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(主に)京都ラーメン日記 ときどき麺以外

主に京都のラーメンを食べた記録です。麺食いなのでラーメン以外の麺も食べます。時々麺以外も食べます。

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篠田屋

篠田屋で中華そば(450円)。


いまどきもう見ることのないレトロ感溢れる扉を開くと、そこには紫煙の煙る「昭和」がまだ残っていた。


まだ自分が子どもだったころ。

京阪電鉄の終点が三条駅で、まだ地上に駅舎があったころ、よく京阪電車に乗って三条まで遊びに来たものだった。映画を観たり、買い物をしたりして、帰り際に篠田屋で食事して帰ることもあった。


映画を観に三条駅に行くときは、多くがスカラ座であった。スカラ座で映画を楽しんだ後は、1階にあった駸々堂書店で書物を漁り、あるいは河原町通りを少し下って丸善に行った。そこで買った本を持って、近くの六曜社(もちろん地下の方)でコーヒーと共に、あるいはその2階にあった「せいほう」で紅茶を楽しみながら読書に耽ったものだった。夕方になると篠田屋に立ち寄って中華そばを食べて帰る。

今思えば幸せな休日であった。携帯電話はおろかポケットベルも持っていなかった時代であり、ゆっくりと自分の時間を使うことができた。その時はそんな休日がなくなるとは夢にも思っていなかった。

上記の施設の中で現在も残っているのは「六曜社」と「篠田屋」だけである。スカラ座もシネコンの波に押されてその役割を終えた。駸々堂書店も突然倒産したし、丸善も無くなった。せいほうは移転されて営業されているらしい。あの頃は、スカラ座や駸々堂書店がなくなるだなんて夢にも思っていなかった。時代の流れは残酷である。

京阪本線が地下に潜った後も、京津線は篠田屋の真ん前を走っていた。東から走ってきた電車は、たしか篠田屋の前あたりで大きく南にカーブし三条駅に入って行った。京津線も地下に潜ったのは1997年のことである。



久しぶりに訪れた篠田屋はまったく昭和のままだった。全面禁煙の店が増えている中、全面喫煙可能の店内では食後の一服を楽しんでおられる方もおられる。テーブルの上にはもれなく灰皿が置かれており、前の方の吸い殻がそのまま残されている。

全面禁煙の流れには全く賛成なのだが、この店は例外的に「あり」な気がする。それすらも雰囲気の一部となっている。「昭和」の時代にはむしろ全面禁煙の店がほとんどなかった。今からみると全く信じられないが、学校の職員室ですらもうもうと紫煙が漂っていた。そんな時代だった。



昔のように中華そばを注文する。やってきた中華そばも昭和のままで、プレーンな鶏ガラスープに、具はチャーシューと青ネギとメンマ。たちまち子どもの頃の懐かしい記憶がよみがえる。


つるっと中華そばを頂いて外へ出た。扉をあける前に、一瞬だけ地上を走る京阪電車の軋む音が聞こえたような気がした。


#今回はいろいろ思うところがあり、評価は控えさせていただきます。点数化するのがなんとなく憚られるのです。


しのだや




関連ランキング:定食・食堂 | 三条駅三条京阪駅京都市役所前駅


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ハム丘ハム太

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主に京都のラーメンを食べた日記です。生まれながらの麺食いなので他の麺類ももちろん食べます。

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