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(主に)京都ラーメン日記 ときどき麺以外

主に京都のラーメンを食べた記録です。麺食いなのでラーメン以外の麺も食べます。時々麺以外も食べます。

八重食堂

いろいろ思うところがあって、沖縄で生活していた時の食事記録を残しておくことにしました。観光で訪れた店ではなく、住んでいて幾度となく訪れた店のみに絞っています。少し前の話になり、今とは少し異なるところもあるかと思いますがご了承くださると幸いです。



八重食堂で三枚肉そば大(600円)。


名護の歓楽街のど真ん中にあるそば屋。結構いかがわしい雰囲気に包まれているところだが、名護は風俗営業が許可されておらず実際には普通の飲み屋街である。京都で例えるのなら四条大宮あたりが雰囲気が近いかと思う。

周りの飲み屋さんなどの店が軒並み閉まっている昼間、こちらは何事もなかったかのように営業されている。


こちらは沖縄に来てほぼすぐに行った店。茹で上げられたそばが具の乗った状態で汁なしの状態で提供され、その後おもむろにやかんに入ったスープが提供される。それを自分好みに並々と注いで頂くスタイル。汁少なめが好きな人とか、汁を多めに楽しみたい人どちらにも優しいシステム。私はどちらかというと後者であった。


初めて訪問した日のことは良く覚えている。空いた椅子に八重おばあがちょこんと座り、その向こうに見える座敷の客は軒並み昼寝を決め込んでいた。中には堂々と高いびきの客もおり。京都ではまず見たことのない風景に「ああここは沖縄なんだ」と強く思ったのを思い出す。

八重おばあ。どうされているのだろうか。いつも客とゆんたく(おしゃべり)されていた。今では思い出せないようなどうでも良い話に花が咲き、お菓子もいろいろ頂いた。タッパに入った黒砂糖を良く頂いたような気がする。その後ろではぐーぐー寝ている熊のような沖縄男性が数名。ゆったり流れる古き良き沖縄の時間が流れていた。


沖縄で働き始めてしばらくして、沖縄出身の同僚が、おいしいそばを食べに行こうと言い出した。麺食いな私はもちろん二つ返事で同意したのだが、連れて行かれたのは八重食堂であった。

「ここねー、美味しい上に面白いわけさー」と同僚は言った。
「わざわざここまで来た甲斐があるよ」
ああ、やかんスープシステムのことなんだろうなと思ったが、京都いけずな私は
「まじで! むっちゃ楽しみやわ」と無邪気に喜んでみせた。

もちろんみんなでそばを注文。しばらくして、スープなしのそばだけまず運ばれてきた。
「さあ、召し上がれ! ここは汁なしで旨いわけさー」と同僚は言った。
ニヤニヤしている彼をとうとう見かねて言ってしまった。
「ごめん知ってんねん。もうすぐしたらやかんでスープが来るんだろ?」
「あきじゃびよー(なんてこったい)!」と彼は叫んだ。

彼は汁が少なめが好きなようで、スープが好きな私はやかんからなみなみとスープを注いで頂いた。

麺はやんばるに多いきしめんのような平打ち麺。具はソーキと三枚肉が選べるが、個人的には良く味のしみた三枚肉がスープにもコクを出して好きだった。

八重おばあ元気かな。また沖縄を訪れた際にはぜひ訪問したい。



八重食堂

昼総合点★★★☆☆ 3.7



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おおしろそば

いろいろ思うところがあって、沖縄で生活していた時の食事記録を残しておくことにしました。観光で訪れた店ではなく、住んでいて幾度となく訪れた店のみに絞っています。少し前の話になり、今とは少し異なるところもあるかと思いますがご了承くださると幸いです。



おおしろそばでそば(500円)。


名護市民がこよなく愛するそば屋、おおしろそば。おそらくほとんどの名護市民はおおしろそばが大好きだが、名護市をいったん離れるとほとんど知名度がないという面白い店である。その原因ははっきりしている。

1.営業時間が昼のみである。

そば屋は早めに閉まるところが多いが、こちらは遅くとも夕方前には営業終了となる。他の店と比べても群を抜く早さである。早く売りきれることもあり(特に土曜日)、訪れる機会はほぼ昼のみである。

2.日曜日休み。

したがって、沖縄県中南部に住むサラリーマンが訪問しようと思ったら、ほぼ土曜日の昼しかない。良く考えたら、名護市民のサラリーマンも多くは土曜の昼しか行けない。

3.取材拒否なので、メディアへの露出がほとんどない。

今ではインターネットがあるが、ネットが普及する以前は存在を知ることすらできなかったはず。取材拒否なので、いわゆる沖縄そばを特集した本や雑誌には載らなかった。なぜ取材拒否なのかはいろんな噂があったが、真相は知らない。


そんなおおしろそばに、私も土曜日の昼間に良く通った。もちろんいつ行ってもいっぱいである。麺は確か普通の麺とやんばる特有の平打ち麺から選べた。スープはあっさりしている。特有すべきは具で、初訪問の時には一番上に乗るレタスに度肝を抜かれた。これが意外とマッチしている。あとはソーキと三枚肉とかまぼこと厚揚げと、結構具だくさん。

またやんばるを訪れた際はぜひ訪れたい。



おおしろそば

昼総合点★★★☆☆ 3.7



関連ランキング:沖縄そば | 名護市


きしもと食堂 八重岳店

いろいろ思うところがあって、沖縄で生活していた時の食事記録を残しておくことにしました。観光で訪れた店ではなく、住んでいて幾度となく訪れた店のみに絞っています。少し前の話になり、今とは少し異なるところもあるかと思いますがご了承くださると幸いです。


きしもと食堂八重岳店できしもとそば大。

八重善に続き「沖縄そば街道」沿いにある店。もともとは本部町渡久地にある本店で沖縄そばを提供されていた(オープンは何と1905年!)のだが、本店の息子さんが出された八重岳店。本店は本店で風情があり好きなのだが、キャパがなく、またアクセスもいまいちなので、ほとんど味の変わらない八重岳店に通い詰めた。

本店との違いはキャパが大きいこと、駐車場が充実していること。加えて、おっぱ乳業のアイスクリームが食べられることである。沖縄のアイスと言えばブルーシールと思われているところがあるが、このおっぱアイスも侮れないほど旨い。どうでもよいが、「おっぱ」は女性の乳房を思わせるが由来は会社近くの「乙羽岳(おっぱだけ)」からである。


こちらのそばは、一言で言うと「北の横綱」か。正統派の沖縄そばとしては、沖縄北部だけではなく沖縄全体を代表するそばと言っても良いと思う。


まず、そば。ここのそばは、昔ながらにやんばるの森に自生するイジュの樹を燃やした灰から灰汁を作るところから始まる。そのアルカリ性の上澄み液でそばを打つのだ。いわばやんばるの自然から生まれた「かん水」である。これがここのそばの独特の風味を生んでいる。

スープはカツオ+豚。絶妙のバランスでこれまた独特の旨さがある。具は三枚肉にしてもかまぼこにしてもあまり特徴はなく、きわめてスタンダード。ここのそばの特徴は、麺とスープを楽しむところだと思う。いわば昔ながらの沖縄そばを頑固に残しておられるのだ。ぜひこのスタイルを貫いてほしいと思う。

食後はおっぱアイスを楽しむ。店舗も併設されておりお持ち帰りも自宅に送ることも可能。


きしもと食堂 八重岳店

夜総合点★★★★ 4.2

昼総合点★★★★ 4.2



関連ランキング:沖縄そば | 本部町


八重善

いろいろ思うところがあって、沖縄で生活していた時の食事記録を残しておくことにしました。観光で訪れた店ではなく、住んでいて幾度となく訪れた店のみに絞っています。少し前の話になり、今とは少し異なるところもあるかと思いますがご了承くださると幸いです。


八重善で八重御膳とか味噌そばとか。

県道84号線の伊豆見街道は、沖縄そばの店が多数あることから「沖縄そば街道」とも呼ばれている。こちらのお店もその沖縄そば街道にある店。

ここも沖縄に住んでいる時には通い詰めた。何を食べても外れはなく、CPもとてもよい。店内も広く、いつもほどほどに空いている。
何も考えていなければ、ゆったりと座敷に座り、オジイ自慢のオリオンビールと八重御膳。天ぷらや刺身を含め6-7品いろいろと付き、プレーンな沖縄そばまで付いて確か850円! 今では値段変わっているかもしれないが驚異のCPである。ちまちまつまみながらビールを飲むと見事に昇天できる。

あるいはがっつりそばを楽しみたいときは、味噌そば。味噌味の沖縄そばはあまり他では見ないのだが、カツオ+豚の出汁に味噌が合わないわけがない。

具も野菜がたくさん乗っており、おまけにばかでかいジューシーな三枚肉も付いてきて、これだけでおなかいっぱいかつ幸せになれた。


そんなわけで、おすすめは八重御膳と味噌そば。これが一番旨い。


八重善

夜総合点★★★★ 4.2

昼総合点★★★★ 4.2



関連ランキング:沖縄そば | 本部町


前田食堂

いろいろ思うところがあって、沖縄で生活していた時の食事記録を残しておくことにしました。観光で訪れた店ではなく、住んでいて幾度となく訪れた店のみに絞っています。少し前の話になり、今とは少し異なるところもあるかと思いますがご了承くださると幸いです。



前田食堂で牛肉そば(650円?)。


前田食堂の凄いところは、本当に何もない大宜味村で、しかもまず行列などしない沖縄の人が行列を作る店であるということ。行列を好まない私も、前田食堂だけは仕方ないなと通い詰めていた。しかもほとんど地元の人。行列が凄くても他に店もなく、帰るのにまた時間もかかるのだ。しかし回転も早いので、店の前の海を眺めていたり、店の裏のやんばるの山を眺めているとあっという間。


沖縄の高速道路を北上し、終点(?)の許田で高速を降りる。名護の七曲を58号線沿いにのんびり走ると名護市街に入るが、それをさらに北上すると、羽地のあたりから民家も少なくなり、左手がすぐ海岸で、右手は山という道路になる。天気が良いと、海を見ながらの気持ちの良いやんばるドライブとなるが、ほんまに何もない道を進むと突然行列のある店が出現する。

まあ、通し営業なので、昼時を外せば行列もさほど多くない。手前にはテーブル席で、奥には座敷がある。あまり一人で行くこともなかったので奥の座敷でのんびりするのが好きだった。ちょっと地面が傾いているけど、それも風情。


こちらの牛肉そばは胡椒効きまくりでとってもスパイシーなので、これまたビールが良く合う。たしか瓶ビールと缶ビールがあった。もちろんオジイ自慢のオリオンビールで、いつも入店すると「ビールもらうよ」と言ってショーケースの中から自分で取り出していた(普通に注文しても持ってきてもらえます)。ビールと共に楽しみたいのしたいので一人では行かないのだ。

ビールで喉を潤していると牛肉そばが到着。大量のもやしと牛肉を胡椒で炒めたものが、そばの上に大量に乗っているので、まずは具だけをビールで流し込む。これがまた旨い。もやしもしゃきしゃきで、牛肉の旨みと胡椒が絶妙に拮抗している。いわゆる「あじくーたー」。

向かいの座敷では、地元の方と思われる家族がわいわいと卓を囲んでいる。もう食べ終えたご主人と思われる男性はうとうとと昼寝を始める。まったりとした大宜味の昼下がり。

具が減ってビールもなくなるとそばを頂く。量もたっぷりあり、毎回見事に昇天した。




この店のことを思い出すたびに、ある友人のことを思い出す。

彼は信仰の関係で豚肉を食べることができず、したがって三枚肉やソーキを使ったそばはご法度であった。そんな彼が通い詰めていたのが前田食堂である。具が牛肉だから、ということなのだと思うが、スープには豚が使われていると思うがそちらは良かったのだろうか。もしくはそこはあえて無視していたのか。スープは良いのか。

そういえば、信仰では豚肉だけではなくお酒も駄目なはずなのに、彼は酒豪であった。いわゆる般若湯というやつなのかもしれないが、ここは沖縄なのでアッラーもスープは見逃してくれたのかもしれないと思った。



京都に帰ってきてからも、突発的に前田食堂の牛肉そばが食べたくなる。以前は智恵光院中立売下るにあった○竹食堂で提供されていた「牛そば」が近い味わいであったが、残念なことに閉店されてしまった。自分でも作れるだろうと思って自宅でも再現を試みたが、単純に見えて再現は難しい。あのもやしのしゃきしゃき感とあのスパーシーさは前田食堂独特なのだと思うのだ。


#なお、「牛肉おかず」は牛の焼肉で、「焼肉おかず」は豚の焼肉です。「もやしチャンプルー」は牛肉そばの具の部分そのもので、さらに+αがあったかもしれませんが忘れました。いずれもご飯とプレーンな小さなそばが付きます。


前田食堂

昼総合点★★★★ 4.5



関連ランキング:沖縄そば | 大宜味村


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ハム丘ハム太

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