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(主に)京都ラーメン日記 ときどき麺以外

主に京都のラーメンを食べた記録です。麺食いなのでラーメン以外の麺も食べます。時々麺以外も食べます。

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猪一

猪一で支那そば白(700円)。


2013年7月開店。その時から気になっていたのだが、今回ようやく初訪問することができた。

このあたりのお店を訪問するときは、車を持たない私の場合その手段がなかなか難しくて訪問し難かったのだ。雨でも降らない限り公共交通機関を使うことなく、普段の足はバイクかあるいは自転車。これら二輪の場合は店頭に置ける場合も多いのだが、三条や四条あたりでは通り自体が一方通行になっていることも多く、駐輪禁止になっている場合も多い。

そんなわけで選択肢自体から外れることが多かったのだが、そう言えば街中にも市営や民営の駐輪場があることを思い出した。便利な世の中になったもので、京都まちなか駐輪場というサイトでは値段の比較までできる。それ以外の駐輪場もここここで検索可能。


そんなわけで、今回は最も近そうな先斗町駐輪場を使用した。時間に関係なく1日150円。私が利用した時は空きもあり、さっくり駐輪できた。

それからてくてく歩いてお店へ。このあたりを歩くのは結構久しぶりなのでそれだけで楽しい。今後はもっと駐輪場を活用しようと思った。


お店の中は獣臭なしでとても清潔。初めてなのでもっとも基本と思われる「支那そば」を白で注文。

タレの違いによって、出汁を重視し白醤油を使用した「白」と、濃口黒醤油を使用した「黒」がある。

また、支那そばと鶏そば、和牛そばの違いはトッピングの違いだけのようだ。


さて麺到着。まずはスープを頂くが、一口目に押し寄せる昆布の香りと旨みが凄い! これだけ昆布を強調したスープはあまり経験がないが、その旨みに全く嫌みがない。節系の香りは全くなく、昆布+鶏の清湯スープ。これは旨い。

麺は中細ストレート。具はメンマとチャーシューとネギ、半熟の味付け卵が半分と海苔と、結構バラエティーに富んでいる。加えて、別皿で柚子皮。メンマはおそらく乾燥メンマをご自分で戻されたタイプではないだろうか、臭みもなくしっかり味もしみており、とても旨かった。


今回印象が強かったのが昆布で、中華麺では隠し味というかあまり主張しない程度の使い方が多いと思われるが、こちらのスープでは和食で使われるように主役として用いられていたのが興味深かった。

もともと「味の素」の開発のきっかけとなったくらいグルタミン酸が豊富な昆布に加え、鶏の出汁もグルタミン酸が豊富なので、タレはグルタミン酸リッチな黒醤油よりも、旨みの強くない白醤油の方が出汁の良さを引き出すのだろうと思った。こういうのも和食っぽい感じがする。昆布が主の出汁に、あまり黒醤油使いませんしね。


総じて非常に旨かった。次回訪問時にはぜひシューマイで一杯やりたいと思う。そして[和牛」の「白」かな。


猪一

昼総合点★★★★ 4.3



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屋島うどん

屋島うどんできつねうどん(390円)。


10月前半まではクソ暑かったのに、急に冷え込み始めて服装が忙しい。秋仕様ではなく一気に冬物を必要としそうだが、季節感などを考えて秋物を着ていると少し寒さを感じる今日この頃。そんな秋口に恋しいうどんを頂きに行ってきました。


普段は製麺所としてうどんを売っておられるこちらは、昼の2時間のみカウンター席でうどんが頂ける。天ぷらも目の前のカウンターで揚げていただけるし、値段の割にはしっかり仕事されているのが嬉しい。


今日はなんとなくきつねうどん気分だったので、きつねうどんを注文。しかしこれで390円は安い。作る工程を見ていると、出汁は一人分ずつ温めて提供される。ここにも細やかな仕事を感じる。

麺はパックからあけてテボで温められるが、これ自体が自分のところでパックした麺である。同じ麺は店頭で販売されている。

見とれているとうどん到着。さっそく一口いただく。麺はもっちりした「京都のうどん」。かといってふにゃふにゃではない。出汁は昆布のきいた、色も淡い関西風の出汁で、これがまた旨い。きつねも結構な大きさで、通常は甘辛く煮付けられているものが、これもまた出汁の味を壊さない、醤油濃さのない淡い味付けがされている。これがまたばっちりバランスを保つ。

総じて非常に旨かった。しかもCPも極めて良好。また定期的に再訪したいうどん屋である。


屋島うどん 京都店うどん / 東山駅三条京阪駅三条駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5


東龍

東龍で中華そば(650円)。


いつもは屋号を冠した「東龍そば」を頂くのだが、今回は中華そばを頂くことにしてみた。「背脂醤油」との説明書きを見ていたので、正直食指が動かなかったのだ。「背脂醤油」って、京都では「またお前か」だしね。しかも店によってはあまりにワイルドな獣臭で食欲をそがれることもあり、ちょっとチャレンジのいる一杯でもある。こちらのお店ではまずそれはないと思うが。

というわけで、東龍が作る背脂醤油にも興味があった。と思いつつ、いつも「東龍そば」を選んでしまうが、今日は意を決して中華そばを注文した。


しばらくして中華そば登場。思ったほどビジュアルは変わらず、スープはやや濁った醤油ベースで多加水の縮れ麺
、具はバラ肉の薄切りチャーシューとメンマとネギと海苔。ただし醤油はさほど濃くなく、色も淡め。


まずは一口スープから頂いた。真っ先に感じるのは豚の風味。それも臭みは全くない。やや肉のスープの風味も感じるが、全く重くない。もう一口頂くと、今度は鶏の旨みも感じる。重くないこのスープは、魚介もそれなりに使われているだろうと思う。また、塩分はとても軽く、塩辛さを全く感じない。

このスープが縮れた麺によく絡み、とても旨い! スープの表面には申し訳程度の背脂があり、ようやく私はその時点で「背脂醤油ラーメン」だったことを思い出した。そして、麺とスープと、薄切りのチャーシューが良く合うのだ。


鶏豚骨+魚介のこのスープには、おそらく胡椒が良く合うだろう。と思いつつ、全く使用せずに最後まで完食した。



総じて非常に旨かった。「背脂醤油」というネーミングから敬遠していた自分を恥じる。東龍の底力を強く感じた一杯だった。


☆4.0→4.2に上方修正しました。


東龍 北白川本店

昼総合点★★★★ 4.2



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ラーメンさのや

ラーメンさのやで深味醤油ラーメン大(750円)。


ほぼ定点観測になりつつあるこちらのお店。今回こそは、と同じ値段の「背脂醤油」と迷ったのだがやっぱり定番の「深味醤油ラーメン」を選んでしまう。笑 しかも大。いつも大。並でもボリュームはあるのだが、もっと欲しくなってしまうのだ。

いつもどおりに澄んだスープ。はじめからふられている胡椒もとてもよく合っている。いわゆる昔ながらの「中華そば」なのだが、それだけではなくブラッシュアップされており、複雑に入り組んだ旨みがそうとは思わせないくらいあっさりとお腹の中に納まる。醤油のエッジが良く効いているが塩辛さを感じないぎりぎりの塩分濃度。

「純文学的」な、まさに正統派の一杯。相撲で例えるとがっぷり四つというか、将棋で例えると相矢倉というか、なんだか自分でも支離滅裂な気がするのでこの辺で止めておこうと思う今日この頃。

今日も美味しく頂きました。ごちそうさまでした。


ラーメン さのや

昼総合点★★★☆☆ 3.8



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和譲良麺 すがり

和譲良麺すがりでもつつけ麺2玉(880円)。


天気が悪かったので、いつものバイクではなくバスで移動することになったこの日。ちょっと寄り道して、バイクでは訪問できなかった店で食事をとることにした。

そんなわけで、高倉二条の3号店であるこちらへ。場所は、以前にバイクで伺った時にバイクを到底置けないことと併せて確認済み。バス停からてくてくと歩いた。

店舗は非常に趣のある建物で、町屋そのもの。戸を開けて奥まで進む。通常は、台所になっていたり部屋に面しているはずの通り庭の両側が壁になるように改装してあり、これは面白いなと思った。

庭の手前まで進むと券売機が出現。注文はもう決めてあった「もつつけ麺」。このお店ならではのメニューだし、以前から興味があったのだ。券売機のところからUターンする形で店の内部に入る形になっている。

1.5玉と2玉で値段が同じなので、はらぺこな私は迷わず2玉をチョイス。

天気が悪かったせいかあるいは日頃の行いが良いためか、全く待たずに着席することができた。結構待つのを覚悟していたのでこれはうれしい誤算。店内には獣臭なし。

カウンターに座ってみると、周りはカップルばっかり。確かにこの店の作りは女性誘いやすいだろうなと思う。でもおっちゃんはめげませんよ。笑

柚子麺と全粒粉の麺を選ぶことができたが、今回は全粒粉をチョイス。なんとなくもつつけ麺には全粒粉の麺の方が合うような気がした。

カウンターの上には小さなやかんが置いてあり、自分でお茶を注ぐ。これがジャスミンティー(私的には「さんぴん茶」と言いたいところ笑)でちょっとテンションが上がった。



さて意外と早く麺登場。蕎麦のような全粒粉の麺に、焼きネギとにんにくの芽と白髪ネギ、糸唐辛子が乗っている。つけ汁の中にはホソが浮かんでいた。


早速一口頂いた。もつつけ麺という名称からは、もっと脂ギッシュなものを勝手に想像していたが意外とあっさりしている。ホソは4つほど入っていたがジューシーでとても旨い。ホソの油はつけ汁の方にあまり出てきておらず、これはこれでとても面白い。

焼きネギとにんにくの芽は初めからつけ汁に投入して頂いたがこれもトッピングとしてよく合う。非常によく考えられた麺だと思う。

総じて非常に面白いと思ったし、旨かった。高倉二条の系統の中では最も自分の好みにあったと思う。また機会があればぜひ訪問してみたいと思った。


和醸良麺 すがり

昼総合点★★★★ 4.0



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笑福屋

笑福屋でラーメン並(650円)。


もともと和食の職人をされていた方が作っておられるラーメンと言う事で以前から気になってはいたのだが、なかなか訪問する機会がなかったのだ。今回縁があり、初めての訪問となった。

お店まで行ってみると、以前住んでいた家ととても近い事に気が付いた。なんで住んでいた時は全く縁がなかったのだろうと思う。近くの新福菜館天神川店や大輝にはよく行っていたのに。あとキムチの星山。懐かしいなあ。


三菱自動車から香るケミカルな香りも懐かしい。一瞬で昔住んでいた時のことを思い出す。



さて思い出はこのくらいにしてお店へ。お店はとても清潔で獣臭なし。セットメニューも豊富に用意されているようだが、麺食いなのでもちろん麺を注文。笑

さてすぐに麺到着。香りは完全に豚のよい香りで、いわゆる「豚臭さ」は全くない。非常に丁寧なスープを作られているのだと思う。麺は棣鄂のストレート細麺。こころもち柔らかめに茹でてある茹で加減も絶妙。京都のラーメンはこうでなきゃ。

さっそくスープを頂くが、醤油ダレを使用した非常に丁寧なスープ。魚介も使っておられると思うが、そちらは完全に「従」で、豚が「主」であることがすぐにわかる。このスープが麺とよく合っており旨い!

具はネギとメンマと海苔とチャーシューだが、このチャーシューが凄い。珍しく皮付きのばら肉を使われており、皮の下の脂肪までとろとろに煮込まれている。正直肉星人ではないのであまりチャーシューに重きを置いていないのだが、こちらのチャーシューはとても旨かった。他に皮付きのばら肉を使われているところはなか房くらいしか思いつかない。たった一枚しかなかったのが残念なくらいで、次回訪問する機会があれば珍しくチャーシュー麺を頂きたくなるくらいだった。


気が付けば汁まで完食。いやあごちそうさまでした。ラーメン以外の分野から来られた職人さんは、やはり一味違う麺を提供されると実感した一杯であった。


笑福屋

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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麺中夢中

麺中夢中で鶏塩中華そば(600円)。


気が付いたら、すっかり定点観測となってしまったこちらのお店。9月までの「冷やし」限定メニューを終えられ、満を持しての新メニュー(ただし来年の5月まで)。レギュラー麺が醤油系の「王道の中華そば」とベジポタと坦々麺なので、初めての「塩系」が気になっていたのだが、この度ようやく訪問することができた。


さて注文してすぐに麺到着。ビジュアルは済んだスープにストレート麺、具は鶏チャーシューとかいわれとなると、味玉半分と黒ばら海苔。

さっそくスープを一口頂く。これは旨い! 濁らないように仕上げた鶏清湯スープは旨みがしっかり出ており、塩加減もちょうどよい。このお店の暖かい麺の中ではこれが一番好きかも。麺との絡みも良好で夢中でワシワシと頂いた。

ばら海苔もこの塩スープによく合っており、ときおり一緒に啜りこむと良いアクセントとなる。これもとても面白い。デフォルトでばら海苔を使っているラーメンってあまりないと思うのだが、そういった工夫も面白いと思う。


そんなわけでおいしく頂いた。いやあ旨かったです。ごちそうさまでした。




麺中夢中

昼総合点★★★★ 4.0



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みな川

みな川で「味がさね(1250円)」。


沖縄から帰ってきてから、急激に寒くなったこともあるのか体調がいまいち。なので、この日は中華麺ではなくあっさりと蕎麦をいただくことにした。

そんなわけで、前からチェックしていたこちらを訪問した。


結構繁盛されていてカウンターは一杯だったので、一人にもかかわらずテーブルに案内頂いた。すぐにそば茶が出てくるが、このそば茶がなかなか旨い。ちなみにお土産にも買って帰れるようになっていた。


初めての店なので、まずはせいろをいただこうとメニューを見ると、蕎麦の白和えと九割のせいろと十割のせいろがセットになった「味がさね」というメニューがあったので、迷わず注文した。麺食いなので、ご飯つけるくらいなら麺2種類の方がよいです。笑


そんなわけで一品ずつサーブされた。


最初につゆと薬味だけ登場。「足りなければ追加してください」と、追加用のつゆも初めから用意されていた。薬味は白ネギと山葵。


・「蕎麦の白和え」

初めて食べる一品。青ネギが添えられ、つゆがかけられている。確かにそばの香りは消えてしまうが、これはこれで面白いと思った。お酒が欲しくなる一品。


・「定番のせいろ 九割」

蕎麦の香りは優しく、のど越しは良好。つゆにつけていただくが、つゆ自体薄めに作ってあり、出汁がよく効いている印象。なのでここはどっぽりとつゆをつけてちょうどよいくらいであった。なるほど、追加のつゆが必要になるわけだ。


・「あらびきせいろ 十割」

たった一割の違いしかないのに噛みしめると凄い蕎麦の香りがする。しっかり蕎麦も繋がっており、こちらもがっつりつゆにつけてわしわしといただいた。


蕎麦湯はけっこうどろっとしたタイプで、美味しくいただいた。


お店の空間はとても寛げる。いつまでものんびりしていたい感じ。私の訪問した時間帯はおそらく友人同士で来られているだろうという方が多く、好きなそばを手繰りながら談笑したりと寛いでおられるのが印象に残った。


ボリュームも結構あり、CPも良好と思われる。今度はゆっくりと蕎麦前も楽しみたいと思った。




みな川

昼総合点★★★★ 4.0



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煌力

煌力で旨焦味噌らーめん(780円)。


急に寒さが染みるようになってきた。こんな時は温かいラーメンで体を温めようと、大好きなこちらの店へ。久しぶりに訪問すると、夏の間には提供されていなかった味噌ラーメンが復活していたようなので、未食でもありこちらを注文した。

今までいろんな麺をいただいてきたが、どれも重層的な旨さであった。さて、味噌はどうなのだろうか?


等と考えている間に麺到着。味噌の良い香りがする。ビジュアルは細切りチャーシューとコーン、キャベツ、千切りにした白ネギと糸唐辛子、メンマ、柚子、そしてもやしと結構盛りだくさん。もやしと柚子はスープの中に隠れており、食べ進むうちに姿を現した。

そしてこの味噌ラーメンも重層的な旨さ。ミソスープの中で複雑に絡み合う旨み。いろんな旨みが押し寄せた後にびりっと感が口の中に残るので、ここでも花椒を使われているのだと思う。


しかしどのメニューも外れなし。これは参りました。今後も定期的に通いたいと思う。


煌力

夜総合点★★★★ 4.7

昼総合点★★★★★ 5.0



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京都北山元町らーめん

京都北山元町らーめんでらーめん(650円)。


沖縄で沖縄そば三昧の日々を送り京都に帰ってきて、やっぱりまずはラーメンを食べたくなったのだ。そんなわけで、とても中途半端な時間だったので、通し営業されているこちらを初訪問した。

意外と迷うことなく到着。店の前にはしっかりバイクや自転車の置くスペースがあるのが嬉しい。

店内は獣臭なし。実は他の方のレビューを読んでいて「もしかすると獣臭香る店かも」と思っていたのだが、杞憂に過ぎなかった。

初めてなので、デフォルトのらーめんを注文した。濃さは選べるらしいが分からんので、まずはデフォルトで。


しばらくして麺到着。たまり醤油を使っているというスープは思っていた以上に黒い。さっそくスープから一口頂いたが、醤油の濃厚な香ばしさが凄い! 単に濃いだけの醤油スープの店は多いが、こちらは濃いだけではなくそれ以上に香ばしい。良い意味で不意打ちを突かれた気分になった。正直これは面白い。この素晴らしいバランスが、北山時代から長年営業されてきた証なのだろうと思う。

麺は細めのストレート麺。これもまたスープによく合っている。また多めのもやしも九条ネギもこのスープによく合う。


総じて非常に面白かった。ただし個人的な好みはもう少し薄目かな。あるいは生卵がとても合いそうなので、卵を追加してもよいと思う(50円追加)。ネギはもう少し多めがよかったかもしれないので、可能であれば次回は多めでお願いしようと思う。


次回はぜひ濃厚ではない「白らーめん」を頂いてみたい。


京都北山元町らーめん

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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沖縄そばシリーズ其の四 いしぐふー 新都心公園内店

いしぐふー新都心公園内店で「大将の手打ち あぶりソーキそば」(680円)。


この日はいろいろトラブル続きだった。ためにいつも沖縄訪問時には必ず行くようにしている「摩文仁の丘」に行けなかった。これが一番残念。

摩文仁の丘。正直なところ、全ての日本人は一度は訪れた方が良いと思う。唯一の地上戦が展開された沖縄戦では、日本軍及び戦闘に参加した沖縄の人は最後に摩文仁に追い詰められた。そう、ここで集団としての戦闘は終了したのだ。民間人であり、戦闘には参加しないはずの沖縄県民は、ここまで日本軍と一緒によく戦ったという。

あまりに激しい戦闘のため、当時の摩文仁村は人口が半減するほどの被害を受けたと言う。そのため村そのものが存在できず周囲の町村と合併し、その後さらに合併を行い現在では糸満市の一部となっている。

陸軍の司令官であった牛島満氏は、最後に摩文仁に追い詰められ、最後に摩文仁の海を見てから洞窟に引き返し、自決したと言う。彼は何を思って最後に沖縄の海を見つめたのだろうか。


海軍の沖縄根拠地隊司令官であった大田実氏は、最後に海軍次官に送った電報にこう書いた。

沖縄県民斯ク戦ヘリ
県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ


筋金入りの軍人が最後にそう書き遺すほど、職業軍人でも何でもない沖縄県民はよく戦ったのだ。自分の住む土地が戦火に晒されたが故に。


その後大田実氏は自決した。そして沖縄に対する「後世特別ノ御高配」は未だ実施されていない。アメリカさえ認めた「世界一危ない」普天間基地は残念なことにまだ残っており、米軍兵による犯罪は未だに続いている。前の政権は「最低でも県外」と言った公約を容易く破り、沖縄県民の怒りを呼んだ。


今はありがたいことにそれなりの平和を享受している。牛島氏が最後に見たという摩文仁の海はとても美しくそして静かで、本当にあの悲惨な地上戦なんてあったのだろうかという気にさえなってしまう。私はいつも摩文仁の丘を訪れ、ささやかではあるが自分なりの祈りを捧げさせていただいている。



話は飛んだが、昼食を取りに新都心へ。もともとこの場所は米軍の牧港住宅地区であったが、それが米軍から返還されて開発されている。今後の基地返還の一つのモデルでもあろうと思っている。


などと考えながら新都心を歩く。正直ここは沖縄か? と思うくらいきれいに開発されている。全く平和そのものの風景がそこにはあった。モノレールの駅からまっすぐ歩き、気持ちの良い公園を歩いたらここいしぐふーにたどり着いた。

注文はもう考えてあった「あぶりソーキそば」。気持ちの良いテラス席に座り、注文を入れた。

「普通のあぶりソーキそばと、10食限定の大将の手打ちあぶりソーキそばがありますがどちらにしますか?」

と言われ、なんとなく限定に弱い私は後者を選択した。この手打ちあぶりソーキそばで、沖縄そばNo1を取ったらしいと聞きちょっとテンションが上がる。




こちら「いしぐふー」だが、もともと名護市の安部という、とんでもない田舎(大変失礼だが)で開業された。周りには本当に何もなく、向かいに食堂「あぶ」があるくらいで、なんでこんなところに開業されたのだろうと思うくらい何もないところに、ぽつんとふたつの食堂が並んでいたのだ。ちょっと離れた所にはカヌチャがあるので、カヌチャ向けに開業されたのだろうか。極めて謎な店だった。

その時代に何度か訪れたことがある。昔ながらの伝統的なそばが多いやんばるにあって、いしぐふーのそばは洗練されたものを感じ、それから何度か通った。

しばらくして、名護市の中心に支店を開店された。市場の中だったが、すぐに撤退された記憶がある。名護の中心の店は撤退するのに、相変わらず安部にある本店の方は営業を続けられていた。

その後、中南部方面に展開されて行ったのだが、一号店である安部の店はまだそのまま残されているようだ。




などと記憶を辿っているうちにあぶりソーキそばが到着。あぶりソーキは別皿で提供され、山葵と辛子が添えてあった。麺の方はシンプルで、平打ち麺と完全に白濁したスープ、及びネギだけ。

さっそく一口頂いた。平打ち麺は加水率の高そうなぷりっともちっとした麺。この平打ち麺は北部地方でよくみられ、「やんばる発」であるということを思い出させる。そこに誇りを持っておられるのだろうと思う。

スープは沖縄そばに珍しく完全に白濁しており、豚が強く、カツオの風味はほとんど感じなかった。あれ、こんなスープだったっけ? 前回の訪問があまりに前なので忘れてしまった。

あぶったソーキは軟骨ソーキで、しっかりと柔らかく似たものを香ばしく炙ってあり、これは旨かった。面白いことに山葵にも辛子にもよく合う。これはビールが欲しくなる一品。

しかし麺の方はあまりにシンプルすぎて、残念なことに途中で飽きてきてしまった。あぶりソーキをスープの中に投入してみたが大勢は変わらず。

あとで知ったのだが、普通のあぶりソーキそばの方は焼き卵が乗ってくるらしく、そちらの方が少なくとも飽きなかっただろうと思う。次回訪れる機会があればそちらを試してみたい。

これで沖縄そばシリーズはおしまい。沖縄は正直「第二の故郷」であり今後も定期的に訪れると思うので、今回行けなかった店にもまた行ってみたいと思う。




いしぐふー 新都心公園内店

昼総合点★★★☆☆ 3.0



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沖縄そばシリーズ其の参 丸安そば

丸安そばで丸安そば(300円)。


前日は旧友たちと飲み明かし、楽しい一日となった。友人たちと再会したら、一瞬で沖縄にいた瞬間に戻ることができた。正直なところ、今現在抱えているもの全てを放り投げて沖縄に帰りたくなった。それはなかなか難しいが、いろんな事が落ち着いたらいつか沖縄に帰りましょうね。


朝。宿泊先のホテルで眼を覚ますと、窓の外にはどんよりとした空が広がっていた。ああ、沖縄の空だなあと、かつて沖縄に住んでいた昔を思い出す。


あまり知られていないというか、沖縄人も実は認識していないのだが、沖縄は快晴がほとんどない。私の記憶が確かなら、快晴日は日本で最も少なく年に7日くらいしかなかったと思う。私が沖縄で過ごした空の記憶は、その多くがどんよりとしたものである。

ちょっと脱線するが、日照時間も冬はとても少ない。私が沖縄に住んでいたある年の2月は、ひと月通算の日照時間は約28時間であった。ひと月通算である。日数で割ると、一日の日照時間は1時間弱という事になる。つまり、ほとんど曇りである。


さて、この日も朝からどんより。沖縄に住んでいた時は、朝が最も憂鬱であった。起きても空はどんより、しかもこれから仕事が山のように待っている。起きるたびにため息をついていたことを思い出す。

しかしいまや単なる旅人で仕事があるわけでもないので、気を取り直して朝食を摂りに行くことにした。こういうと申し訳ないのだが、宿の食事には全く期待していない(もちろん例外はあり)ので、私は基本的には素泊まり専門である。そんなわけで朝から外食となった。


宿を出て那覇の街を歩く。朝も早くから店をあけて仕事をしている人がいるが、せっせと働いていたのはほとんど女性であった。私が住んでいた時もそうで、とにかく沖縄の女性はよく働く。本当に感銘を受ける。それに比べて沖縄の男は(以下省略)。


さてお目当てはもちろん麺である。丸安そばは沖縄に住んでいた時も何度か通った記憶があるのだが、なんせ味については記憶が全くない。

農連市場近くの24時間営業の店。今回朝食として再訪することにした。


お店について食券を購入。よく覚えていないので店の名前をそのまま冠した「丸安そば 300円」を注文した。しかし300円は安い。これこそ沖縄の市場値段だと感動する。

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カウンターの向こうでは通りを突きぬけて、朝早くから働く方が見えた。


朝早いというのに私以外にもお客さんがたくさんそばを啜っている。なんとも懐かしい風景。

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お客さんがいない方向を狙って写真を撮ってみた。頭の上には冷房があり、涼しく頂けるようにきちんと配慮されている。



さてすぐに麺到着。具としては骨付き肉とネギのみ。さっそくスープを頂くが、豚の味が結構濃い。麺はごわごわの縮れ麺で、典型的な沖縄そばの麺。スープを一口、麺を一口頂いて、たちまち私は戦後の沖縄に思いを馳せてしまった。たぶんその頃から、このそばは変わっていないのだと思う。茹でて油をまぶした麺。豚臭さが残るスープ。これはまさしく戦後の味なのではないだろうか。


骨付きの肉は、食べた印象ではいわゆるソーキ、あばらではなく、背骨に近い部分ではないだろうか。肉の旨みは残っているが、どちらかというと出汁がらの印象。これで肉の出汁を取っているのだと思う。出汁がらとはいえ骨付き肉が入っているのは正直サービスなのではないか。おいしい肉が食べたければソーキを選べという事なのだと思う。

といっても、300円でこれは正直かなりサービスされていると思う。


戦後復興を遂げた那覇の街の、この辺はかつて猥雑に賑わった頃の雰囲気をよく残していると思う。まるでアジアのようだという感想がこぼれるのは否定しないが、しかし沖縄も、そして日本ももちろんアジアである。

「丸安そば」のそばは、おそらく復興を遂げた時代のそばを色濃く残しているのだと思う。値段も昭和だし、その素朴な味も昭和のまま。そう、昭和の味がするのだ。今食べるともっと旨いそば屋はたくさんあるが、そういう意味では非常に貴重な店だと思う。




丸安そば

昼総合点★★★☆☆ 3.0



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沖縄そばシリーズ其の弐 すーまぬめぇ

すーまぬめぇで沖縄そば大(550円)。


今回はせっかくの機会なので、新店も開拓しておこうと思い評判の良いこちらへ。私がまだ沖縄に住んでいた時にあったっけ? というのが正直なところ。麺食いなのでアンテナは張っていたのだが、全く記憶にない。


さて携帯のナビを参考に店を探すがこれがまた難しく、結構迷った。やっと見つけたらこれが本当に住宅街の中で、外壁には店の名前と、「てぃんさぐぬ花」の歌詞がしたためられていた。


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 てぃんさぐぬ花や
 爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ
 親(うや)ぬ教(ゆ)し事(ぐとぅ)や
 肝(ちむ)に染みり



沖縄県在住者(沖縄出身あるいはそうでないにもかかわらず)はほぼ100%知っているこの曲は、沖縄県外の人は驚くほど知らない。そんなわけで、ちょっと解説を試みてみようと思う。直訳すると以下の通りである。

 てぃんさぐ(ホウセンカ)の花は、爪先に染めなさい。
 親の教えたことは、心に染めなさい


wikipediaで「ホウセンカ」を見ると、以下のような記述がある。

赤いものは昔から女の子が爪を染めるのに使ったため、ツマクレナイ、ツマベニ(爪紅)の名もある。沖縄では「てぃんさぐ」と呼ばれ、民謡「てぃんさぐぬ花」で有名。韓国では、爪にホウセンカの汁を塗り、初雪まで色が残っていたら恋が実ると言う伝承がある。


つまり、爪を染めるホウセンカを例えに出して、親の教えを守りなさいという歌詞である。私はこの歌詞に沖縄の心を強く感じるのだ。



店の中に入る。中は店というよりはそのまんま「民家の中」で、畳に座ってしばしくつろいだ。

初訪問なので、何も考えず「沖縄そば大」にした。店の中は「店」というよりはまったく人の家という感じで、とても落ち着く。壁には「禁煙でーびる」の文字。ありがたや。やっぱり沖縄は良いなと思う。いつかまた戻ってきたいと本当に思う。


しばらくして「沖縄そば大」到着。黙ってフーチバー(よもぎ)もサーブされたが、周りを見ると誰もサーブされていない。常連と間違われたか? 笑 それとも周りの方々はもう下げられたあとなのか。確かに私の顔は「ウチナージラー(沖縄人の顔)」ですが。笑

どうでもよいが、沖縄に住んでいた時は、よく「今帰仁出身でしょ?」と言われた。いえ生まれも育ちも京都ですよ。笑。苗字も明らかな本土のものです。

あまりに会う人会う人が「今帰仁でしょ?」というので、意を決して今帰仁村に行ってみたら私そっくりの人がたくさんいました。笑。それ以来「ナチジンジラー(今帰仁の顔)」と呼ばれていました。ええどうでもよいですね。


ビジュアルは、澄んだスープに細めの平打ちストレート麺。肉はなんと皮付きの三枚肉が3枚。笑。狙っているのでしょうか。そして特筆すべきは千切りにした生姜。紅生姜が載せられていることが多い沖縄そばで、これは珍しい。

さっそく一口頂く。澄んだ豚とカツオの香り高いスープが旨い! あれ? これどっかで食べたことがある。と思い、麺を引っ張り出したら細めの平打ちストレート麺。加水率の低めのぱきっとした麺は、これは…! 

首里そばとよく似てるんじゃないだろうか。生姜の千切りが添えてあるのもそっくり。しかも私の記憶の中の首里そばより旨い! 思わずお店の真ん中で「いっぺーまーさんどー(むっちゃ旨い)!」と叫びそうになった。

なんと言ってもボリュームが違う。あくまで記憶の中だが。香り高いスープとぱきっとした麺(麺固めで、とか言う無粋な人は沖縄にはおりません)、千切りの生姜。夢中で食べ進んでしまった。

正直私の中で、首里そばはあまり評価が高くなかった。以前近くに住んでいたので何度も通ったが、ボリュームもいまいちだったし県庁に支店も展開されて、ちょっと残念な印象しかなかったのだ。ぱきっとした麺もあまりよい印象がなかった。ただ紅生姜ではなく、千切り生姜であったのが印象に残るくらいであった。


引き合いに出してしまい恐縮だが、こちらはボリュームもあり麺もスープも非常に旨い。皮付きの三枚肉もとろけるような旨さであった。しかもCPも非常に良く。先立って訪問した「てんtoてん」もそうだが、この二つの店は、ある意味沖縄そばの究極系かもしれないと思った。

ちなみにフーチバーだが、途中で少し加えてみたが生フーチバーはやっぱり厳しいな。どうしても「トイレ」あるいは山羊汁の印象があり。そばに合うとは思えませんでした。

沖縄そばはやんばるの方が旨いと思っていたが、ちょっとだけ認識を変えそうになった。今回やんばるの店は訪問していないので、また今度訪問してみたい。


すーまぬめぇ

昼総合点★★★★ 4.5



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沖縄そばシリーズ其の壱 てんtoてん

てんtoてんで木灰すば(630円)。

ten to ten

#10/21-31 内装工事のため休業され、11/1から再開されるようです。



とっても久しぶりの訪問で、沖縄に住んでいた時以来なのでおそらく約5年ぶりくらいになると思う。那覇空港からタクシーで直行した。「識名園近くのてんtoてん」で運転手さんもすぐ理解された。参考までに約2000円弱でした。


こちらの店の売りは、灰汁から麺を打つ「木灰そば」であるということと、沖縄そばでは珍しく生麺を使用しているという事である。少なくとも5年前はそうであった。おそらく今もそうであろうと思う。

灰汁から麺を打つのは、実は「やんばる」と呼ばれる北部地方では珍しい作り方ではない。ので、やんばる出身の方にとっては「木灰そば」は珍しくもなんともないかもしれない。この店の独特な点は、むしろ「生麺を使用されている」というところにあると思う。これはさすがにやんばるにはない。


以前に「御殿山」のレビューでも書いたが、「沖縄そばの作り方、及び歴史」については中南部と北部地方では事情が異なっている部分があると考えている。

もちろん、森に囲まれた北部地方では、乾燥した上質の樹を手に入れることは用意だろうし、灰から作った灰汁で麺を打つのはむしろ自然であったと考えられる。その点は中南部と異なっていると思う。

が、一番の違いは「連続性」ではないだろうか。北部はきしもと食堂をはじめ、長く伝統的なやり方を踏襲している店があるが、中南部にないのは、かの戦争が深い影響を及ぼしているのだと考えている。激しい地上戦が行われた中南部では、その多くが灰になり、そばの店やその作り方のみならず、たくさんの古酒も失われた。北部地方では激しい地上戦はなく、むしろ中南部からの疎開先であったため、「連続性」は失われず未だに昔のやり方で麺が作られているのだと私は考えている。


ところで沖縄そばの麺作りに関してであるが、実は手打ちの店でも、多くは朝一番に麺を打ったあと、いったん茹でて、その上に油がまぶされる。これで、あの独特のごわごわした食感が生まれる。

なので、実際にそばを提供する時は、茹でて油をまぶした麺を熱湯で温め直すだけである。ここがラーメンやうどんなど他の麺類との大きな違いで、したがって生麺を茹でて提供する店は非常に珍しかった。少なくともこの「てんtoてん」が出るまでは。

したがって、このお店の出現は非常に衝撃ではあったのだ。




前置きが非常に長くなってしまった。そんなわけで久しぶりの訪問となった。

幸いピーク時間を過ぎていたので、入ってすぐのテーブル席を一人で独占。高い天井に、窓から見える庭の美しさ。非常に落ち着く空間づくりである。相変わらずの「てんtoてん」ワールドに安心する。

入店すると、まず水が提供されるのは他の店と同じなのだが、何気なくその水を口にしてとても驚いた。柑桔系の香りと、口にしたときに広がる酸味と甘み、そして独特の芳香。一見よくあるレモン水に思えるが、明らかに違うこのフレーバーはおそらく「レモングラス」だ。これは旨い! 全国の麺屋で、レモングラスの水をさりげなく提供する店はどれくらいあるのか? 実際ほとんどないであろう。この時点で深い感動を禁じえない。


5年前もそうだったっけ? と、年々衰える記憶を蘇らそうと唸ったが、結局思い出すことはできなかった。


レモングラスに感動していると、すぐに麺がサーブされた。さっそくスープを一口頂いたが、豚+カツオの旨みがよく出た美しいスープはとても旨い! 麺は平打ちの縮れ麺で、噛みしめるとモチモチしている。やっぱりこれは生麺ならではだな。油にまぶすのが当たり前だった沖縄で、これは素晴らしい挑戦で、しかも実を伴っている。


肉も沖縄そばでは当たり前のように三枚肉が出てくるが、こちらの肉は三枚肉ではない。おそらくロースではないかと思うが、ほとんど脂身のない赤身の肉。これもまた珍しい。

他の具はかまぼこと紅生姜とネギと、極めて平凡。特にどこに行っても紅生姜が付いてくるのには閉口する。以前住んでいた家の近くにあった首里そばは紅生姜ではなく針のように細かく切った生姜が乗っていたが、こういったような工夫は出来るのではないだろうか。


しかし総じて旨かった。久しぶりの沖縄そばを堪能し、一瞬にして全てが、沖縄に住んでいた時の沖縄モードに戻った。また沖縄に来た際にはぜひ訪れたいと思う。



てんtoてん

昼総合点★★★★ 4.5



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どうとんぼり神座 関西国際空港店

どうとんぼり神座関西国際空港店でおいしいラーメン(700円)。


ちょっと沖縄に用事があり、関空へ。朝早くに自宅を出て腹ペコだったのと、搭乗時間まで時間があったので、空港内で朝ラーメンをすることにした。といっても「龍旗信」と「神座」の二択。さてどちらにするか? というのはなかなか難しいところで、時間と腹具合に余裕があれば両方突撃してもいいのだろうが、さっさと食べてラウンジでまったりしたかったこともあり一つに絞ることとした。

どちらも大阪発の名店であることは共通している。ただし、私は「龍旗信」は京都店に訪問したことがあるが「神座」は未訪問であり、また龍旗信はフードコート内の一店舗に過ぎないにもかかわらず、神座は独立した店舗として営業されていることを考慮し、今回は神座を訪問することとした。龍旗信は旨かったので間違いなさを求めるのであれば龍旗信を選んだのかもしれないが(ただし関空店の口コミは散々だが:この検証も興味はあった)、未知の味との遭遇(あるいは邂逅)への要求が上回った。あと、フードコートはやっぱり店舗とはオペレーションが違うと思うのですね。


そんなわけで神座へ。注文は迷わず「おいしいラーメン」。


お客さんもあまりいなかったこともあり、すぐに麺到着。聞いていた以上に白菜たっぷりのビジュアル。

まずはスープを頂いたが、あっさり甘めなスープ。聞いてはいたがインパクトがあまりない、とてもプレーンで甘めのスープであった。決して不味くはないが、とてもプレーン。

麺は多加水のぷりぷりな麺。スープとの絡みもよく、白菜もよく火が通っていていい感じなのだが、それ以上のインパクトはない。淡々と食べ進める。

もしや卓上のニラがすげえアイテムなのでは? と思い少し入れてみるが意外に変化なし。プレーンな印象のまま食べ終えてしまった。


何だろうこの不完全燃焼な感じは。

「1回目はよくわからん、2回目で何となくわかり、3回目でやみつき」みたいな話を聞いたことがあるが、1回目の経験を終えた後では「ほんまかいな?」としか思えない。「よくわからん」というのは確かに合っていること、空港内店舗という事を割引く必要があることを考えると、黙って3回食べてみないと何とも言えんのだろうなと思う。出来れば本店がいいのだろうし、機会があればぜひ訪ねてみたいと思った。「確信があります」とHPで明言されているので、本店で次回は試してみたい。


どうでもよいが食後にちらりと龍旗信前を通ったが、完全にフードコートになじんでいた。うーむ、今度関空に来たらフードコートの龍旗信を試してみようと思う。



どうとんぼり神座 関西国際空港店

昼総合点★★★☆☆ 3.0



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山下醤造

山下醤造でラーメン並(680円)。


最近、いわゆる「家系」にプチハマり中。なので、自分は新店訪問はあまりしないのだが「魚沼豚骨」から装いを新たにされたこちらを訪問した。

店内に入ると店員さんの大きな声が響き渡っている。元気ありすぎ。あまり声の大きすぎる店で当たりだった経験がないので、ちょっと不安になった。これ、何故なんでしょうね。騒がしい飲み屋ではあるまいし、静かに食事させてほしいと思う人もいると思うんですが。ホールスタッフもちゃんといるので、少なくともキッチンの人間は大声を出すくらいなら調理に専念してほしいと思う。

席に案内されると灰皿様とこんにちは。正直さらにテンションが下がったが、注文を取りに来たホールのお姉さんがとても印象が良く、喫煙している人もいなかったのでなんとなくテンション復活。いやあ単純ですね。

とまあ、実はそんなことはどうでもよいのですね。とりあえず並を注文した。

ちなみに店の中の壁に掛けてあった営業許可証は「千亀屋」のままであった。


しばらくしてラーメン到着。ビジュアルはほうれん草や海苔、でかいチャーシューなどまさしく「家系」。さっそく一口頂いたが、思った以上にオイリー。最初はこんなものなのかと思い食べ進めていたが、途中からしんどくなってしまった。塩分濃度もやや高めだったのも影響していると思う。

塩分や油は、グルタミン酸以上に強い旨みとなるので、食べ始めは美味しくいただけていても、ある程度以上になると体が受け付けなくなってしまう。しかも年々その域値は狭くなっているようで、若い時は大丈夫でもおっちゃんになるときついですね。若い人は塩分を過剰摂取しても高血圧にはならないが、年をとるとそういうわけにもいかなくなるのと同じ。

そんなわけで珍しく完食できず。塩分や油は味変グッズでどうなるわけでもなく。


いろいろ家系のラーメンを食べて、ますます本場の味を確認したくなった。来月あたりに関東への出張予定があり、ぜひ機会を作って本場の店を訪問してみたい。


山下醤造

昼総合点★★☆☆☆ 2.5



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つけめん 恵那く

つけめん恵那くでカレーつけ麺(880円)。


とても旨いつけ麺屋の恵那くさん。ノーマルのつけ麺、及び辛つけ麺を頂いてきて、とても満足度が高かったのだ。というわけで、今回は未食の「カレーつけ麺」を頂くことにした。


さて、すでに麺についてやつけ汁については評価しているので、カレーにしたらどうだったかという事だけ書き記しておこうと思う。結論から言うとカレー味もとても旨かった。ただし「予想通りの味」で、あのつけ汁にカレーを入れたらこうなるだろうなという予想を超えなかった。とびっきりなスパイシーなものを求めているわけでもないしこれはこれで旨かった。

3種類食べてみて、最も好みだったのは「辛つけ麺」だった。今度は「辛辛」で食べてみようっと。


つけめん 恵那く

昼総合点★★★★ 4.6



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伊佐夫

伊佐夫で「羅臼昆布とホタテのTEN麺」を頂きました。


伊佐夫さんは2010年10月10日より営業を開始された。10が三つ並んでTEN麺と、10に強くこだわられているお店。そんなわけで、今日でめでたく3周年となり、本日のみの記念限定メニューがなんと500円で頂けるとのことでいそいそと出かけてきた。しかし意欲的というか、非常に面白い麺を考えだされることに本当に感服する。


今回は記念メニューなので、記憶だけではなく記録にも残しておこうと思い、ポップな店主に許可を得て写真を撮ってみました。


isao10men2.jpg

まずビジュアルがとても美しい。黄金色に輝くスープは名前通りの羅臼昆布×ホタテで、そこにまぐろ節が乗っている。全く混ぜずにまずスープを一口頂くと、ホタテの主張は意外に強くなく、逆に昆布の良い風味がしっかり出ている。


いりこそばでも感じたが、伊佐夫さんは本当に出汁を取るのが上手いと思う。私はあまり昆布昆布している出汁は好きではないのだが、今回のスープも一味違った。風味を出しすぎると臭みが出るのだが、その辺の出汁の取り方が本当に上手。

麺は平打ちストレート麺。結構好きな麺で、加水率はあまり高くない平打ちにしてはぱきっとした印象だがこれがまた旨い。具は赤ピーマンと焼きネギとつみれ。つみれの素性はよくわからなかったが、逆にまたそれが面白いと思う。


isao10men1.jpg


食べ進めるにつれてまぐろ節の旨みがじわじわ出てきて、昆布を凌駕していく。これが非常に面白かった。塩分は全くきつくなく、ちょうどよい塩梅。表面にはきれいな油が浮いていたが、動物性の油ではない印象であった。


あっという間に完食。これまた凄い麺を食べてしまった。今後の発展にますます期待。この麺のレギュラー化を切に願う次第だが、1周年記念の「鯛そば」及び2周年記念の「いりこそば」はいずれもその後レギュラー化していることから何らかの形でメニューに入るのではないだろうか。っていうか、入れて下さい。笑



伊佐夫

昼総合点★★★★★ 5.0



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大坪屋彦七

大坪屋彦七で三色そば(1260円)。


どうにも蕎麦気分がつよく、今日は北山の大坪屋彦七さんへ。もともと福井で蕎麦屋をされていたのが、京都に移ってこられたようだ。したがって、越前の蕎麦前メニューがいろいろと取り揃えてある。のだが、バイクで飲めないのでこれはまた今後。今回は純粋に蕎麦だけ頂いた。せっかくなので、3種類の蕎麦を楽しめる三色そばを注文した。


・もり(北海道深川市多度志町産の新蕎麦)

まずは蕎麦だけで頂くが、ふんわりと香る新蕎麦の香りが鼻を抜ける。喉越しもとてもよく、つるんと胃の中に消えていく。つゆは辛すぎず甘すぎず、ちょうどよい塩梅。蕎麦の先っぽだけ浸して頂くとちょうどよい塩梅であった。



・生粉打ち(越前 大野・勝山産)

十割ということだが、蕎麦殻まで挽き込んだ結構ワイルドな一枚であった。実は知らなかったのだが、越前そばはそれが特徴のようだ。そんなわけで、蕎麦粉ももちろん越前産。麺も太目であり噛みごたえ抜群で、「蕎麦を食らっている!」感がとても強い。香りは意外とやさしめだったが、つゆはどっぷりつけてちょうどよいくらいであった。


・変わり蕎麦(北海道深川市多度志町産の新蕎麦)

今月は、芥子の入った蕎麦。麺は真っ白な中に芥子の粒が見える、平打ちの麺。芥子の蕎麦は初めて頂いたが、これは好みが分かれそうだ。私の好みからはちょっと外れていたと感じたが、これは好みの問題で蕎麦そのものや打ち方の問題ではない。


そんなわけで3種美味しくいただいた。一枚ずつ、ちょうど良いタイミングで出していただいた。蕎麦湯はさらりとしたタイプで、これまた美味しく頂いた。


特筆すべきはそのボリュームで、一枚一枚が結構量があり、3枚とも頂いたときはけっこう満腹になっていた。メニューにも「量は大盛なみ」と書かれていたが思っていたより多かった。これで1260円は安いと思う。今度は運転を気にしないときに、ぜひお酒と蕎麦前(ともちろん蕎麦)も楽しんでみたい。



大坪屋彦七

昼総合点★★★★ 4.0



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坦々麺 海苑

坦々麺海苑で汁なし坦々麺(580円)。


いつのまにか、汁なし麺がメニューにあるという事を知っての再訪。これほどわくわくする訪問は久しぶりかもしれない。それほどにこちらの牛肉麺と坦々麺は旨い。


13時以降の提供と聞いていたので、西院付近で働いている妹と一緒に13時過ぎに訪問した。店の中に入ると変わらず中国であった。

メニューを見ると、汁なし坦々麺と四川あえ麺が共に並で580円。安っ! いやあどちらも旨そうだな。そう、旨いのは今までの訪問でもう分かっているので、今回は妹と二つともシェアすることを前提に訪問したのだ。そうしないと間違いなく連食してしまう。


さて、どちらも旨そう。汁あり麺の方は牛肉麺が好きだったが、さて汁なしはどうだろうか?

などとぶつくさ考えていたら、なんと妹が先に「すんません、私四川あえ麺を」と先に注文しやがった。笑

しょうがない(わけではないが)ので汁なし坦々麺を注文した。しばらく妹と近況報告などして過ごす。まあ、人生いろいろありますねえ。とどうでもよい感想など。


しばらくして麺到着。残念なことに脊髄反射ですぐにぐちゃぐちゃに混ぜてしまったので、具はよくわからず。もやしと肉味噌とナッツ、ヤーツァイとネギ? 笑 などなど。

ぐっちゃぐちゃに混ぜて一口。旨ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ! 脳天まで突き抜ける旨さ! 麺を啜るとまず脳天に突き抜ける辛さ! 辛さだけではない旨さ! そして、がりりと齧る花椒の痺れ! ときおり訪れるナッツの香ばしさ! 全部ひっくるめて脳天を突きぬけ、黄泉の世界から帰還した私は天使になりました。


しかし旨い。あまりの旨さに私は食べながら天を仰ぎ「あきさみよー!」と京都に帰ってきてから忘れかけていた琉球語を思わず放ってしまった。


旨さのあまり茫然としていた私の前にあった汁なし坦々麺は、気が付くと妹に取り上げられ「四川あえ麺」に変貌を遂げていた。気を取り直して四川あえ麺を頂いたがこちらも旨い! ふと横を見ると、妹は口から火を吐きながら汁なし坦々麺を堪能していた。


正直、どちらも甲乙つけがたい旨さ。また、これは明らかにビールに合うだろう。今度は飲める時間帯に存分に頂きたいと思った。



坦々麺 海苑

昼総合点★★★★ 4.8



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花もも

花ももでざるそば(750円)。


花ももさんでは汁物ばかり頂いてきたので、いちどざるそばをいただこうと思っていたのだ。そんなわけで、ようやく機会ができたので今回の訪問となった。


メニューを見ると「季節の蕎麦 きのこそば 4種のきのこが入った蕎麦 1000円」という季節の蕎麦に思わず魅かれてしまったが、ここはぐっと我慢してざるそばを注文した。

昼時の花ももさんはひっきりなしに客が訪れる状態で、さっと蕎麦を手繰っては店を後にする人もいる一方で、観光客と思われる団体も来られており結構繁盛しておられる様子。店の雰囲気もとても落ち着いており、蕎麦待ちのぼーっとしている時間だけでも至福のひと時である。


しばらくして蕎麦到着。むむむ、う、美しい。蕎麦は見た目で旨さが分かると思う。見た目が美しい蕎麦はまず外れがなく、見た目がコンクリートのような蕎麦はまず当たらない。

さっそく一口頂いたが、蕎麦の香りがふんわりと鼻から抜けていく。新蕎麦の季節になると、いつもラーメンは止めて蕎麦が欲しくなる(が、結局どちらともつかない麺料理博愛主義者なのです笑)。

実はここまでは全くの予想通り。温かい麺も頂いてきたし、冷たい汁蕎麦も頂いているので蕎麦の旨さは十分に知っているつもり。汁に浸かっていない蕎麦は「はじめまして」だが、予想通りの旨さ。さて、果たしてつゆは?


…持ち上げた蕎麦の先っぽだけつゆにつけてまずは頂いたが、旨い! 甘さも辛さもちょうど良い塩梅で、まさに蕎麦のためのつゆ。今度は1/3ほど浸したが、これくらいが蕎麦の香りもつゆの旨みもちょうど良いくらいだと感じた。


蕎麦を食べ終わる頃に蕎麦湯がサーブされる。珍しく早い時間だったためか、やや薄めのさらっとした蕎麦湯であった。しかししっかりとした旨みはあり、つゆに加えると得も言われぬ旨さ。

もう少し遅めの時間であればさらに濃い蕎麦湯が提供されたと思うが、このように時間帯によって濃さが変わる店こそ私は本物だと思う。常に一定の濃さは不自然だし、また時間帯で変わる旨さは、訪問するときの楽しみの一つにもなり得る。

そんなわけで蕎麦湯まで美味しく頂いた。これは旨かった。


次回はもう少し秋が深まってから。もちろんきのこそば一択。


手打ちそば 花もも

昼総合点★★★★ 4.0



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すさかべ庵

すさかべ庵でざるそば(800円)。

もともと仁和寺の前で営業されていた蕎麦屋さん。今回今出川通り沿いに移転して来られていて、ちょっと気にはなっていたのだ。そんなわけで今回初訪問となった。

お店に入ると向かって右手に無垢の大きなテーブルカウンターがあり、左手には壁に向かってカウンター席が用意されている。そして店の奥には見事な茶室がどーんと。これはすごい。数寄屋建築を手掛けているすさかべ工房さんの蕎麦屋という情報は得ていたのだが、思っていた以上の茶室に参りました。

そんなわけで、私は大きなテーブルカウンターに坐った。メニューを見ると、暖かい蕎麦が中心のようだ。初めてなので、メニューの一番上にあるざるそばを注文した。


待っている間に、蕎麦を板状にして揚げたものとお茶がサーブされる。待っている間にお茶をすすりながら揚げ蕎麦をいただく、蕎麦切りを揚げたものをいただくことはあるが、板状のものはあまりなく、これは面白いと思った。


しばらくして蕎麦到着。蕎麦自体は杉の皿に盛ってサーブされた。これもまた他では見ない面白さ。いろんな意味で木をふんだんに使われているわけですね。

まずはいつものように何もつけずにいただくが、香りはあまり強くない。コシの強い麺でのど越しは良好。さっそくつけ汁につけていただいたが、正直つけ汁はいまいちであった。やや鄙びた風味は干し椎茸のような風味も感じるし、あるいはカエシの熟成が弱いのか。やや塩辛さも感じる。これは好き嫌いが分かれるところだと思う。

蕎麦ののど越しからは、メニューにもあるように暖かい蕎麦の方がより美味しくいただけるように打たれている印象。なので、寒い時期にまた暖かい蕎麦をいただきに再訪したいと思った。



すさかべ庵

昼総合点★★★☆☆ 3.0



関連ランキング:そば(蕎麦) | 北野白梅町駅


拳ラーメン

拳ラーメンで醤油系ラーメン(700円)ととりとん魚恋味(850円)。


そんなわけで、再訪。
移転後の初訪問までが長かったのに、再訪まではあっという間なのが自分らしくていいですね。


・醤油系ラーメン

麺は縮れた平打ち麺。スープは奇を衒わない、直球ど真ん中の清湯醤油。塩ラーメンが「口の中が海!」状態になるほどの潮騒の香りが充満していたのに比べて、非常にノーマルな印象。これはこれで旨いが、ややインパクトに欠けるかな。


・とりとん魚恋味

こちらは鶏と豚、魚のものすごい三重奏濃厚スープ。やや中太な麺をどこまでもドロドロのスープが追いかけてくる濃厚さで、非常に旨かった。


「こぶ志」時代にも感じていたのだが、こちらの麺は清湯よりもドロドロに煮込んだスープの方がより本領を発揮されている印象。にもかかわらず、基本メニューは塩と醤油の清湯を変わらず二本柱にされているのは、それなりのポリシーが御有りなのだろうと思う。

個人的にはもう一度塩を試してみたいのと、汁なし担々麺が気になるのでまた近いうちに訪問したい。しかしつけ麺も食べてみたいな…。などと煩悩は尽きることなく。

天神堂

天神堂でやきもち(1個100円)。


将陽からの帰り道、なんとなく甘いものが欲しくなりこちらに寄り、やきもちを購入した。近所なのでよく利用させていただいている。

こちらのやきもちは皮も薄くそのまま食べるとややもっちりしており、餡も甘すぎずすっきりしておりいくらでも食べられる。これで100円は正直安い。このやきもちに絞って商売されているので(実はやきもち以外もあります)薄利多売でこの値段が実現しているのだろうと思う。


これを家まで持ち帰っていただくのだが、やきもちは一つ一つがラップで包まれており、ラップをそのままにレンジでチンするか、あるいはラップを取ってオーブンなどで香ばしく焼くとさらに美味しくいただける。

和菓子はお茶と食べると良いことが多いのだが、こちらのやきもちはなぜか珈琲が欲しくなる。そんなわけで、いつも自分で淹れた珈琲でいただくことが多い。美味しいやきもちですごす、贅沢な時間。ちょっとのんびりして、さあまたがんばろ。


天神堂

昼総合点★★★☆☆ 3.7



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ラーメン将陽

ラーメン将陽でベジポタつけ麺(800円)。


普通のラーメンがとても懐かしい味だった将陽で、最近食わず嫌いが治ったつけ麺を試してみることにした。


今回も女性の店員さんが3人。ためらわずつけ麺を注文した。


そのつけ麺は、麺は全粒粉のストレート太麺。しっかり水切りされており、ビジュアルもとても美しい。これは期待が高まる。まずは何もつけずにいただいてみたが、小麦の香りがしっかり感じられてとても旨い! これもまた塩だけで食べてもいけそうだ。

スープは見た目は全くの「またおま系」で、豚骨魚介のドロドロつけ汁にしか見えない。さっそくどっぷりつけていただいたが、やはり豚と魚介がガツンとくる。野菜はいずこへ? スープのざらつきは豚骨と魚粉だろうか。もっと「ベジタブル感」が前面に押し出されているのかと思っていたので意外だった。たぶん「ベジポタ」と書かれていなかったら普通に豚骨魚介だと感じるだろう。

しかしそれはそれで、つけ汁としての完成度は非常に高い。ベジポタ感がそれほど感じないのは、それだけうまく調和しているということだと感じた。塩気もちょうどよいくらい。


具はつけ汁の中にメンマがたくさんと、麺側にチャーシュー及び味付け玉子が半分と、白ネギ。つけ汁はけっこうたくさん用意されていて、はじめに具を全部入れてみたが温度は下がらなかった。

麺を3口ぐらい残した状態で割りスープをお願いした。ここで希望すれば、一口ご飯を無料でいただけてスープで割る「一口茶漬け」も可能とのことだったが、麺自体結構ボリュームがあったため今回はご飯は頼まず。

割りスープは澄んだ鰹出汁で、この出汁でで割ると濃厚であっさり目のスープに変身。ここに残りの麺を投入し、「〆ラーメン」にして楽しませていただいた。


意外な「正統派ど真ん中」のつけ麺はとても旨かった。あまり表に出てこなかったベジタブルが、豚骨と魚介をうまくまとめてくれたのだろうと思うし、したがって「またお前か」感は実際ほとんど感じなかった。非常に完成度の高いつけ麺であった。


懐かしさあふれるラーメンといい完成度の高いつけ麺といい、非常にポテンシャルの高い「隠れた名店」。今後も重宝させてもらおうと思う。


星3.8→4に変更しました。

まあち

まあちで白醤油らーめん(650円)。



【白醤油】とは。

もともと醤油の原料は、大豆・小麦・塩である。大豆からは濃厚なグルタミン酸の旨みが生まれ(また、黒い色の由来でもある)、小麦は発酵することで甘みのもととなる。なので大豆と小麦の比率で醤油の旨み及び甘みが変化する。

ほとんど大豆から作られているのが。いわゆる「たまり醤油」。中には小麦を全く使用しないものもある。グルタミン酸の旨みがたっぷりではあるが、色はタールのように黒い。

逆に、大豆の割合を極端に減らしたものが白醤油である。ほとんど小麦なので旨みはさほど強くない代わりに小麦由来の甘みがあり、また色も淡い。






ひさしぶりに「まあち」さんへ。なんとなくあっさりしたものが食べたくなったのと、もう一度味の確認をしてきたくなったための訪問となった。前回は半年くらい前に訪れたが、あっさりしていたという以上の感想がなかったのだ。あのころは感想を文章に全く残していなかったので、今回きちんと残しておくことにした。

店内は獣臭なし。カウンター席に座り白醤油ラーメンを注文する。ラーメンはこれ一本のみで、あとはトッピングがいろいろあるだけ。居酒屋的メニューがいくつかあったので、夜は飲んでからラーメンで〆る使い方もできる。


ラーメン自体はすぐに配膳された。スープは琥珀色に澄んでおり見た目は塩ラーメンのよう。

さっそくスープを一口いただいたが、鶏(+おそらく豚も)の清湯スープが優しく旨い。白醤油から想像できる甘みは強く感じなかった。醤油の旨みは確かにあり、見た目が塩ラーメンで味が優しい醤油というのが非常に面白い。塩分もちょうどよいくらい。


麺は多加水のぷりぷりな縮れ細麺。これがこの優しいスープによく合っている。食べながら、このタイプの麺を固めにしてもあまり意味はないと思った(ちなみに固め指定はできません)。


あっさりと完食。ボリュームはあまりないが、麺の増量も可能。総じて非常に面白いラーメンであった。



まあち

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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むら木

むら木で二色そば(1000円)。


おがわさんで蕎麦気分になってしまったので、今日は前から気になっていた「むら木」さんで蕎麦を頂くこととした。

店内に入ると、道路側にテーブルが三つと、奥に何人かが一度に掛けられるカウンター席があった。

「どうぞお好きな席へ」
と奥様に笑顔で言われたが、一人でテーブルを占領するのもなんとなく憚られたのでカウンターに座る。

蕎麦は「十割の細切り」と「九一の粗挽」の2種類準備されているようだ。聞くと、冷たい蕎麦はいずれも選べるとのことで、温かい蕎麦は十割一択とのこと。2種類とも楽しめる「二色そば」というのもあるとのことなので、そちらをお願いすることにした。

一つずつお出ししますので、と、まずは蕎麦を揚げたものと温かい蕎麦茶がサーブされた。ぽりぽり齧ってみたが、本当に揚げただけ。これに塩味が強くつけてあるものを出す店もあるが、私はこちらの店のように揚げただけのものの方が、のちの料理の味の邪魔もしないので好き。これを齧りながらお酒を飲んで蕎麦を待つと幸せだろうなあ…などと思いつつ。バイクなのでもちろん飲めない。涙。


ぽりぽり齧っていると、つゆとネギ、山葵がサーブされた。「足りなくなったら追加してくださいね」と、早くも追加のつゆもスタンバイ。あまりに丁重なサーブに恐縮する。


すぐに1枚目の「十割の細切り蕎麦」が到着した。更科ほど真っ白ではないが、美しい白さがこれまた趣のある皿に映える。まずはそのまま頂いたが香りが口の中に広がり、しっかりコシもあり旨い! 喉越しも素晴らしい。また、水切りも完璧で、ザルではなく陶器の皿に盛ってあるのだが一滴も水滴がない。しかしそばはしっとりと瑞々しい。

次に、カウンターに置いてあった塩を少しだけつけていただく。すると蕎麦の甘みがくっきりと味わえる。もうこれだけで半分くらい食べてしまった。笑

これではつゆの立場がないのでつゆにもくぐらせる。つゆは辛みは抑えられた、甘みがちょっと勝っているタイプのつゆ。半分から1/3くらいをつゆにつけていただくとちょうど良い感じだったが、この十割は塩が最も旨いと感じたので残りは塩で頂いた。

1枚目を食べ終わるとすぐに2枚目の「九一の粗挽田舎そば」が到着した。こちらの食べる速度に合わせて作って頂けていることに感動した。

こちらもまずはそのまま頂く。こちらは食べ応えのあるコシと、また粗挽の違った香りが楽しめる。続いて塩とつゆで頂いたが、こちらはつゆによく合うようだと感じた。もちろんこちらのそばの水切りも完璧。


2枚目を食べ終わる頃に蕎麦湯がサーブされる。こちらの蕎麦湯はドロドロのタイプではなく、やや薄め。何も添加していない間違いない蕎麦湯。濃すぎる蕎麦湯を提供する店の中には、蕎麦湯に蕎麦粉をさらに溶かしこんでいる店もあるが、こちらの蕎麦湯はそう言ったことは間違いなくないだろうと思う。


結局追加として用意されたつゆを使う事はなかった。

初めの揚げ蕎麦から十割~粗挽といただき、最後は蕎麦茶をおかわりして終了。まるで無駄のない蕎麦のコース。これだけ楽しめて1000円はあり得ないくらい安いと思う。総じて非常に旨かった。また機会があれば、お酒を飲みながらゆっくり蕎麦を頂いてみたい。


#産地は北海道の秩父別との記載あり。。秩父別の蕎麦は8月末には出荷されるので、紛う事なき新蕎麦を堪能した。新蕎麦の出荷はどんどん南下するので、時間と共に産地別に楽しむのも一つだと思う。


#きれいに水の切れた蕎麦を見ていると、いつもラーメン屋のつけ麺の水切りは何とかならんもんかと思う。まあ蕎麦屋で考えることではないが。


むら木

昼総合点★★★★ 4.0



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ハム丘ハム太

ハム丘ハム太

主に京都のラーメンを食べた日記です。生まれながらの麺食いなので他の麺類ももちろん食べます。

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