく頂いた。小鉢もたくさん付いておりいずれもしみじみと旨い。非常にCPもよいと思う。

食後にはデザートが付いてきた。いくつかの中から選択できたので、私は抹茶プリンを選択。これもしっかり抹茶の苦みが残っており非常に美味しく頂いた。

たまらずコーヒーを追加注文。コーヒーは単品なら450円だが、食事に追加であれば+200円(だったと思う。最近記憶が…)であった。コーヒーも丁寧に入れていただき、スプーン型のクッキーが付いてきた。話を聞くと、スコーンを作った余りで作っておられるとか。これも美味しく頂いた。


総じて非常に満足度が高かった。かつゆったり過ごせた。おそらく2時間近く滞在したが、その間周りのお客さんも誰も帰らないほどそれぞれ寛がれていた。余り混んでいなかったのでそういった余裕があったのだと思うのと、あとは店主の人柄なのだと思う。付かず離れずの接客は非常に心地よく感じた。普段は接客に関してはどうでもよいと思っているのだが、カフェには重要な要素だと感じた。

以上で1150円の支払い。コーヒー代を差っぴくとランチ料金は950円になるが、値段以上の満足度であった。今後もこの空間が維持できることを祈っているのでこの訪問記を書くのは非常にためらわれたが、とてもよいお店であったので紹介してしまう。私の訪問記でたちまち混むということもないと思われるのです。


次回は看板メニューの焼き立てスコーンをぜひ頂いてみたい。



イヤサカ食堂

昼総合点★★★★ 4.2



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坦々麺 海苑

坦々麺海苑で坦々麺(680円)。


と、正確には四川牛肉麺(680円)も。


西院周辺で仕事をしている妹と食事することになり、こちらへ。そろそろクソ暑いじめじめしたおなじみの京都の夏が展開され始めるのに備えて、四川系の料理で蒸し暑さを吹き飛ばしたいところである。

よく知られていることだが、四川省の省都である成都は、京都と同じ内陸の盆地である。したがって高温多湿であることもよく似ており、クソ蒸し暑さを吹き飛ばすため、食欲を増進させるためにさまざまな香辛料を使った料理が発達した。

ということは、クソ暑い京都でも四川料理で夏を乗り切るのが良いかもしれない。

そう考えて西院周辺で四川系の料理をと検索して見つけたのがこちらのお店。妹の職場に近いというだけで選んだお店で、この後素晴らしい出会いが待っているとはこの時予想だにしなかった。


お店に入るとそこは中華香辛料の香りに溢れていた。日本の中華料理屋の香りとかではなく、最も近いのは台湾の台北の食堂の香り。本物の中華の臭い。たちまち猥雑だけれども清潔な台北の食堂を思い出す。もうこの時点で私の頭の中で今年3度目のファンファーレが鳴った(あとは煌力と伊佐夫)。

この香りからすると、最も期待できそうなのは牛肉麺だろうなと言う予想はできたが、気分はなぜか坦々麺であったので坦々麺を注文。妹はためらわずに牛肉麺を選択した。


「なんや、中国の香りがするな」と妹はすでに満面の笑み。かつて家族旅行で訪れた中国で味わった四川料理を思い出しているようだが、上記の通り私は違った。妹とは異なり、かつて台湾で食べた牛肉麺を思い出したのだ。


中国国民党は共産党との戦いに敗れて台湾に逃げた際に、中国各地の名コックも一緒に連れて行ったことはよく知られている。したがって、現在でも台湾では、中国各地の地方料理を楽しむことができる。国民党がいかにすげえ泥棒だったかということは台北の故宮博物館を訪れるとよくわかる。ただし、国民党がこれらの財宝を持ち出していなければ後の文化大革命にてこれらは消失していた可能性が高い。物事とは何事も一長一短だよなと思う。

ちなみに、大陸に残った名料理人は、その多くが国民党との関連があったため共産党から弾圧を受けた。その影響で四川で生まれ育った陳建民氏も流れ流れて日本にやって来た。その後彼が麻婆豆腐や、いわゆる日本風にアレンジした坦々麺を広めている。


そんなわけで、牛を食べる習慣のなかった台湾に牛肉麺が大陸から持ち込まれ、その後発展を遂げた。もともと農耕民族は牛を食べない。なぜならば、牛は農耕を手伝ってくれる「家族」だからである。

話は大幅にそれてしまったが、そんなわけで私は台湾で出会った牛肉麺を思い出し、それを頂いた食堂を思い出してしまったのだ。


妹と思い出話に花を咲かせているとすぐに麺が到着した。さっそく坦々麺を頂く。旨い! 真ん中に肉味噌ががっつり載っているのだが、これがいろんなスパイスで炒められいるようでこれだけで凄い「麻辣」感。最初に混ざらないようにそっとスープだけ頂いたら、とても優しいお味の白湯スープであった。おそらく鶏が中心で、豚もあるか。

徐々に肉味噌を混ぜて食べると「麻辣」が強くなってくる。これは非常に面白い。ゴマもよい塩梅に絡んでくる旨さ。


夢中で食べ進んだが、妹の牛肉麺も気になったので途中で交換することとした。まずスープを一口。旨い! いやぁ申し訳ないが私はこっちの方が好み。これは旨すぎる。ていうか口の中に中華が広がった。 台北の空港に降り立った時のあの空気や、台湾の食堂で頂いた牛肉麺などが脳裏に鮮やかに蘇る。長期熟成した黒豆板醤の旨み、その他いろいろな香辛料の見事なハーモニー。辛さも十分だが、なんと花椒が丸のまま入っていて、噛むとびりびり感が口腔内に広がった。これは非常に面白い。

途中で妹には無断でカウンターに置いてあるおそらく自家製の「麻辣醤」を加えたが、さらに麻辣と香りも加わってより旨くなった。


そんなわけで、坦々麺は非常に旨かったが牛肉麺はそれを上回る旨さであった。これで680円とは私的には文句なしの満点であるが、今回は初回訪問であり、今後も何度か訪問してから評価を定めてみたい。


坦々麺 海苑

昼総合点★★★★ 4.7



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四川亭

四川亭で担担麺(700円)。


じっとりじとじとした京都の夏が始まってしまったので、辛いもので暑さを吹き飛ばそうと担担麺を。もしかすると、しばらく担担麺が続くかもしれません。笑。


そんなわけで、以前から気になっていたこちらのお店へ初訪問した。店内に入るとカウンターに男子学生ばかりがずらっと並んでいた。学生に愛されているのだなあと思いつつ着席。

初めてなので担担麺を1辛でオーダーする。


しばらくして担担麺到着。出てくるまでが結構早くて驚いた。ビジュアルはよく見る「日本風担担麺」。さっそくスープを一口頂く。旨い! 辛い物好きとして、1辛なんてむしろ甘いくらいではと思っていたが、意外としっかり「辣」であった。加えてすりゴマがたくさん入っておりゴマの風味も結構強いが、これがなかなか面白い。

具として載っていた挽肉は、それだけで頂くとちょっと甘めの味付けだったが、スープと混ぜると別のコクが出てこれも面白かった。

そんなわけで、辛旨な麺はあっという間に私の胃の中に消えて行きました。人によっては、辛すぎると感じる方、あるいは胡麻が強すぎると感じる方もおられるだろうなと思う。

次回訪れたときには四川風と思われる汁なし担担麺を試してみたい。


四川亭

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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イノクマカフェ

イノクマカフェできまぐれイノクマディナー(850円)。


まあいろいろありまして、普段であればほぼ毎日自分で夕食を作るのだが、珍しく非常に疲れていたので全く作る気も起きず。自宅近くのこちらで夕食を頂くこととした。

普段のテンションであれば一品料理をいくつか注文して、お酒も注文して。ちびちびアルコールを舐めながら来る料理を楽しみに待つのであるが、この日は全くそういう気も起きず、夕食には珍しくアルコールを注文せずに普通のディナーメニューを注文してしまった。

きまぐれディナーはいくつかの品目の中からメインを選ぶことができる。この日はとても疲れていたのだろう、普段ではほぼ絶対に注文することのない「鮭の西京焼き」を注文してしまった。ちなみに、私の密かな趣味の一つは、安くで大量に売られている鮭のアラを下処理して、愛用している本田味噌と味醂を合わせた「自分好み味噌」に漬け込んで作る鮭の西京焼きである。プロの味との違いはいかがであろうか。


料理を待つ間、店長のジャンプ君が幾度となく挨拶に来た。彼の体はふかふかで、触っているだけで疲れが癒された。


そうこうしているうちに料理が到着した。さっそくメインの鮭を一口ぱくり。旨い! ちょうど良い塩梅とはこのことかと思い知らされた。自分の作るものはちょっと味が濃すぎだなあと。まあ酒に合うと言えば良い逃げ口上になるか。

鮭の他にはおばんざいが二鉢。いずれも旨かった。さらにサラダ付きで、みそ汁も出汁が良く効いていて旨い。発芽玄米ご飯も美味しかった。食べているうちにたちまち疲労が吹っ飛んでいくのが分かった。とても元気になれる料理であった。

総じてCPが非常に良いと思われた。空間もとても寛げる。コンビニであれこれ買い込んで800円になるくらいならこちらで食事する方が断然お勧め。ディナーメニューでこれだけCP良いのもなかなかないと思う。

一人でも家族でも、友人とでも楽しめるお店だと思う。

次回は元気な時に一品料理をアルコールで頂きたいと思う。


イノクマカフェ

夜総合点★★★★ 4.2



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煌力

煌力で淡醇醤油ラーメン(680円)。


この淡醇醤油ラーメンもなんとなく気にはなっていたのだが、「魚介とのダブルスープ」とのことでなんとなく食指が動かなかった。ダブルスープに多い、いわゆる「またお前か」となると残念だろうという気持ちと、冒険しなくても煌力ラーメンが旨いのであえて注文しなくても、という気持ちがごっちゃになっていたのだ。


そんなわけでようやっと勇気を振り絞って注文。

さっそくラーメン到着。ビジュアルは意外と「煌力ラーメン」とさほどの違いはなかった。削り節がかかっているくらいか。さっそくスープを一口頂いたが、やや魚介の風味が効いているものの意外にも煌力ラーメンの、あの複雑に入り組んだ「最高のバランス」の原形をとどめていた。これは旨い! 麺は全粒粉の細麺で、これも非常に面白い。

夢中で食べ進んだが、途中で「麻」なピリピリ感がやってきた。おそらく花椒も使われているのだと思う。もし使用されていれば、日本では坦坦麺や麻婆豆腐以外であまり使われないので結構意外ではあるが、そんなに主張は強くない。これもこれで非常に面白い。

煌力ラーメンにあった柚子が今回はなかったが、魚介なので使っていないのか、あるいは季節的な問題だろうか。ちなみに柚子の風味がなくても旨い事にはまったく変わりない。

「よろしければお好みでどうぞ」と出されたレモンを途中で絞ってみたが、酸味一杯になるのかと思いきや全くバランスが崩れないのには感動した。ちょっとさっぱりするが全く邪魔をしない酸味が加わる。たちまちスープを飲み干した。

680円でこの体験。正直今までこれを試さなかったのが悔やまれるレベルであった。あまりの複雑さゆえに好き嫌いの分かれるところかもしれないが、昼間のメニューを3種試しての私の評価は文句なしの五つ星である。あとは私の苦手なつけ麺だけだが、これもそのうち試してみようと思う。


煌力

夜総合点★★★★ 4.7

昼総合点★★★★★ 5.0



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金久右衛門 京都西院店

金久右衛門 京都西院店で金醤油ラーメン(650円)。


またまた中途半端な時間に食事をとることになり、通し営業のこちらへ。以前から気にはなっていたのだが、今回初訪問となった。

メニューを広げるといろんなメニューがある。初訪問で「もっともデフォルトなメニュー」に悩んだが、事前情報では「ブラック系」は後発とのことだったので「金醤油」を選択した。麺は正直よくわからなかったので太麺を選択した。

正直、こちらのラーメンはすげえ楽しみだった。支店とはいえ、大阪を代表するラーメン。こないだカドヤ食堂を訪問して「全く奇を衒うところのないラーメン」に感動していたので、こちらのお店にも大きな期待をしたのだ。


店内には獣臭全くなし。麺はテボで茹でられるのは仕方がないか。店内を見渡すと「17時以降は喫煙可」とのことで、夜には来ないようにしようと誓う。

しばらくして金醤油ラーメンが到着した。名前の通り黄金色の清湯スープで、とても美しいビジュアル。麺は沖縄そばのような中太平麺であった。あとはメンマと太めのばら肉チャーシューが一枚と青ネギ。

まずはスープを一口頂く。旨い! これはおそらく鶏と醤油ダレだけか。豚の香りやコクははあまり感じないが、逆にとてもシンプルな旨さが口に広がる。これまた「全く奇を衒わない、直球勝負」である。いろんな出汁を複合的に楽しむのが重奏的な旨さであれば、金久右衛門の金醤油ラーメンは独奏の面白さがある。ストレートにシンプルであるが故にごまかしの効かない旨さ。そこには一点の濁りも感じなかった。

全く奇を衒ったところのない味はある意味保守本流であり、支那そばややカドヤ食堂とも通じるところがあると思う。京都で似たようなラーメンと言えばさのやくらいしかとっさに思い浮かばない。

麺は加水率の高い平打ち麺。これはこれでよくできていたが、次回は細麺を試してみたいと思った。このスープにはおそらくスープを持ち上げる細麺の方が合うと思う。

次回訪問時にはぜひブラック系を試してみたい。っていうか、これはぜひ本店を訪れないとと思わせる一杯であった。



金久右衛門 京都西院店

昼総合点★★★☆☆ 3.7



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岡崎屋本店

岡崎屋本店で味噌煮込みうどん(700円)。


所用で「味噌の国」の愛知県方面に行くことになり、麺食いの自分としてはご当地グルメの味噌煮込みうどんを頂くこととした。地元では評判が高いとのことでこちらに初訪問することとなった。店内禁煙なのもうれしいところ。


のれんをくぐった瞬間から、たちまちエスニックな香りに包まれた。カレー煮込みがこちらの名物とは聞いていたが、この香りは単純なカレーの香りではない。とっさに脳裏に浮かんだのは、かつて旅行で訪れたベトナムやラオスの山奥で経験したような東南アジア的な香りであった。東南アジアの山奥の、アスファルト舗装されていない砂埃の舞う道端にある小さな屋台で食事した風景がたちまち浮かんだのだ。いやあ、まさか愛知県のうどん屋で東南アジア的な香りを経験することになるとは思わなかった。なんだかよくわからん不意打ちにちょっと感動した。

メニューを見ると、カレー煮込み及びカレーうどん以外にエスニックな香りがするようなメニューはないので、これはここで使用されているカレー粉の香りなのだと思う。コリアンダーシードの香りが強いような気もしたが、もしかするとカレーと味噌が合わさるとこんな香りになるのかもしれない。

ここで、あらかじめ決めていた味噌煮込みにするのか、あるいはこのエスニックな香りのもとと思われるカレー煮込みにするのか非常に悩んでしまった。さんざん逡巡した揚句、初めて訪れた店では最もデフォルトメニューを頼むことにしていること、すでに胃袋が味噌煮込みであったので、メニューの一番上に書いてある味噌煮込みうどんを注文した。

煮込みなのでそれなりの待ち時間を覚悟したのだが、余り混んでいなかったためか10分ほどで到着した。

ビジュアルは予想通りに土鍋に赤みそでぐつぐつと煮えている。スープをまず頂いたが、味噌の塩梅も悪くなく、ちょっぴり甘目でこれもちょうどよい。味噌を3種類と、みりんとどぶろく、あとはあらかじめ卵も加えてあるとのことであった。

具はネギと椎茸、鶏肉、お揚げ、かまぼこに、真ん中に卵が落としてあった。卵は到着時にはすでに半熟に固まりつつある状態。

うどんはやや固め。コシは十分すぎるほどあり、生麺から煮込んでいるためやや硬くなっているものと思われる。噛みごたえ抜群でつるつる食べるというよりはわしわしと噛むと言う状態であった。個人的には、煮込みの麺はもう少し食べやすい方がよいと思うが、この硬さはこれで土地に根付いたものなのだろうなと思う。

同行者のざるうどんを少し頂いたが、こちらはしっかりと腰のある、グミ感もある非常に旨いうどんであった。つけだれもちょっと甘めであったがこれはこれで面白いと思った。この店のしっかりとコシのあるうどんは、煮込みにはあまり向いていないような気がした。しっかりと湯で茹でて、水で締めた方がより真価が発揮できると思う。

そんなわけで、星は合わせ技で3.3とした。


というわけで、次回訪れたときは非常にエスニカルな香りのカレーうどん(煮込みではなく)を試してみたい。


岡崎屋 本店

昼総合点★★★☆☆ 3.3



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拳10ラーメン

拳10ラーメンで拳醤油ラーメン(700円)。


かつてここに存在したこぶ志時代には何度か通った。非常に旨いラーメンを食べさせてくれる店と言う印象であったが、梅小路に移転されてからは全く訪問していない。いつかは訪れたいと思っていたところ、創業の地に二号店が出来ていることを知りさっそく訪問した次第。

以前の「こぶ志」とは別の店だと自分に言い聞かせて、まずはデフォルトメニューをと思いメニューに目を通す。拳の塩と醤油で迷うがなんとなく気分的に醤油を選択した。

店内には獣臭なし。完全禁煙なのも好感が持てる。すぐにらーめんが到着した。


ビジュアルは全くの清湯スープ。チャーシューはローストポークで、いわゆるレアチャーシューが2枚。あとは柔らかく煮たメンマ(ただし味は濃いめ)が結構たくさん入っているのと、おそらく水でさらしただけのほぼ生の玉ねぎ。加えて海苔とナルト、てっぺんには三つ葉が乗っている。

さっそくスープを一口頂く。旨い! 豚が主と思われる清湯スープは全く臭みもなくしみじみと旨い。続いて麺を頂いたが、多加水のぷりぷりもちもちとした麺がこれまた豚清湯によく合っている。これは旨い。


総じて旨いラーメンであったが、いくつか気が付いたことがあった。

玉ねぎ(エシャロット?)の存在価値がちょっと良くわからなかった。九条ねぎの代わりなのかと思ったが、たしかにこの清湯には香りの強い九条ねぎよりも甘みのある玉ねぎをと思われたのかもしれないが、であればもう少し火を加えて甘みを出した方が良いのではないだろうか。おそらく水にはさらされていると思うが生のままだと意外に玉ねぎの香りが強いと思うし、玉ねぎの主張が強かった。

あとは、メンマの味が意外に濃かった。これはあえてされているのだと思うし、醤油味にはあっていると思うが塩や他のスープにはどうだろうか。塩などの他のメニューでは味を変えてこられているのかもしれないのでこれは他のメニューで確認してみたい。



拳10ラーメン

昼総合点★★★☆☆ 3.6



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へんくつうどん

へんくつうどんで天ぷらうどん(600円)。


さんざん飲み倒した夜。幸せな気分のまま北野天満宮付近をふらふら歩いていたのだ。うーん今日も楽しかった。このあたりで一発麺類で〆て帰って寝るか!

時計の針はすでに深夜。やっているラーメン屋もあるわけがなく、酔っ払い独特の「思っているだけで食べた気分になり幸せいっぱいな感じ」になっていた。

そんな中、ふと正気に戻った。そういえば、このあたりに夜中だけ開いているうどん屋があったようなないような…!


果たして天満宮の東側にその店はあった。しんと静かな天満宮と、道を一本隔ててカラオケの聞こえる一画がある。うどんの暖簾とカラオケの聞こえる場所が一致したので「もしやカラオケもあるうどん屋では」とちょっと後ずさってしまったが、カラオケは二階の店から聞こえるようだ。そんなわけで麺への欲望には勝てずに暖簾をくぐった。

「いらっしゃい」と優しく迎えていただいた。もちろん中にはカラオケもなく、とても懐かしい空気が私を包んだ。この雰囲気はあまり京都的ではなく、例えて言うならば旅行で訪れた静かな町の、しかも端っこの方にあるお店の雰囲気を彷彿とさせた。

同時にとてもよい出汁の香りに包まれる。非常に面白いコントラストというかなんというか、ちょっとタイムマシンで別の時代に降り立ったような気分になる。


そんなわけで天ぷらうどんを注文。実は関西ではまず外れのないきつねうどんを注文するつもりだったのだが、あえて注文を変更した。

しばらくしてやって来たうどんは、全く私の予想した通りであった。コシもへったくれもない「京都のうどん」に、天ぷらは私の掌くらいの大きさがある代物。出汁は昆布とかつおのよい香りがする。

天ぷらは思った通り、ほとんどが衣であり、中の海老は小指くらいの大きさの、しかも噛めば噛むほど味の出るタイプであった。そうこれを期待していたんです。このややジャンクな感じ。酔っ払いには洗練された揚げたて天ぷらなんていらないのですよ。夜中にさんざん酔っぱらって〆るうどんの天ぷらはこれがいいんです。

夜中のうどんにコシも全くいらない。そんなわけで、へなへなうどんに崩れ落ちるてんぷらの衣を絡めて美味しく頂いた。酔っ払いにはとてもよいうどんであったが、次回は天ぷらはええわ。きつねにしよ。



へんくつ うどん

夜総合点★★★☆☆ 3.2



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麺対軒

麺対軒でラーメン並(650円)。


またまた中途半端な時間に食事をとることになってしまい、通し営業のこちらを初訪問した。前情報では「新福菜館 河原町店の方が独立して出来た店。味は全く新福菜館」ということであったが、実際はどうなのだろうか。

新福と同じ系統のラーメンなのであれば新福系の中では最もお気に入りの三条店でもよかった。三条店も通し営業していることだし。しかし三条店のラーメンを最近お持ち帰りして家で食べたばっかりということもあり、たまには河岸を変えてみることにした。


初訪問の店では最もデフォルトを注文することにしているので、迷わず並を注文。待っている間にメニューに一通り目を通す。普通は逆だろうと自分につっこみ入れてみたり。「生姜ラーメン650円」や「旨辛麻辣麺750円」など意欲的なメニューも目立つのが面白い。

しばらくしてラーメン到着。ビジュアルは、前評判通りの新福ライクな真っ黒なラーメン。気になったことと言えば、私の好きな三条店やあまり好きではない本店では並へのもやしトッピングはない(大盛りにはもやしがトッピングされる)が、こちらはあるということ。新福の並にもやしと言えば、やはり河原町店である。

一口ラーメンを頂く。スープは紛うことなく新福特有の肉のスープだが、やや油が多い印象。だが旨い。新福菜館本店よりはきっちりとまとまっているのではないか。バランスは三条店には劣るというのが正直な感想であったが、三条店以外の新福よりは旨いと思った。ただし正直もやしは余計かな。以前に食べた「新福菜館 河原町店」よりはブラッシュアップされていると感じた。



あまり知られていなくて驚くことが多いが、新福菜館の直営店は府立医大前店のみである。HPにもそう明記されている。他の「新福菜館」はすべて「暖簾分け」であり、独立した時期やその後の経過により独自の展開を遂げている。なので、例えば「三条店」と「河原町店」は基本的には全く無関係であり、それぞれも、現時点では「本店」とも無関係である。したがって三条店と河原町店は「真っ黒なスープ」という共通点以外は味ももやしの有無も全く異なっている。

暖簾分けの河原町店から独立されたと思われるが、そうであれば独立にあたり「新福菜館」の暖簾を掲げることは難しかったのかもしれない。もちろん、あえて新福菜館とは無関係な屋号をつけられた可能性は残る。


あらためてレビューを見てみると「新福に劣る」と書かれているものを多く見るが、どこの新福に劣るのだろうか? 本店? それとも出身の河原町店? あるいは私も好きな三条店だろうか? いずれの店も現在は直接の関係はない店である。そもそもこちらの店が、仮に「新福菜館 四条堀川店」として営業されていれば「新福」と比較されることもなく、こういう批評はなかったのではないだろうかとも思う。全く違う屋号で始められたが故の悲劇である気がしてならない。


長年作って来られた新福のラーメンが基本メニューになっているのはある意味当たり前だと思うが、そこから発展したメニューを考案されているのが素晴らしいと思う。今回はあえて新福チックなメニューを選択したが、次回訪問時には別のオリジナルメニューを試してみたい。



麺対軒

昼総合点★★★☆☆ 3.6



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あいすくりん ちべた

あいすくりんちべたであいすくりん。


クソ暑い日々が続いたので、ちべたいあいすくりんで体を冷やすことにした。

こちらのあいすくりんは、もともとすぐ近くのトンカツ屋「西陣大江戸」のデザートメニューであった。ご主人の奥さんの手作りであったのだが、非常に好評なため独立してあいすくりん屋を始められたそうだ。もちろん今でもこのあいすくりんは西陣大江戸のメニューに残っている。

いつも持ち帰りで利用する。家族に卵を含むマルチアレルギーのものがいるので、一緒に食べようといつも卵の入っていないシャーベット系を中心に購入。

原材料表示をしっかりされていることや、余計な添加物を使用されていない(マルチアレルギーって何に反応するのかわからん怖さがあるのですね)のでアレルギー体質のものも安心して購入できる。香料すら入れていないのは珍しいのではないだろうか。例えば、以前に購入した「みかん」は「原材料:みかん 砂糖」のみ。いちごも「原材料:いちご 砂糖 レモン果汁」と非常にシンプルで、全くごまかしのない直球ストレート勝負。持ち帰りカップは一つ315円だったと記憶しているがこの値段でやっていけるのか逆に心配になる。

材料はとてもシンプルで余計な添加物は入っていないためか、後味も軽く、口の中でさらりと溶ける。一服の清涼感が体の中を通り抜けていく。


ああ幸せ。まったく生き返った気分である。今年の夏もよろしくお願いします。


あいすくりん ちべた

昼総合点★★★★ 4.0



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カモガワラボ

カモガワラボでサービスカレーセット(680円)。


梅雨だと言うのに全く雨は降らず、クソ暑い日々が続く。暑さに弱い自分は容易に夏バテするので、ここしばらくはそうめんとかとろろそばとか冷やしぶっかけうどんとか、口当たりの良い麺類しか入らなかった。これでは余計にバテそうな気がしたので、程良くスパイス感のある、旨いサラサラカレーが食べられれば良いなあ、などと考えていた。

「程良くスパイス感のある、旨いサラサラカレー」と言えば、自分的にはかつて河原町丸太町にあった「パキスタンカレーの店」がお気に入りだった。それも改装前の旧店舗。

府立医大前のCafe Kahviが「パキスタンカレーの店」の味を継承しているとは聞いていたが、全面喫煙可と聞いて二の足を踏んでいたのだ。


Cafe Kahviには未訪問であったのでこの際紫煙を我慢してでも元気をもらいに行った方がよいのかなあ、などと考えていた。そんなことを考えながらぶらぶらしていたら、気が付くと河原町丸太町の、かつて「パキスタンカレーの店」があったあたりを歩いていた。

そう、その時見つけてしまったのだ。そして衝撃的な出会いが私を待っていた。河原町丸太町の交差点をちょっと東に行ったところに「カモガワラボ」の案内があった。メニューを見ると「牛すじとザクロのカレー」がある。ええっ! これってパキスタンカレーやん。丸太町通りにある店案内を見ると、店舗は「パキスタンカレーの店」の旧店舗があるところと全く一致していた。


___________________________


「パキスタンカレーの店」との出会いは高校生の時まで遡る。当時の友人から紹介されたのだ。

「むっちゃ美味しいカレー屋さんが丸太町河原町にあるねん。絶対旨いから一回食べてみ」
「マジで? そこまでお前が推すのは珍しいな。なんて言う店?」
「パキスタンカレーの店っていうねん」
「パパパパ、パキスタン?」

当時はとっさにパキスタンとカレーが結び付かなかった。なんせまだ高校生である。カレーと言えば市販のルーで家で作る「おうちカレー」か給食や学食のカレーくらいで、本格的なインドカレーすら未体験であった。

「そうパキスタンカレー。むっちゃ旨いで」
「ええと、全く想像つかへんけどどんなカレー?」
「せやな。サラサラや! 味は説明できひんわ、上に干しブドウが乗っててよく合うねん。まあ食べてみて」

サラサラ? 干しブドウ? パキスタン? 頭の中は「?」だらけであった。

さらに彼から詳しく話を聞いた。500円でカレーとチャイが付いてくること。営業は月曜から土曜までで、日曜日定休。営業時間は12時から15時までだが、1日30食限定なので14時くらいにはもう売り切れていること。どうやら店自体、儲ける気は全くなさそうだ。

「ということは、学校あるし土曜日しか行けへんやん」
「そういうことやな。また行ったら感想教えてやー」
と彼は颯爽と去って行った。


さっそく次の土曜日に訪問した。店の中はカウンターが6-7席のみ。カウンターの向こうではおばちゃんがせっせとカレーを盛っている。メニューは「カレー 500円」「ビール 300円(自信なし)」「カレー持ち帰り 400円」(値段は記憶の中だけなので異なる可能性あり)の3つのみ。もしかすると単品のチャイもあったかもしれない。

そんなわけで、何も言わなければ黙ってカレーが出てくる。私も席についてすぐにカレーが出てきた。

ビジュアルは、大きな皿に具が完全に溶け切っているカレーと白いご飯が盛ってあり、ご飯の上には干しブドウとミントが乗っていた。まずは思っていた以上のサラサラに度肝を抜かれた。

一口カレーを頂いた。旨い! まったく経験したことのない味が当時高校生であった私の味蕾を貫く。なんじゃこりゃー! スパイス感もおうちカレーとは全く違うし、肉も野菜も溶け切ったカレーには懐かしい旨みもある。また程よく酸味も聞いているし、ときおり口に入る干しぶどうの甘みがまたたまらない。

あっという間に完食。食後のチャイは熱いのと冷たいのから選べた。本格的なチャイも初体験で、世の中には全く知らない食べ物があるのだと感動した。


ご飯の量だけが高校生には物足りなかったが、言えば無料で大盛にしてくれた。

それからは可能な土曜日、及び長期休暇の昼食に、なけなしの小遣い(バイト代です)を握りしめて「パキスタンカレーの店」に通い詰めた。

店主の方はHさんという女性(もちろん日本人)の方で、もともとは隣のスポーツ用品店をされていた。そのスポーツ用品店の一部を改装してカレー屋を始められたと聞いた。なので本当に「趣味でやっている店」であった。スパイスはパキスタンから直送してもらっていて、牛すじを溶けるまで煮込み、そこに野菜スープと鰹だし、ニンニク醤油などを加え、炒ったスパイスを加えて作っているとのことだった。酸味はザクロの種を使われていた。ザクロの酸味と鰹だし+肉+野菜の旨み、スパイスの香りと辛さが見事に調和したカレーであった。


「パキスタンカレーの店」はいつも行列ができており、その行列の中には前述の友人を見ることもあった。おう、すっかりハマってんな! などと言い合ったものだ。

そのうち趣味の店は本業に昇格し、気が付くと隣のスポーツ用品店を畳まれて、その跡に新「パキスタンカレーの店」が開店した。この新しい店では、1種類だけだったカレーの種類も増えており、メニューも増えた。営業時間も夜までとなり、日曜日も営業することになった。そして店舗の半分はギャラリーになっていた。

新しくなってからも何度か訪れた。カレー自体のビジュアルは変わらなかったが、気のせいかスパイス感もマイルドになっていた。なにより、Hさんを見なくなっていた。もしかすると途中でオーナーが変わったのか。喫煙も可能になっていたと記憶している(カウンター時代はそもそもくつろげる店ではなかった)。いつからか大盛注文も通らなくなり、なんとなく足が遠のいてしまっていた。

そして京都に帰ってくると、「パキスタンカレーの店」はなくなってしまっていたのだ。


_________________________


カモガワラボに入店する。雑貨も置いてあり、販売もされているようだ。サービスカレーセットで、上記の「牛すじとザクロのカレー」にサラダとチャイ(もしくは紅茶かコーヒー)が付いてくる。これで680円は安い。儲かる気はあまりなさそうだ。まるでかつての「パキスタンカレーの店」の旧店舗の、趣味的経営を思い出す。

お店はとても寛げる感じで、ありがたいことに全面禁煙となっている。

しばらくして、カレーがやって来た。ビジュアルはかつてと少し異なるが、香りは間違いなく「パキスタンカレー」であった。もう間違いなさそうだ。さっそく一口頂いた。間違いなくパキスタンカレーの味だ。しかも記憶の中の旧店舗時代の味にほぼ一致している。懐かしい思い出が次々と蘇る。土曜日行列に並んだ高校生時代。そして大学生になってからもたびたび通ったこと。冷凍された持ち帰りカレーを買って帰って、自宅で山盛りのご飯で食べたこと。などなど。


思い出の渦に巻き込まれながらたちまちのうちに完食した。


正直、同じ場所で同じ味を出しているにもかかわらず「パキスタンカレーの店」をあまり表に出していないのはなぜだろうか。「パキスタンカレー」を標榜されているCafe Kahviに遠慮されているのかもしれない。なのでここで同じ味が復活されていることはあまり知られていないのではないだろうか。

なお、記憶の中の味とはほぼ一緒だったが、微妙に違うような気もした。一味足りないと思ったのは思い出の味が美化されているからだろうかと思う。食べ終わった後、たくさんのスパイスの効果かあれほどばてていたのがすっかり良くなり、食欲も戻って来た。暑さでバテる前にまた再訪したい。


カモガワラボ

昼総合点★★★★ 4.7



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御殿山

からっ梅雨で早すぎる夏がやって来たため、早くも夏バテしてしまった。おかげで素麺くらいしか喉を通らず、ろくに食事ができていないので、沖縄の店レビューでお茶を濁すことにしました。


いろいろ思うところがあって、沖縄で生活していた時の食事記録を残しておくことにしました。観光で訪れた店ではなく、住んでいて幾度となく訪れた店のみに絞っています。少し前の話になり、今とは少し異なるところもあるかと思いますがご了承くださると幸いです。


御殿山(うどぅんやま)で沖縄すば。


沖縄では転勤もあったので沖縄各地を転々としたのだが、結論から言うと沖縄そばの名店は本島北部のいわゆるやんばるに集まっていたと思う(異論はもちろん認めます)。そばに関しては、中部には正直ろくな店がなかった(屋嘉そばくらいかなあ。しかも宜野座に移転されたそうなので今はほぼやんばる)し、南部には面白い店はあったが、個性的な麺を挙げていくとやんばるにはかなわないと思う。


そんな中、南部で数少ない通い詰めた店がこちらの御殿山。もうひとつうめ~屋にも通い詰めたがこちらは現在行方不明になっている。

御殿山は首里の山の上に位置している。山の上の、昔ながらの沖縄民家。とはいっても首里なので、元はそれなりの名家だったはず。店内はとても落ち着いた雰囲気で、首里を一望しながら頂くそばはしみじみと旨い。

出汁はもちろん豚+カツオ。灰汁で打ったという麺はそれなりの風味があるが、やんばるの森に囲まれた北部と比べるとそのハンデは大きそうだ。きしもと食堂は、今でもやんばるの森に生えるイジュの樹から灰汁を作って麺を打っているが、そういった意味では、森に囲まれているわけではない中南部のそば屋は差をつけられている。北部に名店が多いのはもしやそういう理由からだろうか。



他には連続性の問題もあるかと思う。かの戦争で、ご存知のように中南部は激烈な地上戦の戦場と化した。貴重な百年物の泡盛の古酒は戦争でそのほとんどが失われた。そんな中、そば屋も含め沖縄中南部は歴史がいったんリセットされてしまっている。中南部からの疎開地になっていたやんばるは、そういった意味では戦争の影響はまだ少なかった。なのできしもと食堂のように、戦前からのそば屋が今もその作り方を含め残ってきているのではないだろうか。


今の沖縄はすっかり平和になった。もちろん米軍基地はたくさんの沖縄の土地を占領しているし、米兵による横暴もないことはない。米兵所有の車「Yナンバー」の車を避けて運転するのは沖縄住民の間では常識である。しかしかの戦争の時に比べると、またアメリカ占領時代と比べるとずっと平和になったと思う。そんな平和な首里の丘の上で食べるそばはしみじみと旨かった。また首里と訪れた際にはぜひ訪問したい。


御殿山

昼総合点★★★☆☆ 3.8



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らーめん 彦さく

らーめん彦さくでこってり豚骨ラーメン(670円)。


お気に入りになってしまったので、彦さくのメニューをコンプリートしようと予定通り豚骨ラーメンを注文。
勢い余って揚げニンニクもオーダーしてしまった。
メニューを見ると、冷麺も始まった模様。
ゴマ風味の冷麺と油淋鶏冷麺があるようで、暑さが本格的になって食欲が低下すれば冷麺メニューも試してみようと思う。

店内には若い客が多い。
女性客も多く、ポップで獣臭のない店の狙いは成功しているなあ、などとぼーっと考えていたらラーメン到着。


これがまたドロドロのスープで、麺と一緒に持ち上がる持ちあがる。
麺とスープが一体化して旨い!
さすがに中華歴が長いご主人の作るスープは豚骨なのに全く臭みがなく、旨みのみが濃厚に押し寄せてくる。

筍はさすがに3回目になれば慣れてきた。初めはただ驚いただけだったが、慣れてしまえばこれは面白いと思う。
勢い余って追加したニンニクも、こってりスープとはよく合う。
今度はこってり鶏骨らーめんにもニンニクを追加してみたい。


総じて非常に旨かった。こちらの店はこってり系のメニューが自分と合うようだ。
次回は冷麺か、もしくは極海老ラーメンを試してみたい。


らーめん 彦さくラーメン / 今出川駅鞍馬口駅北野白梅町駅

夜総合点★★★★ 4.3

昼総合点★★★★ 4.3


大門

大門で大門ラーメン(700円)。


#レビューを残すかどうかかなり迷いましたが、正直に感じた通りに書き残しておくことにしました。


中途半端な時間に昼食をとることとなり、通し営業のこちらへ。以前に「ナイトスクープ」で登場したこともあり興味がないわけではなかったが、今まで訪問する機会がなかった。

店内に入ると結構な獣臭。この時点で踵を返せばよかったのだが、空腹でもあり着席。もっともデフォルトと考えた大門ラーメンを注文した。

少し待ってラーメン到着。「大栄系」とのレビューも見たので清湯とばかり思っていたがしっかり濁っている豚骨醤油で、臭いも結構強い。具は薄いチャーシューが5枚とネギのみと寂しいビジュアル。

麺を一口啜る。「!」麺柔らかすぎ。コシがないどころか口の中で溶けるレベル。マジですか! 私のレビューを読んでもらえばわかると思うが、スープに合いさえすればたいがいの麺柔らかめは許容範囲(むしろ「麺固め」注文が嫌い)なのだがこれはない。「茹で時間3分」の麺を10分くらい茹でているのではないか。

もしくは、テボではなく平ざるで湯切りをする場合、前のロットの麺が茹で過ぎられて少し残っている場合があるが、本当にそういうレベル。何かの間違いかと思いもう一口頂いたが、間違いではなかった。そもそも湯切りも見ていたがテボ使用だったし。麺が水分を吸い過ぎてスープが全く乗ってこない。しかも箸で簡単にちぎれる。

大変空腹ではあったが、それ以上食べ進む気にはなれなかった。チャーシューは薄い割には噛み応えのありすぎるタイプで有り難く頂いた。スープも一口頂いたが臭いがきつすぎたので、臭い消しとして普段はほとんど使わない胡椒を振ったが効果なし。


そんなわけで、極めて残念な一杯であった。しかもこの内容で700円はありません。仮に麺が普通だったとしても、下処理の出来ていないスープに寂しい具でCP悪すぎ。これだけの大外れは久しぶり。再訪はまずないでしょう。


大門

昼総合点☆☆☆☆ 1.0



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中国家常菜 燕郷房

いろいろ思うところがあって、沖縄で生活していた時の食事記録を残しておくことにしました。観光で訪れた店ではなく、住んでいて幾度となく訪れた店のみに絞っています。少し前の話になり、今とは少し異なるところもあるかと思いますがご了承くださると幸いです。



中国家常菜 燕郷房で中華料理いろいろ。


沖縄には中華料理屋が結構ある。中国人のされている店もそれなりにあるのだが、いまいちぱっとしないというか、家庭料理の枠を超えないというか、ぼんやりした味付けの店ばかりで、リピートしたいと思える店にはあまり出会えなかった。沖縄で旨い中華料理を諦めかけていた時に出会ったのがこちらのお店であった。


出会いは鮮烈だった。ちょうど美栄橋から移転されてすぐだったと記憶している。香菜を料理によっては惜しげもなくたっぷりと使用され、唐辛子や花椒、豆鼓などの使い方もとてもよい塩梅であった。逆に言うと沖縄にはそういう店がなかったのだ。

そんなわけで、中華を食べる時はこちら一択になってしまったので、随分通った。香菜や唐辛子をふんだんに使った四川風の料理もあれば、それらをまったく使っていない広東風の料理もあり。餃子など東北部の料理もあり、中華なら何でもあり状態。むしろ、「中華をベースにした創作料理」が多かったと記憶している。そしてそのどれもが旨かった。店主は非常にいいセンスをお持ちなのだと思う。

雰囲気も最高で、沖縄に突然出現した「中国」な空間。


常に満席なので、いつも予約をして出かけていた。京都出身の私はもちろん沖縄の名字ではないので、珍しかったのかすぐに名前を覚えてもらった(内地では珍しくもなんともない苗字です)。

ホールには奥さんがおられて、きびきびと働いておられるばかりではなく、時には客席に来られてにこにこ笑顔でいろいろ気さくに話をされたり。ちょっと無国籍な感じの奥さん(勝手なことを言って申し訳ありません)で、ひょっとして沖縄出身の方なのかとも思ったが内地出身だとのこと。いろんなところを旅行して、美味しいと思った料理を元にメニューを考えているのだとおっしゃっていた。


書いていて、沖縄にいたときには沖縄料理以外の料理を強烈に欲していたことを思い出す。沖縄料理も旨いのだが、人間は自分が育った過程で慣れ親しんだ味とは離れて生活しがたいものだと思ったのだ。そんなわけでこちらのお店には随分とお世話になった。また沖縄を訪れた際には必ず訪れたい思い出の店である。


中国家常菜 燕郷房

夜総合点★★★★ 4.8



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八重食堂

いろいろ思うところがあって、沖縄で生活していた時の食事記録を残しておくことにしました。観光で訪れた店ではなく、住んでいて幾度となく訪れた店のみに絞っています。少し前の話になり、今とは少し異なるところもあるかと思いますがご了承くださると幸いです。



八重食堂で三枚肉そば大(600円)。


名護の歓楽街のど真ん中にあるそば屋。結構いかがわしい雰囲気に包まれているところだが、名護は風俗営業が許可されておらず実際には普通の飲み屋街である。京都で例えるのなら四条大宮あたりが雰囲気が近いかと思う。

周りの飲み屋さんなどの店が軒並み閉まっている昼間、こちらは何事もなかったかのように営業されている。


こちらは沖縄に来てほぼすぐに行った店。茹で上げられたそばが具の乗った状態で汁なしの状態で提供され、その後おもむろにやかんに入ったスープが提供される。それを自分好みに並々と注いで頂くスタイル。汁少なめが好きな人とか、汁を多めに楽しみたい人どちらにも優しいシステム。私はどちらかというと後者であった。


初めて訪問した日のことは良く覚えている。空いた椅子に八重おばあがちょこんと座り、その向こうに見える座敷の客は軒並み昼寝を決め込んでいた。中には堂々と高いびきの客もおり。京都ではまず見たことのない風景に「ああここは沖縄なんだ」と強く思ったのを思い出す。

八重おばあ。どうされているのだろうか。いつも客とゆんたく(おしゃべり)されていた。今では思い出せないようなどうでも良い話に花が咲き、お菓子もいろいろ頂いた。タッパに入った黒砂糖を良く頂いたような気がする。その後ろではぐーぐー寝ている熊のような沖縄男性が数名。ゆったり流れる古き良き沖縄の時間が流れていた。


沖縄で働き始めてしばらくして、沖縄出身の同僚が、おいしいそばを食べに行こうと言い出した。麺食いな私はもちろん二つ返事で同意したのだが、連れて行かれたのは八重食堂であった。

「ここねー、美味しい上に面白いわけさー」と同僚は言った。
「わざわざここまで来た甲斐があるよ」
ああ、やかんスープシステムのことなんだろうなと思ったが、京都いけずな私は
「まじで! むっちゃ楽しみやわ」と無邪気に喜んでみせた。

もちろんみんなでそばを注文。しばらくして、スープなしのそばだけまず運ばれてきた。
「さあ、召し上がれ! ここは汁なしで旨いわけさー」と同僚は言った。
ニヤニヤしている彼をとうとう見かねて言ってしまった。
「ごめん知ってんねん。もうすぐしたらやかんでスープが来るんだろ?」
「あきじゃびよー(なんてこったい)!」と彼は叫んだ。

彼は汁が少なめが好きなようで、スープが好きな私はやかんからなみなみとスープを注いで頂いた。

麺はやんばるに多いきしめんのような平打ち麺。具はソーキと三枚肉が選べるが、個人的には良く味のしみた三枚肉がスープにもコクを出して好きだった。

八重おばあ元気かな。また沖縄を訪れた際にはぜひ訪問したい。



八重食堂

昼総合点★★★☆☆ 3.7



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ル・プチメック

ル・プチメックでパンいろいろ


petitmec.jpg


みんなでパンを食べに行くので6/21-23は休みだそうです。なんだかいいなあと思ったので珍しく写真を撮ってみました。パリで良い出会いと発見があるといいですね。


それだけだと内容がないので、今日購入したパンの感想でも書いてみようかと思う。ほぼ毎週末利用するくらいここのパンは大好き。


・くるみパン(168円)

ハード系だけどもっちりした生地にくるみの香ばしさがとてもよく合っている。一口頂いて、たまらず昼間からワインをあけてしまった。ワインと良く合うここのパンを頂くのであれば週末に限る。

・パン・オ・ノア・レザン(504円)

値段はお高い目だが、ボリュームもあり毎回買ってしまう。酸味の効いた生地にクルミとレーズンがたっぷり。生地もかなりみっちりずっしりで食べ応えがあるので、いつも半分だけ頂いて残りは翌日の楽しみにしてしまう。

・クランベリーとヘーゼルナッツのパン(283円)

クランベリーとヘーゼルナッツのコラボレーションが素晴らしい。ますますワインが進む進む。

・パテドカンパーニュ(399円)

こちらでは一番好きなメニューの一つ。ちょっとお値段は張るが間違いなくワインと合う。お店で出すのであればこの値段では出せないレベル。

・ひよこ豆とクミンのフォカッチャ(241円)

焼き立てが提供されたので思わず購入。クミンの香ばしさとひよこ豆がフォカッチャによく合う。

・ラスク(189円)

そんなわけでワインも一本空けてしまった。そのあとは午睡をしっかりと楽しんでしまった週末の午後。ようやく起きだしてかりかりのラスクを頂きながら今これを書いているところ。


ル・プチメックカフェ / 今出川駅鞍馬口駅北野白梅町駅

昼総合点★★★★★ 5.0


ひんぷん山羊料理店

いろいろ思うところがあって、沖縄で生活していた時の食事記録を残しておくことにしました。観光で訪れた店ではなく、住んでいて幾度となく訪れた店のみに絞っています。少し前の話になり、今とは少し異なるところもあるかと思いますがご了承くださると幸いです。



ひんぷん山羊料理店で刺身と汁。


というか、この店のメニューは山羊の刺身と山羊汁しかない(今は知らんが変わっているとは思えない)。というわけで、訪問すると必然的に両方を人数分注文することになる。あれ、山羊そばもあったような気がしてきた。今度沖縄に行ったときに確認しよう。

ここの刺身は絶品である。問題は汁の方で、とにかくヤギの獣臭が凄い。日頃ラーメンの獣臭に文句をつけている私だが、そんなレベルではない。いわゆる「本物は違う」「度を過ぎると病みつきになる」レベル。この強烈な香りは沖縄でも一二を争うのではないだろうか。京都でこの香りを出すと、苦情が来るどころか下手すると警察に通報されるレベル。他の店とは違って、ここの汁は骨から内臓からあますことなく煮込んでいたはず(もちろん、下処理はきちんとされている)。


沖縄に移住してからしばらくして、大阪から後輩が遊びに来た。結構いろいろ遊んだりしていた間柄だったので「沖縄っぽい店に連れて行ってくださいよ! この際好き嫌いは言いませんし!」と言われたその足で、迷わずこちらに案内した。

「山羊食べたことある?」
「ないっすね! むっちゃ楽しみですっ!」
「結構臭いが好き嫌い分かれるで」
「大丈夫っす! そんなん言われたら楽しみ度合いが増えますやんっ!」
・・・君はたいがいの会話に大脳使ってないだろ。


そんなわけで、何も知らない彼を案内することになった。今思うとこれこそ京都いけずやん。


店に入るなり彼は「いやあ匂いますね! むっちゃ楽しみです!」と相変わらず大脳を経ず脊髄反射で喋っていた。もちろん刺身と汁を二人分注文する。

先に刺身がやって来た。「旨い! 意外と臭みないですね。生姜とまたこれが良く合う!」などと意外と喜ばれている。ちなみにこの店の山羊刺は皮付きなので、皮付きの部分はコリコリとした食感を楽しめる。肉だけの部分はとてももっちりしている。獣臭香る店内で、さっぱりと刺身を頂くのもなかなかおつなものである。もちろんオジイ自慢のオリオンビールも泡盛も進む進む。どうでもよいが、そういえばこのお店とオリオンビール工場は目と鼻の先であった。


しばらくして汁登場。これがまたすげえ爆臭で、湯気とともに鼻腔を襲うものすごい獣臭。なんせ内臓丸ごと煮込んでいる。猛烈な感動が彼を襲ったのか、あるいはあまりの香りにフリーズしたのか、友人はただプルプルと震えるのみであった。おそらく想像以上の爆臭がようやく彼の大脳新皮質を目覚めさせたのであろう。

臭い消しとして(あまり機能していなかったが)生姜とフーチバー(ヨモギ)が入っていた。生姜はともかく、フーチバーはこれまた独特の風味と香りがあり、駄目な人は駄目だろう。いわゆる「毒を以て毒を制す」レベルである。

これまたどうでも良い話だが、別の内地から来た友人は、フーチバージューシー(ヨモギ入りの炊き込みご飯、あるいは雑炊で、彼が食べたのは後者)を何も知らずに食べて盛大にリバースしていた。「これは生ゴ○か? もう二度と食わん!」と逆切れしていたっけ。


「…これ、あかんでしょ」ようやく大脳が目覚めた彼は、絞り出すように言った。
「まあ食べてみたら。意外といけるで」私は山羊の肉やら臓物やらを泡盛で流し込みながら言った。
「いや、口に運べへんレベルですやん。これシャレになりませんで」

そんなわけで、散々脊髄反射で話していた彼は、結局箸をつけなかった。もちろん彼の分は私が美味しく頂きました。なんというか、豚骨ラーメンの獣臭と言うよりは、クサヤやふなずしの方が近いかもしれない。

ちなみに、山羊の汁には強烈な子宮収縮効果があるらしく、一昔前までは、出産予定日を過ぎた沖縄の妊婦さんは、病院公認で病室を抜け出しては、産気づくまで毎晩山羊汁を食べていたそうだ。そんな話も料理屋の人やら現地の友人から聞いた。


この洗練されていない味は、おそらく昔からの伝統的な作り方を頑固に守られているのだと思う。マイルドな山羊汁を提供する店が増えた昨今、この店の味は是非守り続けてもらいたいものである。


ひんぷん山羊料理店

夜総合点★★★☆☆ 3.8



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あんびしゃす花

あんびしゃす花でとんこつ醤油らーめん並(650円)。


ずっとつけ麺の専門店だと思っていたので、つけ麺の苦手な私の訪問するリストから外れていたのだが、たまたま見たレビューでラーメンもされていることを知り訪問することにした。たぶん私のように、つけ麺専門店だと思い選択肢から外している方もおられると思うので、ラーメンがあることはもう少しアピールされても良い気がする。


店内に入ると獣臭もなく、まずはほっとする。しかも完全禁煙。今後は獣臭もなく禁煙空間であるラーメン屋が普通になっていくのだろうな。非常にありがたい。

厨房では元気なお兄さんが一人で作業されている。ホールにはお姉さんが一人。カウンターでラーメンの出来上がりを待つ。

さてラーメン到着。まずはスープを一口。甘っ! 甘いけど旨っ! とろりとしたスープは玉ねぎの甘み満点である。くどい甘さではなく自然な甘みであり、これは旨い! こういうタイプの甘みがあるラーメンは初めてかもしれない。これは嬉しい出会いになった。

麺は太麺。茹でるのに時間がかかりそうなタイプだが、こちらももっちりと旨い。

具もメンマを炙ってある。こういうタイプのメンマは初めて出会ったが、これも非常に面白い。チャーシューは結構味が濃く、これは好みが分かれると思う。これだけ持って帰って酒のつまみにするか、あるいは白いご飯の上に乗せて食べるのがいいかもしれない。


総じて非常に満足度が高かった。これだとつけ麺もきっと旨いに違いない。普段はまず食べないつけ麺だが、こちらのつけ麺は一度試してみようかと思わせる一杯であった。


あんびしゃす花

昼総合点★★★☆☆ 3.7



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鶴武者

鶴武者でらーめん(700円)。


こちらは開店間もない時にいちど訪れたことがある。その時もたしからーめんを頼んだのだが、正直味の記憶がほとんど残っていない。たぶん疲れていたんだろうな。生来食いしん坊なのだから。おぼろげに覚えているのは、なんだか変わったラーメンだったということ、不味かったという記憶は全くないことである。


そんなわけで、久しぶりに訪問してみた。味を覚えていなかった悔しさもあり再度らーめんを注文した。

店内はとても清潔で獣臭なし。全面禁煙なのも好感が持てる。女性受けする味なのか、客にはちらほら女性もみえる。まあ不潔で獣臭がして喫煙可能なのは女性が嫌う要素だからね。女性だけではなく男性である私も基本的には嫌いだが、それが好きでたまらないという男性をちらほら見る。女性で上記の三重奏が好きだという方には会ったことがない。性差って不思議だなあと思う。

などとどうでもいいことを考えているとらーめん到着。


まずはスープを一口。鶏と野菜をしっかり煮込んだ甘みと、あさりの香りがドカンと来る。店内の説明にはタレに使用してあると書いてあるが、けっこうがっつりあさりが来る。全体的にはとてもクリーミーではあるが、塩気も強い。

いわゆる単純な鶏白湯ではなく、よくできたポタージュだ。これはお酒に合うだろうと思う。

合わせるのならばタンニンの効いた重厚な赤ワイン。つまりピノノワールではなくカベルネが良く合うと思われる。ご主人はフレンチでの経験もあるのだろうか? あったらお酒はスーパードライではなく赤ワインを置いてそうだが。少なくとも珍遊だけの経験ではなさそうな気がする。

しかし、これだけ赤ワインに合いそうな麺を提供しているにもかかわらずスーパードライとは、ご主人は下戸なのだろうかと勘繰ってしまう。


縮れた自家製の麺はスープと良く絡む。肉は低温でローストした「ローストポーク」である。これも間違いなく赤ワインと合うだろう。


そんなわけで、美味しく頂いた。ワインがあればきっとスープも飲み干したと思うが、ノンアルコールでは塩気がきつく飲み干せなかった。なお、飲み進めるうちにあさりの風味よりも鶏が強くなっていったのが面白かった。


そんなわけで、結構マジで赤ワインを置いてみてはどうだろうかと思う。ただし醤油風味にカベルネは絶望的に合わないので、和風らーめん用には日本の誇る「甲州」ワインを。窯出しチャーシューの日に、先にチャーシューとワインを頂き、らーめんで〆るのもありだと思う。ワインの合うラーメン屋としてアピールはできると思う。問題は、間違いなく回転が悪くなることだな。


らーめん 鶴武者

夜総合点★★★☆☆ 3.5

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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中華のサカイ 本店

中華のサカイ本店で中華そば(500円)。


冷麺の有名なサカイで敢えての中華そば。ここは中華そばと冷麺ではCPがまるっと逆転するのが面白い。


先にサカイの代名詞となっている(HPのURL見てください)冷麺の短評から。

むちっとした太い麺は面白いが、タレがむっちゃ甘いことと、ポーション小さすぎ。というわけで、ほとんど「おやつ」状態。大盛りにするとそれなりに腹にたまりそうだが、チャーシュー入り冷麺の大盛りで1100円という値段からは注文する気が全く起きない。好き嫌いはあると思うが、個人的には値段に全く釣り合っていない一品だと思う。以上。



さて中華そば。こちらはなんと、時代はすでに21世紀だというのに500円のワンコイン。大盛りでも650円で冷麺より安い。厳密に言うとハム入り冷麺と同じ値段で、チャーシュー入り冷麺の700円より安い。

麺はおそらく冷麺と同じ太めのむっちりとした麺。スープは昔ながらの鶏豚骨醤油スープ(もしかすると鶏だけかもしれない)で、背脂は全く浮いていない、昔京都に多かったスープで、とても懐かしい感じがする。少し甘めではあるが、冷麺ほどの「甘~い」感じはない。


これに昔ながらの噛み応え十分のチャーシューが1枚と、甘辛く味付けたあまり見ない種類のメンマ、ネギと、味付けのりを半分に切ったものがトッピングされている。なんだか懐かしいビジュアル。

こないだの篠田屋が「昭和中期の味」だとすれば、こちらのラーメンはおそらく昭和後期の味が色濃く残っている。子供のころに食べたラーメンはこんな味が多かった。中華屋のラーメンと言うよりは、一昔前のラーメン屋のラーメンだ。

そんなわけで、ちょっと昔を懐かしみたくなった時に訪れる。冷麺とは逆にCPも非常に良好。そういえば個人的には本店よりも好きなみそのばし店には改装後まだ訪れていないので、また近いうちに訪問したいと思う。


新大宮 中華のサカイ 本店

夜総合点★★★☆☆ 3.1

昼総合点★★★☆☆ 3.1



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麺中夢中

麺中夢中でベジポタ塩ラーメン(600円)。


前回の訪問でかなり感触が良かったので、昼間の3メニューをコンプリートすべく訪問。券売機の順番通りベジポタにした。「女性に推し麺」と書かれていたが迷わず注文。

さてやって来たベジポタ。もう見た目ポタージュスープ。麺の上に、鶏ハムが2枚、半熟卵を半分に割ったのが一つ、ヤングコーンにブロッコリー。店内の写真で見てはいたが、見慣れないビジュアルに期待が膨らむ。

まずはスープを一口。旨い! ほんまにポタージュスープ。野菜の甘みが前面に出てくる。塩気はあまり強くなく、むしろ抑え気味で、塩角は全く立っておらずベジポタスープとしての試みは成功していると思う。このスープがねっとりと麺に絡み、箸が進む進む。まあよく研究されていると思う。女性だけではなく、是非男性にも推し麺。

飲み干した後にも胸やけなど全くなかった。非常によくできたスープだと感動。

よくできたラーメンなので敢えて言ってみようと思うが、具がちょっと残念だった。半熟玉子はよく出来ていた。黄身のねっとり具合もばっちりだったし、出汁醤油にもしっかり漬け込んであり白身に旨みもある。スープとの相性も良い。

反面、ヤングコーンとブロッコリーはいまいちだった。ちょっと茹で加減が硬めなのか、スープに対しての主張が強い。ヤングコーンはあれ以上柔らかめに茹でる意味はないので、存在意義自体「?」かもしれん。箸休め的に考えておられるのかもしれないが、そうでなければコストの面からも普通のコーンの方が良いかも。しかしそれだとスープとは絡まないのだよな。うーんなかなか難しい。

そして鶏ハム。豚肉ではないのでチャーシューと言う言葉を使うのは控えさせてもらうが、こちらもスープとの絡みがいまいちだった。結構厚めに切ってあるのだが、そのせいかスープが表面にしか乗ってこない。加えて、敢えて皮付きにされているのだと思うが、香ばしく火を入れていないと鶏の皮は食べ辛いと思う。もう一工夫あればなあ、と思ったが、じゃあ自分ならどうするだろうと考えた。皮だけ炙る方法もあるが、それだとこのポタージュスープには合わない。いっそ皮は放棄して、肉だけでもう少し薄くすれば、よりスープと絡むのではないか。放棄した皮は鶏油として生かせる方法はないか。詳細は省くが、この鶏ハムに関しては、伊佐夫が一つの回答になっていると思われる。


などと言いたい放題言わせてもらったが、正直、これだけの工夫をされてこの値段では非常に良く頑張っておられると思う。次回は坦坦麺を試してみたい。


麺中夢中ラーメン / 元田中駅茶山駅出町柳駅

昼総合点★★★☆☆ 3.8


篠田屋

篠田屋で中華そば(450円)。


いまどきもう見ることのないレトロ感溢れる扉を開くと、そこには紫煙の煙る「昭和」がまだ残っていた。


まだ自分が子どもだったころ。

京阪電鉄の終点が三条駅で、まだ地上に駅舎があったころ、よく京阪電車に乗って三条まで遊びに来たものだった。映画を観たり、買い物をしたりして、帰り際に篠田屋で食事して帰ることもあった。


映画を観に三条駅に行くときは、多くがスカラ座であった。スカラ座で映画を楽しんだ後は、1階にあった駸々堂書店で書物を漁り、あるいは河原町通りを少し下って丸善に行った。そこで買った本を持って、近くの六曜社(もちろん地下の方)でコーヒーと共に、あるいはその2階にあった「せいほう」で紅茶を楽しみながら読書に耽ったものだった。夕方になると篠田屋に立ち寄って中華そばを食べて帰る。

今思えば幸せな休日であった。携帯電話はおろかポケットベルも持っていなかった時代であり、ゆっくりと自分の時間を使うことができた。その時はそんな休日がなくなるとは夢にも思っていなかった。

上記の施設の中で現在も残っているのは「六曜社」と「篠田屋」だけである。スカラ座もシネコンの波に押されてその役割を終えた。駸々堂書店も突然倒産したし、丸善も無くなった。せいほうは移転されて営業されているらしい。あの頃は、スカラ座や駸々堂書店がなくなるだなんて夢にも思っていなかった。時代の流れは残酷である。

京阪本線が地下に潜った後も、京津線は篠田屋の真ん前を走っていた。東から走ってきた電車は、たしか篠田屋の前あたりで大きく南にカーブし三条駅に入って行った。京津線も地下に潜ったのは1997年のことである。



久しぶりに訪れた篠田屋はまったく昭和のままだった。全面禁煙の店が増えている中、全面喫煙可能の店内では食後の一服を楽しんでおられる方もおられる。テーブルの上にはもれなく灰皿が置かれており、前の方の吸い殻がそのまま残されている。

全面禁煙の流れには全く賛成なのだが、この店は例外的に「あり」な気がする。それすらも雰囲気の一部となっている。「昭和」の時代にはむしろ全面禁煙の店がほとんどなかった。今からみると全く信じられないが、学校の職員室ですらもうもうと紫煙が漂っていた。そんな時代だった。



昔のように中華そばを注文する。やってきた中華そばも昭和のままで、プレーンな鶏ガラスープに、具はチャーシューと青ネギとメンマ。たちまち子どもの頃の懐かしい記憶がよみがえる。


つるっと中華そばを頂いて外へ出た。扉をあける前に、一瞬だけ地上を走る京阪電車の軋む音が聞こえたような気がした。


#今回はいろいろ思うところがあり、評価は控えさせていただきます。点数化するのがなんとなく憚られるのです。


しのだや




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たく味

たく味でたく味ラーメン並(650円)。


百万遍近くのお店で、昔は結構通ったが今回は久しぶりの訪問。初めて訪問した時は、並にもかかわらず結構な量のチャーシューが入っていたので「チャーシュー麺じゃなくって並頼んだんですけど」「並ですよ」と言われたことを思い出す。あの量のチャーシューはまだ健在だろうか。

などと考えながら入店。「いらっしゃいませー」と口調は丁寧だが、目も顔も全く笑っていないおっちゃん。そうそうこんな感じだったなあと思いだす。店内獣臭なしで、丁寧な仕事をされているなあと思う。

いつものようにたく味ラーメンの並を注文した。チャーシューはやっぱりたくさん入っている。ざっと8枚は入っていた。チャーシュー麺にしたらいったい何枚入っているのやら。写真で見る限りでは結構な量。チャーシュー自体はしっかり味の付いた食べ応えのある好きなタイプの肉。

ネギも山もりで、スープはとんこつ醤油で、臭みもなくとろっとしたまろやかなお味。ネギを絡めて頂くととても旨い。昔はこういう豚骨醤油の背脂を散らしていないラーメンが京都で主流だったと思う、ちょっと懐かしめの味であった。


そういえば、ここの「中華そば」は一度も食べたことがないな。次回訪問時にはぜひ「中華そば」をいただこうと思う。


たく味

昼総合点★★★☆☆ 3.6



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一神堂

一神堂で塩白湯麺(700円)。


唯一訪問していない「東龍」系の店。夜しか営業されていないのでなかなか訪問することはできなかったが、今回三条界隈でしこたま飲み倒した後に締めとして利用させてもらった。

散々飲んだ後に、三条から丸太町までてくてく歩いた。普段は歩くこともない道を千鳥足で歩くといろいろ見えるものもあるなあ、などと考えながら歩く。集団で気勢を上げる若者たち。道中で人目も憚らず愛し合うカップル。飲食店御用達のゴミ収集車が黙々と店の前のごみを拾っていく。オフィスと飲食店に挟まれてぽつりと出現する住宅。こんな繁華街近くにも普通の生活を営まれている方がいるのだとあらためて思う。京都の街は歩くのこそが面白いなあ。



そんなわけでてくてく歩いていると店に到着。結構いい時間だというのに店内はほぼ満席。初めてなので一番デフォルト思われた塩白湯麺を注文。「甕出し紹興酒(400円)」というメニューも見えてしまったため、麺を待つ間に頂くことにした。

紹興酒はなかなか濃厚で旨い。これはぐびぐび飲むタイプではなくちみちみと舐めるタイプの紹興酒で、なんぞつまみも頼んでおけばよかったかな、と少し後悔した。まあ初めてなのでいいやと思い店内を見回す。屋台風の店内は意外と寛げる感じで、アジアで良く見る屋台の猥雑さは全く感じない。通りに向かっても壁もあり、どちらかと言うと穴倉の中にいるような心地よさを感じた。

あらためてメニューを良く見ると「お好みでパクチートッピング可能(明記してなかったがおそらく無料)」と書いてある。香菜は大好きなのでトッピングをお願いしようかと思ったが、はじめての訪問なのでぐっと我慢した。最初はやはりデフォルトを頂きたい。しかしタイ料理屋ではなく中華麺屋さんなのであれば「パクチー(タイ語)」ではなく「香菜(中国語)」と書いてほしいところ。前者の方が通りが良いのでそうされているのであろう。


そんなことを感じているうちに塩白湯麺到着。まずはビジュアルをじっくりと観察した。「白湯」という割には白濁も強くなく、肉は細切りにされておりザーサイとネギとメンマが麺の上に散らばっている。なかなか面白いビジュアル。

まずはスープを一口。塩味はそれなりにあるが、非常にライト。ここは好き嫌いの分かれるところだと思うが、「塩強め」「ライトで飲みやすい」と言うのは、飲んだ後には非常によろしいと思うし、あえてそういうセッティングにされているのだろう。

麺を持ち上げると真っ白。純白の麺であった。これには驚いたが、一口頂いてもっと驚いた。いわゆるかん水を使用した麺にあるコシが全くない。おそらくかん水は全く使われていないのだろう。沖縄そばのように灰汁を用いたアルカリ性の溶液で麺を打ったのとも全く異なる。

ていうか「うどん」やんこれ。小麦粉と塩と水だけで打っているのだろうな。とにかくちゅるちゅる。これは好みが分かれるだろうなぁ。私個人の印象としては、スープがあまり乗っていかない印象で、普通の中華麺の方が良いのではと思った。が、これはこれで面白い試みではあると思った。

ザーサイはがっつり塩抜きしてある。ので食後感としてはほぼ食感の面白さのみで、ザーサイの風味がほとんど感じなかった。もう少し緩めに塩抜きして、少し風味を残しても良いのでは。

そんなわけで、紹興酒を舐めながらちゅるちゅる頂いた。正直このスープなら塩よりも醤油の方が合うと思うので、次回訪問することがあれば醤油の方を試してみたい。


一神堂 河原町店

夜総合点★★★☆☆ 3.3



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さしみ亭

いろいろ思うところがあって、沖縄で生活していた時の食事記録を残しておくことにしました。観光で訪れた店ではなく、住んでいて幾度となく訪れた店のみに絞っています。少し前の話になり、今とは少し異なるところもあるかと思いますがご了承くださると幸いです。


さしみ亭で定食いろいろ。


新鮮な魚ががっつり食べたくなったらいつもこちらに行っていた。本部町と言うこともあり、季節にもよるがやっぱりカツオとマグロは外せない。ちなみに本部のカツオは有名で、子どもの日周辺では鯉のぼりならぬ「カツオのぼり」が町中にはためいていた。

意外と知られていないようだが、沖縄はマグロ漁が盛んである。県内の漁獲量の半分以上は実はマグロである。

http://www.pref.okinawa.lg.jp/suisan/maguro.html

沖縄に住んでいれば実感が強い。スーパーでもマグロの刺身は安くて売っているし、「いまいゆ」と書かれたさしみ屋の花はやっぱりマグロである。沖縄でしか見ない、色つき鱗のついた魚の刺身も珍しいが、味ではやっぱりカツオとマグロ。しかも冷凍していない生のものが楽しめる。

そんなわけで、美味しい刺身が食べたくなったらこちらによく行っていた。もともと魚屋なので新鮮なさしみがたくさんあり、鱗に色が付いている魚とかもマグロもカツオも何を食べても旨い。店の中も意外と広く座敷も広くて寛げる。もちろんいつもオリオンビールと刺身で昇天した。焼き物などさしみ以外の魚料理も充実しており、やんばるに行った際には外せないお店である。もちろん、カツオがある時期はカツオで決まり。



さしみ亭

夜総合点★★★☆☆ 3.7

昼総合点★★★☆☆ 3.7



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おおしろそば

いろいろ思うところがあって、沖縄で生活していた時の食事記録を残しておくことにしました。観光で訪れた店ではなく、住んでいて幾度となく訪れた店のみに絞っています。少し前の話になり、今とは少し異なるところもあるかと思いますがご了承くださると幸いです。



おおしろそばでそば(500円)。


名護市民がこよなく愛するそば屋、おおしろそば。おそらくほとんどの名護市民はおおしろそばが大好きだが、名護市をいったん離れるとほとんど知名度がないという面白い店である。その原因ははっきりしている。

1.営業時間が昼のみである。

そば屋は早めに閉まるところが多いが、こちらは遅くとも夕方前には営業終了となる。他の店と比べても群を抜く早さである。早く売りきれることもあり(特に土曜日)、訪れる機会はほぼ昼のみである。

2.日曜日休み。

したがって、沖縄県中南部に住むサラリーマンが訪問しようと思ったら、ほぼ土曜日の昼しかない。良く考えたら、名護市民のサラリーマンも多くは土曜の昼しか行けない。

3.取材拒否なので、メディアへの露出がほとんどない。

今ではインターネットがあるが、ネットが普及する以前は存在を知ることすらできなかったはず。取材拒否なので、いわゆる沖縄そばを特集した本や雑誌には載らなかった。なぜ取材拒否なのかはいろんな噂があったが、真相は知らない。


そんなおおしろそばに、私も土曜日の昼間に良く通った。もちろんいつ行ってもいっぱいである。麺は確か普通の麺とやんばる特有の平打ち麺から選べた。スープはあっさりしている。特有すべきは具で、初訪問の時には一番上に乗るレタスに度肝を抜かれた。これが意外とマッチしている。あとはソーキと三枚肉とかまぼこと厚揚げと、結構具だくさん。

またやんばるを訪れた際はぜひ訪れたい。



おおしろそば

昼総合点★★★☆☆ 3.7



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ハム丘ハム太

ハム丘ハム太

主に京都のラーメンを食べた日記です。生まれながらの麺食いなので他の麺類ももちろん食べます。

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