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(主に)京都ラーメン日記 ときどき麺以外

主に京都のラーメンを食べた記録です。麺食いなのでラーメン以外の麺も食べます。時々麺以外も食べます。

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沖縄そばシリーズ其の壱 てんtoてん

てんtoてんで木灰すば(630円)。

ten to ten

#10/21-31 内装工事のため休業され、11/1から再開されるようです。



とっても久しぶりの訪問で、沖縄に住んでいた時以来なのでおそらく約5年ぶりくらいになると思う。那覇空港からタクシーで直行した。「識名園近くのてんtoてん」で運転手さんもすぐ理解された。参考までに約2000円弱でした。


こちらの店の売りは、灰汁から麺を打つ「木灰そば」であるということと、沖縄そばでは珍しく生麺を使用しているという事である。少なくとも5年前はそうであった。おそらく今もそうであろうと思う。

灰汁から麺を打つのは、実は「やんばる」と呼ばれる北部地方では珍しい作り方ではない。ので、やんばる出身の方にとっては「木灰そば」は珍しくもなんともないかもしれない。この店の独特な点は、むしろ「生麺を使用されている」というところにあると思う。これはさすがにやんばるにはない。


以前に「御殿山」のレビューでも書いたが、「沖縄そばの作り方、及び歴史」については中南部と北部地方では事情が異なっている部分があると考えている。

もちろん、森に囲まれた北部地方では、乾燥した上質の樹を手に入れることは用意だろうし、灰から作った灰汁で麺を打つのはむしろ自然であったと考えられる。その点は中南部と異なっていると思う。

が、一番の違いは「連続性」ではないだろうか。北部はきしもと食堂をはじめ、長く伝統的なやり方を踏襲している店があるが、中南部にないのは、かの戦争が深い影響を及ぼしているのだと考えている。激しい地上戦が行われた中南部では、その多くが灰になり、そばの店やその作り方のみならず、たくさんの古酒も失われた。北部地方では激しい地上戦はなく、むしろ中南部からの疎開先であったため、「連続性」は失われず未だに昔のやり方で麺が作られているのだと私は考えている。


ところで沖縄そばの麺作りに関してであるが、実は手打ちの店でも、多くは朝一番に麺を打ったあと、いったん茹でて、その上に油がまぶされる。これで、あの独特のごわごわした食感が生まれる。

なので、実際にそばを提供する時は、茹でて油をまぶした麺を熱湯で温め直すだけである。ここがラーメンやうどんなど他の麺類との大きな違いで、したがって生麺を茹でて提供する店は非常に珍しかった。少なくともこの「てんtoてん」が出るまでは。

したがって、このお店の出現は非常に衝撃ではあったのだ。




前置きが非常に長くなってしまった。そんなわけで久しぶりの訪問となった。

幸いピーク時間を過ぎていたので、入ってすぐのテーブル席を一人で独占。高い天井に、窓から見える庭の美しさ。非常に落ち着く空間づくりである。相変わらずの「てんtoてん」ワールドに安心する。

入店すると、まず水が提供されるのは他の店と同じなのだが、何気なくその水を口にしてとても驚いた。柑桔系の香りと、口にしたときに広がる酸味と甘み、そして独特の芳香。一見よくあるレモン水に思えるが、明らかに違うこのフレーバーはおそらく「レモングラス」だ。これは旨い! 全国の麺屋で、レモングラスの水をさりげなく提供する店はどれくらいあるのか? 実際ほとんどないであろう。この時点で深い感動を禁じえない。


5年前もそうだったっけ? と、年々衰える記憶を蘇らそうと唸ったが、結局思い出すことはできなかった。


レモングラスに感動していると、すぐに麺がサーブされた。さっそくスープを一口頂いたが、豚+カツオの旨みがよく出た美しいスープはとても旨い! 麺は平打ちの縮れ麺で、噛みしめるとモチモチしている。やっぱりこれは生麺ならではだな。油にまぶすのが当たり前だった沖縄で、これは素晴らしい挑戦で、しかも実を伴っている。


肉も沖縄そばでは当たり前のように三枚肉が出てくるが、こちらの肉は三枚肉ではない。おそらくロースではないかと思うが、ほとんど脂身のない赤身の肉。これもまた珍しい。

他の具はかまぼこと紅生姜とネギと、極めて平凡。特にどこに行っても紅生姜が付いてくるのには閉口する。以前住んでいた家の近くにあった首里そばは紅生姜ではなく針のように細かく切った生姜が乗っていたが、こういったような工夫は出来るのではないだろうか。


しかし総じて旨かった。久しぶりの沖縄そばを堪能し、一瞬にして全てが、沖縄に住んでいた時の沖縄モードに戻った。また沖縄に来た際にはぜひ訪れたいと思う。



てんtoてん

昼総合点★★★★ 4.5



関連ランキング:沖縄そば | 安里駅


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ハム丘ハム太

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主に京都のラーメンを食べた日記です。生まれながらの麺食いなので他の麺類ももちろん食べます。

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